「読みたいことを書けばいい。」に良い意味で裏切られました
衝(笑)撃的で、痛快な本だった。
田中泰延(ひろのぶ)さんの
「読みたいことを、書けばいい。」
本をたくさん読むので、
著者の名前を忘れてしまうことも少なくない。
ただ、田中泰延さんは、きっと忘れない。
それだけ、いい意味で変わっていて、インパクトがあった。
(私が知らなかっただけで、有名な方です。🙇🏻♀️)
本書の中で、ご自身の名前についても触れているので、実は「ひろのぶ」と呼ばれたいんじゃないか、とお見受けした。
(違ったらごめんなさい)
ただ、それは私の勝手な推測である。
なによりSNS上に文章を書くときに気を付けているのは「本人を前にしても言えるか」という基準だ。
私は、田中泰延さんを見つけたとしても、きっと「ひろのぶ」とは言えない。だから以下では「ひろのぶさん」と書かせていただく。
まず前提として、本書は、
一般的な「実用書・ビジネス書」から連想されるものと、何かがちょっと違う(が、学びはある)。
ひろのぶさん自身が、本書の中で
ビジネス書が好きでない、と明言していた。
当初、実用書・ビジネス書だという心構えで、
文章術を学ぼうという姿勢で読み始めたら、冒頭の文章で「?」となった。
このあと続くエピソードで、文字通り吹き出してしまった。
(この記事には書きません。)
面白くて、夫に
「これ読んで!面白いから」と見せながら、
夫が読んでいる横で、思い出し笑いしてしまうくらいに、面白かった。
私がツボに入りすぎて、夫が白けるくらい。
事前に、人に面白いと言われてしまうと、構えてしまって、笑えなくなってしまう。
なのに、面白すぎて、ここにも書いてしまった。
(ひろのぶさん、次読む皆さん、ごめんなさい。)
もちろん、見どころは冒頭だけではない。
文章全体を通して、表現が、いちいち面白くて、楽しい。
表現力が豊かだと感じた。
ほんの一例だが、おすすめの書籍として、司馬遼太郎の本挙げるときの一文。
こう言われたら、司馬遼太郎を読んだことがないのは、ものすごく惜しいように思えてくる。(読んでみたくなった)
まさか、この本を読んで、
「特に印象に残った実践したいこと」というより、「たのしい読み物を読んだ後の感想」に近い文章を書きたくなるとは思わなかった。
とりあえず、
この本が「なにか書きたい人」にとって、新しい(斬新な)発見があるだろう、ということ。
万が一そうでなくても、読んでるだけで面白いのでおすすめです。という風に紹介します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!いただいたサポートは、クリエイターとしての活動費に使わせていただきます🙇🏻♀️🌼