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そこに、覚悟はあるか【東京ヴェルディ 2020シーズンプレビュー】
ヴェルディの目指すサッカーを一言で表すと何になるのだろうか。
俗に言う「攻撃的サッカー」に分類されるのだろうか。
はたまた、「ポゼッションサッカー」というものになるのだろうか。
しかし、昨季の戦いを見ながら、筆者は上記のような表記には違和感を覚えていた。
決してヴェルディは常に攻撃的というわけではない。
例えば、少し早くなりつつあるゲームのテンポを落とすため、あるいは味方に適切な立ち位置をと
敵は「自分たち」にあり。改善されつつある攻撃にフォーカスする。
鹿児島戦まで3日に迫った木曜日の朝、ヴェルディサポーターに激震が走る衝撃的な一報が届いた。「この度、渡辺皓太選手が横浜F・マリノスに完全移籍することが決定しましたので、お知らせします」。日本代表の一員としてコパアメリカに参戦し、先日、新キャプテンの就任と結婚を発表し、まさにこれからという時期の移籍に多くのファンは驚き、大いに悲しんだ。そんな中、今節からは「FUSION 50」の50周年記念ユニフォ
もっとみる3試合で8失点。新システム導入後、2試合連続完封。直近5試合の守備局面を振り返る
1) 直近5試合の結果
直近5試合の結果は以下の通りとなっている。
第15節 vs 千葉 1-1 △
第16節 vs 京都 1-4 ●
第17節 vs 鹿児島 1-3 ●
第18節 vs 甲府 2-0 ○
第19節 vs 大宮 0-0 △
7戦負けなしの状況の中、ホームで迎え撃った京都に前半だけで3失点を許し、完敗を喫したあとはリズムを壊し、鹿児島にも大量失点で連敗。たまらず新システム
「進化する戦術の最先端。次の戦術のトレンドはどこだ。」
・補足記事の目的 今節のヴェルディのサッカーは次世代の戦術のトレンドに成り得ると筆者は分析した。そこでそう考える根拠を考察し、マッチレビューとは別の形で「記事化」を試みることにした。
・考察 現代サッカーはインターネットの発展により、急速に発達している。今や、どこにいても海外の試合を見ることができ、戦術についての情報を得ることもできるからだ。そんな中、昨今、「言語化」の重要性が叫ばれている。目の
ブレている方向性。追い込まれたホワイト。もう一度立ち返るべき今季の目標。
・3連戦を1勝1分1敗で終える
開幕5戦をわずか1勝と低調なスタートを切ったヴェルディ。新指揮官、ホワイトへの風当たりも強まる中、真価が問われる春の3連戦に臨んだ。
3連戦の最初は柏レイソルをホームに迎えた1戦。これまで目指してきたサッカーを捨て、柏対策のサッカーを敷き、クリーンシートでの勝利を達成した。明らかに個の質で劣るヴェルディが組織を整備することで収めた勝利は今後のヴェルディの自信に
川井体制2年目で高まる完成度。攻守におけるアグレッシブなサッカー、その本質に迫る。
愛媛のサッカーを「言語化」してみる 東京クラシックでスコア以上の差を見せつけられ、完敗を喫したホワイトヴェルディは次節愛媛FCの本拠地ニンジニアスタジアムに乗り込む。このスタジアムは一昨年こそは勝利したものの2009年以降の通算成績1勝2分け7敗と大きく負け越しており、いわゆる“鬼門”の一つに挙げられるスタジアムである。筆者は次節戦う愛媛FCを分析すべく、開幕戦のvsジェフユナイテッド千葉をDA
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