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【最強のライフハック】非暴力的コミュニケーション(NVC)で仕事と生活のクオリティを爆上げしよう

【最強のライフハック】非暴力的コミュニケーション(NVC)で仕事と生活のクオリティを爆上げしよう

突然ですがみなさんは非暴力的コミュニケーションを知っていますか?

非暴力的コミュニケーションは、英語ではNon-violent communication (NVC)と呼ばれる、心理学者Marshall B. Rosenbergによって開発されたコミュニケーション方法です。

NVCの根本的な思想は、相互理解と尊重を生み出し、平和的で思いやりのある方法で人と人との間の利益の相反を解決することを目

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「万能」になるか「コミュニケーター」になるか −これがプロダクトマネージャーの生きる道−

「万能」になるか「コミュニケーター」になるか −これがプロダクトマネージャーの生きる道−


プロダクトマネジメントについて、色々な本を読み、色々な人の話を聞いて考えたことをまとめてみる。

1. プロダクトマネジメント/プロダクトマネージャーとは何か

まず、ソフトウェア・プロダクトの定義から考えていく。僕は、ソフトウェア・プロダクトの定義を、コアバリュー(≒プロダクトが社会に提供したい本質的な価値)を、テクノロジーの力を用いてエンハンスすることを通じて、顧客にコアバリューを”利便性が

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テイラーからアジャイルへ:算術的生産性と人間的生産性をめぐる考察

テイラーからアジャイルへ:算術的生産性と人間的生産性をめぐる考察

テイラーからアジャイルへ:算術的生産性と人間的生産性

近年、重要なビジネススキルとして称揚されるもののひとつに、「問題/課題発見力」がある。不確実で不確定な市場環境の中で、複雑に絡み合った網の目を解いて問題をじぶんの力で発見する力は、たいへん重要なものとしてもてはやされている。消費社会は成熟を迎えており、もはやわたしたちの解くべき問題は、「生産能力の向上」や「製品の品質向上」といった、20世紀の

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機能ロードマップというアンチパターン

機能ロードマップというアンチパターン

導入こんにちは。コインチェックCTO室に相変わらずご厄介になっています、sotaです。

コインチェックはプロダクトマネジメントにも(当然)力を入れています。PdM組織も立ち上げて、優秀な同僚たちが、一生懸命プロダクトを良きものにしようと頑張ってくれています。私も、技術組織論の観点から、良いプロダクトを作るためにどんなチームづくりをすれば良いのかということを真剣に考えています。

というか、正確に

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なぜWIPのタスクを増やしてはいけないのか

なぜWIPのタスクを増やしてはいけないのか

*LPは下記サイトから拝借しています

導入

WIPタスクの数を制限するというのはアジャイル開発の思考では常道となっているが、なぜそうなのかということを改めて整理する。
WIPタスクの数が増えることのデメリットは大きく2つある。

①生産性が劇的に下がり、結果的にスループットが下がる

WIPタスクが増えるとスイッチングコストと呼ばれる認知負荷の上昇が発生する。これはドメインが違う物事や抽象度を

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認知負荷とエンジニアリング組織論 〜チーム・トポロジーをじっくり読む〜

認知負荷とエンジニアリング組織論 〜チーム・トポロジーをじっくり読む〜

こんにちは、コインチェックCTO室の大村です。

突然ですが、私はコインチェックに転職して一番びっくりしたことは、認知負荷という難解なワードが、極めてカジュアルに利用されていることでした。

言葉のニュアンスは理解できるのですが、「〜〜は認知負荷を高めるのでやめよう」とか「〜〜の認知負荷を軽減しよう」という会話が日常的にに交わされているのは、かなりカルチャーショックでした。

私は監査系の大企業か

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海外のスクールで認定スクラムマスター(CSM)講座を受講&資格取得しました

海外のスクールで認定スクラムマスター(CSM)講座を受講&資格取得しました

こんにちは、コインチェックCTO室の大村です。

去る1/31にUKのスクールの講座を受講し、認定スクラムマスター(CSM)の資格を取得しました。

海外のスクールで認定スクラムマスターの資格を取得した方の体験記はあまり見たことがないので、英語でスクラムマスターの資格を取得することに関心がある方に向けて、参考になる情報を提供したいと思います。

1. 資格取得の経緯コインチェックCTO室では、開発

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スクラムマスター1年生が参考にしているおすすめ書籍3選

スクラムマスター1年生が参考にしているおすすめ書籍3選

こんにちは、コインチェック株式会社の大村です。

最近、空き時間はもっぱらGPT-4のプロンプトをいじって遊んでいます。プロンプトエンジニアリングの論文を3〜4本読みましたが、ブラックボックステストの極北といった感があり、末法の世を楽しんでおります。

さて、おかげさまでスクラムマスター1年生の1学期を謳歌している私ですが、ログも兼ねて自分がこれまで摂取したコンテンツのうち、実践で役に立っていると

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