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東京の平凡な人々

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日本に居た時の話。
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多展開思考のライザップ

この頃良く行くバーの常連が話しを切り出す。
ライザップゴルフ、ライザップイングリッシュって知ってるかい?と。

結果にコミットしてくれるらしいのだ。
じゃあ何か?
三か月でハーフ40。
それは素晴らしい。だが
筋トレはしないようだがカツラも美容も
結果にコミットする訳である。

なぜ海外で流行らないかリサーチしよう

日常

夜中のサンマルクin恵比寿。
いや夜中ではないか。まだ23:00。

チエとミノリが隣にいる。
私達はお肉屋後のカフェタイム。
しばし漫画に熱中し気がつかなかったが、

「チエ、人間力あげよ」

という言葉が突如耳に入る。
興味が湧いた。何?凄い上目線。
右を向く。

言われた方の女はチエ。
古風な名前の割にキャバスケ?受付?
取り敢えずかわいい事は間違いない。
モデルか女優の卵並

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万券パイ乙はさみ揚げ

ポケモンを捕まえに友達とお台場へ。
帰り道の満員電車はモノレールだ。
ぎゅうぎゅうの中、後ろに居る男女の話に興味がわく。

「俺さ、1万あげるからおっぱいの間に挟ませてくれない?」

「えーーーーつ!?いいですよ。」

いつもの通り顔を見る。
ドブスのデブじゃないか?そして男は40後半から50前半の冴えないオッさんだ。
だが、話の内容から言ってフジテレビの社員であろう。

おっぱいに挟むと言われ調

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喘息に酒は良くない

仕事でパーティがあり、参加することとなった。
大きいパーティだ。サイバーの付いている会社がやっているやつだ。

中にはテレビで見たことのある方もチラホラ。すると分かる。

にぎやかしで来たタレント。(来た意味が無いぐらい瞬間で帰る)
普通に業界の人に混じって居るタレントなどもだ。(一人で酒飲んでる。なんで?!)

私の会社はテレビではあるが、少し特殊な商材を扱っている。残念ながらエロ等ではない。ち

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ジェンダーチェンジ

男性と女性の区別を股間以外でつけてみようと思い立ち、スタートしたのは今日の朝。いや、暇なわけではないのだ。決して。決して。決して。

すると難しい。意外と区別が付かないのものだ。

このオバちゃんらしき生物は、パンツ、Tシャツ、胸は、、、ないな。これは男性と位置づけよう。

コチラのおばちゃんらしき生物は、角刈り。そうですね。男性と位置づけよう。

このオッちゃんらしき生物は、ん?胸があるな。女性

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三ちょいメ

ちょうど新宿三丁目の改札を出たところだった。目の前に大学生思しき女子が倒れている。

よく見ると大学生らしき男性や友達が介抱しているのだ。彼女のオフホワイトのワイドボトムは、スス汚れた作業着の様にも見える。

期待してしまう。出るかなー出るかなー。

そして出ました。私の期待に応えて。

酔っ払いなら誰でもやるあの仕草だ。焦点が定まっている事を演出した目と目の間に焦点を合わせた程の目。これは素面サ

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不審者

喘息が悪化し、再度病院へ行く。体調が悪いと何故か五感が優れる。特に嗅覚がだ。

病院の待合室にオネエちゃんが入ってきた。
谷間ガン見えのゆさパイだ。

近づいて見たかったが、彼女のランチが餃子ビールという事に気が付く。く、くせえ。こ、、これは無理だ。なるほど、こういう撃退方法があるんだな。

診療も終わり、流行りのポケモンGoをしながら外へ。目の前には幼女2人。
ポケモンGoをやっている。

明ら

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会議室

私の部門の昔いた事務所は、今空き室となっている。週に1度だけ使用する為、費用をケチって清掃業者を入れていないその部屋は物凄いカビとホコリの温床である。

私は、魚貝のみならず、酷いホコリアレルギーもあり、あまり長時間居るとアレルギー症状が悪化し喘息が出てくる。

言わば、ここは地獄の間だ。

先週、イベントの資料作成のヘルプでそこに2時間居た。1年ぶりで忘れていた。そこが恐ろしい場所であるという事

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真夜中六本木23:49

まだ観ていない人にもオススメ出来ないインディペ、、、、なんちゃらという史上最高にツマラナイ映画を観た。前回から新しい事も特に無く、まぁツマラナイ映画であった。

更に、ツマラナさに輪をかけるかの如く、隣に居るカップルの女(推定23・パジャマ・片側だけ酷い刈り上げ)が何かしらの何かでキメて居らっしゃるようで、定期的に大声で笑う。

英語が分かる人が笑うポイントでは無い。
ドアが開いたりすると、ウヘヘ

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気分転換

私はラスベガスで何度めかのニューイヤーカウントダウンをする直前だった。

そうだ、D&Gで買った最新のコートを着ていこう。ルンルンしながら歩いていると、彼がいきなり私をじっと見る。そして言うのだ
「ずるい!!!自分ばっかり!!」

何言ってるんだ。キミは即決できないって理由でバリーとボッデカにジャケを取り置きしてるだろう?

「着替えてくる!!!」
そして我々はホテルの部屋に戻る。ドアを開け扉に手

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劇中劇

二大嫌いな話と言えば、年5回は聞かされる同僚の従兄弟のオバちゃんが2回離婚したというオチのない話と、他人の夢の話だ。

そんな私は毎朝5:30に起きるのが日課なのだが、今日は寝坊をしてしまったのだ。

夢の中で気がついた。私は夢を見ていると。

私はあるシェアハウスに居た。
友達と飲んで出かけて戻ってきた所に、
ルームメイトのカップルが血相を変えて私に伝える。

「居ない間にポルターガイストがあっ

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醜聞

会社の同僚と飲みに行った。男女数人でだ。そもそも話がシモに行きやすいタチだ。白熱して帰る。

帰る時にベロンベロンになった同僚の石塚がキスをしようとしてきた。
「帰らないでよー。ホテル行こうよー」

いや。無理だ無理だ無理ゲーだ。
後で何を言われるか分かりやしない。

「あたしタクシー乗るから。じゃあ」
と言ったあとにそいつが

「ママー」と言ったのは黙っていてやる。
だけで済む筈だった。

次の

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約束

今でも覚えている。一番古い記憶は乳幼児。ようやく首がすわってきた0歳4ヶ月頃だ。私を父が喜んでタカイタカイとほうりなげる。落下してきた時に脇の下に父の親指が当たる。父は武術家だった為、これが非常にゴツゴツしており、痛くて不快だった。

その頃の私。残念ながらまだ言葉を覚えていなかった。そりゃあそうだ。生まれたてだ。その為、痛いですよ!と父に伝えることができなかったものだ。そう。つまり何が言いた

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代官山の夜も耽る

知人に誘われBBQに行く事になった。
メンバーは知らない人ばかりだ。
元々そういうのは、あまり気にならない方ではあるが。

幹事の男性が 「調整さん」
というサービスで出欠を確認する。

好きな名前を入れてください とある。
私はふざけるのが大好きだ。

眼光斬炎丸

と厨二病らしい名前をつけ、出欠にぽちっと。
しつこいようだが、メンバーは知らない人ばかり。

勝手にふざけている私を知る由もない。

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