マガジンのカバー画像

皮膚の威力

15
皮膚、皮膚感覚の奥深さについて、一般的には知られていない皮膚の威力について
運営しているクリエイター

#バリア機能

皮膚ダメージの回復が遅れる時間がある

皮膚ダメージの回復が遅れる時間がある

私たちの身体には日内変動と呼ばれるリズムがあります。
サーカディアンリズムと言われることもあります。
このリズムがきちんと作動していれば、朝は気持ちよく目覚め、夜になると次第に眠くなります。このリズムを調整しているのは、脳の中でも最も古い時代にできた脳幹です。
この部分が24時間周期のリズムの源になっています。

ただ、この装置も外からの光の刺激で調整されています。夜遅くまで蛍光灯が煌々と輝く部屋

もっとみる
皮膚のバリア機能

皮膚のバリア機能

今回も傳田光洋氏の記事をご紹介します。

■さまざま環境に敏感に反応する皮膚
乾燥した環境に肌をさらすと、バリア機能のある角層が厚く なって環境に適応しようとします。例えば、40%から 70%という通常の湿度にあった皮膚を、 10%以下の低い湿度にさらした場合、バリア機能はほとんど変化しません。でも、90%以上 の高湿度の環境にしばらく置いた皮膚を低湿度の環境に移すとバリア機能は壊れます。環境 の

もっとみる