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実録・ブロッコリー嫌いをどう克服したか?

あなたには、嫌いな食べ物はありますか?

僕は昔からブロッコリーが嫌いでした。とにかくブロッコリーを食べることを拒否し続けた人生。なぜ人類はブロッコリーなんて食べるのか?不思議でなりませんでしたが・・・

なんと40歳を境に、克服できたのです!

いったい、なぜ克服できたのでしょうか?

そこには、思考の整理視点で深イイ話があったのです。(個人の主観による)

※ご注意※
この投稿は食品アレルギーや健康に関しての投稿ではありません(笑)

1.ブロッコリーは食事ではない!?


あ、もちろんブロッコリーはサラダやハンバーグの時の添え物としてなど、食事に出てくるものですよ。

でもね、ブロッコリー嫌いにとっては、食事として考えたくもないわけです。

そうは言っても、いい歳した人間が外のお店に食べに行っても一人だけブロッコリーを残すのは、どこか罪悪感と恥じらいを感じるものです。

こんな心理状況のまま、老人に突入していくのは本当にいいことだろうか?40歳の時にふと思いました。

40歳の時の状況といえば・・・

お酒を飲んだら翌日は体が重く、昔はペースを考えずに働きづめだったのにそれができず、周りではちょくちょく健診で引っかかる人も増えてきて、健康に対する感度がめちゃくちゃ高まっていました。

今まで受けたことがなかった胃や大腸への内視鏡検査や、睡眠時間を増やすこと、お酒のペースを落とすこと、歩く量を増やすこと、腹八分目にとどめること他、病気予防の手をたくさん打ち始めた頃です。

そんな中、ブロッコリーが健康にとって半端なく良いと聞きつけたのです!

「健康には気をつけたい、でもブロッコリーが嫌いだ」「体に良いことをしたい、でもやっぱりブロッコリーが嫌いだ」・・・

頭の中で起きたジレンマのラリーは止まりませんでしたが、ある時、ひらめいたのです!

行き詰まった時は、別方向から物事をとらえ思考の整理をすること。

僕が大切にしている思考習慣を発動させました。その瞬間、頭の中にひらめいたのです。

「そうだ、ブロッコリーを”食事”と思わなければいいんだ!」と。

では、どう考えたかというと・・・

2.価値を転換すれば壁を越えられる


× ブロッコリー = 食事の一環
   ↓
〇 ブロッコリー = サプリメント

食事の一環ではなく、ブロッコリーは健康に良い”サプリメント”であると捉えなおしました。これで、嫌いなものが自分にとって欲しいものに転換できたのです。

健康の感度が高まった時期だからこそ、余計に効果がありました。これを思いついた瞬間、自分は天才かと思いましたよ~(笑)

ひらめきから8年経った今、家族のブロッコリーを奪って食べるほどに。もちろん体調もすこぶる良い!

つまり、行き詰まったら別の角度から光を当て直し、価値を転換すれば壁を乗り越えられる。そんな思考の整理習慣が活きた瞬間でした。

心理学では、これまでと異なる価値でとらえなおすことを「リフレーム」といいます。

リフレームには様々な切り口がありますが、こんな事例はいかがでしょう?

嫌いな相手がいて、見ているだけでイラっとする。そんなときにリフレームすることで少しでもポジティブに解釈することが可能です。

たとえば、「あいつの仕事はいつも手抜きだ!」ではなく「あの人の仕事はいつも効率が良いね」と変換します。光をどこに当てるかで価値が変わりますよね。

たとえば、食器販売会社でコップの販促部に所属する人が、用途を考える場面があったとしましょう。

「コップといっても差別化できないよね。飲み物を飲む道具だし」ではなく、「コップを使って観葉植物の鉢植えとして売り出したらどう?」「カップラーメンを食べる容器専用で売り出してみたら?」などと、飲むための道具からリフレームすることで、価値を転換させることが可能になりますよね。

こうして、ブロッコリーに限らずリフレームの視点を持っておけば、思考は整理され、別の活路を見出すキッカケができるということなんです。

3.僕が感動したリフレームの事例


最後に僕が最も感動した事例を聴いてください。

イギリス ロンドンでのお話です。

ある時期、タバコのポイ捨てがなくならずに困っていたそうです。街の衛生環境を保つためには、このポイ捨て問題を早急に片付けなければなりません。

そこで、「どうすればポイ捨てをやめさせることをできるのだろうか?」と行政は頭を悩ませていたようですが・・・

「行き詰まったら、別方向に捉えなおす(リフレーム)」という思考の整理によってGOODアイデアが誕生したのです。

それは、行政側からの視点で「どう、ポイ捨てをやめさせるか?」ではなく、ポイ捨てする人の視点に切り替え「どうしたら、吸殻を灰皿に入れたくなるのか?」にリフレームしました。

結果、出てきたアイデアが感動ものです。

灰皿を外からも見えるようにクリアボックスにし、左右に吸殻を入れる口を2つ設けました。

そして、ある質問メッセージを書いた看板を取り付けたのです。

たとえば、「世界で最も優れたサッカープレイヤーは?」とするのです。左の捨て口にはメッシを、右の捨て口にはロナウドと表記すると、みながこぞって灰皿に吸殻を入れ出すではないですか!

サッカー好きの国民性もあって、興味をひいたこともあるでしょう。

しかし、大切なポイントは、リフレームにあります。灰皿を”投票箱”という価値に変え、吸殻という価値がないものを”投票券”という価値に変えたというわけです。

灰皿 ⇒ 投票箱、吸殻 ⇒ 投票券

これにより、大幅なコストをかけずに、あっという間にポイ捨てがなくなったそうです。詳しくは以下のサイトより写真もご覧ください。

というわけで、ブロッコリー嫌いの克服の話から大きく展開された投稿でしたが、今日の教訓はこれです!
 ↓

行き詰まった時は、別の角度から光を当て直す「思考習慣」を持つこと

というわけで、おしまい。

さて、今回の内容は
いかがだったでしょうか?

少しでもお役に立てば幸いです。

それでは、また会いましょう!

著者・思考の整理家® 鈴木 進介

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