濱松哲朗

1988年東京都生まれ。茨城県出身。短歌・評論・随筆・小説など。「塔」所属。「京都ジャンクション」「穀物」同人。H2O企画「Tri」メンバー。個人サークル「遠足前夜」。立命館大学短歌会OB。推しは松野一松。

6のつく日に書く日記(20)

2019.07.07.

なーにが七夕だ、こちとら締め切り前のド修羅場じゃい、という気持ちで一日中PCの前に齧り付きっぱなし。集中が途切れたら息抜きにゲームするかゲーム実況動画を観るか、という完全なるインドアオタクの休日。

目の前の原稿以外のことがどうでもよくなるので、家の中はどんどん散らかり、汚れていく。ただ、こういう時にしぶしぶ皿洗いしてそのまま自炊すると、何となくすっきりできるのを経験的に

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御殿山みなみさんに送った自選50首(2019.06.15)

御殿山みなみ(ひざみろ)さんの自選50首評キャンペーン(?)に乗っかってお送りした自選50首を公開します。上記の日付は、ひと月間違えているのではなくて、ひざみろくんに送るために私が自選した日を示しています。

・御殿山みなみさんによる50首評はこちら↓

紫陽花を今年は何処で見るのだらう単色刷の街に暮らして

夕焼けに続きの言葉見つからず君はひとつの衝立である

あの夏の夢でわたしは君だつた歩道橋

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6のつく日に書く日記(19)

2019.06.27.

職場で何故かおすそ分けがあったらしく、めずらしくスイカを口にする。キュウリが大嫌いな私は、付随してその他のウリ科のものたちもさほど得意ではないので、夏になっても自発的にスイカを買うことはない。スイカよりもスイカバーの方が良いや(消費社会の申し子みたいなセリフ)。

まあでも、たまに食べると美味しく感じるもんだな。この何というか、青臭い感じが「夏」なんだろうな、なんて思う。

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6のつく日に書く日記(18)

2019.06.17.

忘れてしまわないうちに「N」誌の再校を戻す。

続々と「塔着」ツイートが流れてくる中、我が火宅への配送(なんじゃそりゃ)は今月は少し遅め。まあしかし、悪い子なので詠草用原稿用紙は余っている(もしかして: 欠詠)。

2019.06.18.

朝、月詠を投函。投函、というか、職場のあるビルの一階にある郵便局へ出勤前に寄って出してきた。おかげで「近くにポストが無くて、郵便局も

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6のつく日に書く日記(17)

2019.06.07.

「N」誌の初校が届く。8月発売の雑誌でもう初校が出るのか、早いな、と思ったが、んなこたあないさ、これくらいが普通だと思われないこの業界の慣習が一番良くないのだよ、と脳内でツッコミが入る。いやごもっとも。書く側もまとめる側も、突貫工事で突っ込むような体育会系的ビジネスモデルをいい加減やめた方が良い。

帰宅してぼんやりTwitterを眺めていると、トレンドに「あなたのサーク

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「塔」2019年5月号(月詠)

躓いたはづみに何故か手のひらで謝つてゐるあなたはだあれ

偏頭痛起これるゆふべ樹系図のごときものわが脳【なづき】をめぐる

十分でできるレシピを日替はりで楽しんでゐる昼の弁当

スプーンの先でカップを鳴らす時われに鎖のごときほほゑみ

この部屋でいつでも秋を待つてゐる金木犀のお香を焚いて

足元の黄色い線を眺めつついつまでもながめつつ、帰らう

(p.114)