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エッセイ

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記事一覧

無。あるいは有。未来は。

無職である。

字の通り「職」が「無い」と言うことである。

共に大厄災を乗り切った支那そば屋は首を切られた。
理由はネットに書かれた態度の悪い店員とは貴様のことだ、これ以上貴様を働かせるわけにはいかん。
との事だった。

4月一杯まで入っていたシフトは急に途絶え、5月からずっと無職である。

えー、うそー。クビー?令和だよ〜。マジで〜。

しかしこうなったら仕方ない。改めて生きる術を考えなければ

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あの子僕がゴメンと謝ったらどんな顔するだろう。

あの子僕がゴメンと謝ったらどんな顔するだろう。

荒波タテオさんの持っている「やきまる」という焼肉用グリルが欲しいと思って、2分悩んで購入した。

コレがあれば君を誘えるじゃないかってタテオさんにマスオチョップ西園さんにバベコンブ川副さんを家に誘った。焼肉をやって酒を呑みたい。と。

各々生活がある中で集まれるのも容易ではないが全員ネオニート。まあまあ無理すれば集まれる。

そうして集まって焼肉をやった。
何となく僕の家なので僕が肉を焼いていたの

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お弁当と春、そして思案。

それはとても素敵なお弁当屋さんであった。

花も随分と散り、青々と葉を揺らした桜は強い風に煽られ残りの花をヒラヒラと散らす季節は春になった。
それでも遊歩道を歩くと流れる水の音と木々の隙間から溢れる光に歩く人も僕も空を見上げこれから来るであろう夏に想いを馳せた。

せせらぎを抜けた先には茶沢通りがあって、その先にまたせせらぎが続いていた。

つい先日とても気に入っていた店が閉店してしまった。
店の

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あの娘僕がフレッドペリー着てたらどんな顔するだろう。

あの娘僕がフレッドペリー着てたらどんな顔するだろう。

3.14に誕生日を迎え無事何事も無く、それはそれは何事も無く35歳になった。

35。恐ろしい。気持ちも考え方も何もかもティーンネイジャーのままである。

ああ、あの時こうだったなぁって思って思い返すことも既に10年以上前のことがザラである。

10代の頃にパンクが好きになって、そこからモッズなんかも好きになって音楽より先にファッションに目が行った。

ジャムやフーを聴く前にモッズコートやモッズス

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矢田、俺はお前と話した15分後に美しくなったよって話。

2022年1月25日。

この日は毎月行っているスナックサークルラウンジクラブというライブだった。

俺、シティホテル3号室、そしてニコからネムレナイワニに改名し、このライブを期に「ギぎギ」というコンビ名に改名した3組と共に行っているライブである。

各コンビ新ネタを含むネタを3本ずつ行うライブで、ゲストを含めると計10本のネタ。そしてオープニングとエンディングは長めにトークといったライブである。

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やっちまった話。

よく失敗をする。大きいものはあまりないと思う。
しかし34を超え、未だに日の目を浴びてないということはもうそれが人生においてとても大きな失敗なのかもしれない、と思う。

細々とした失敗は気にしぃの自分にはとてもストレスのかかるもので、数日引きずることもある。

バイトのシフトを勘違いして穴を開けただったり、カセットプレーヤーを修理しようとしたら電源さえつかなくなるほどに壊してしまったりだとか。

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初夢の話。

初夢の話。

2022年になった。

2021年、恐らくお笑いで俺は1円も稼げなかった。情けない。

コンビを組みたい、と今切実に思っている。
かと言って当てもない。このまま一年が過ぎるのか。それは避けたい。

初夢を見た。よく見る夢だった。

トーキョーデカダンカルテットというユニットを昔組んでコントライブをやった。そのメンツで僕らはなぜか学祭にいた。
どっかの高校のだろうか。

この夢はよく見る。
そして起

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惰性と怠惰と駄文と

コロナにかかった。

21日に発熱し、大事をとってPCRを受けると陰性であった。
しかしどうも体調が優れないではないか。

後日、もう一度PCRを受けると陽性であった。
調べるとPCRも20%は外れると言う。

そこからは重症化はしなかったが何を食っても苦い。自然と食欲は無くなる。
恐らくインフルエンザのような症状が10日間続いた。
湿気も相待ってベタベタするベッドは気持ち悪く、身体に鞭を打って風

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人生で一番不思議だったこと

犬を飼っていた。

小学生高学年ごろ、あれは五年生か六年生かそこいらだったと思う。
僕は愛犬の「ドラ」を散歩に連れて歩いていた。

そのドラももう随分前に死んでしまった。もっと優しくしてやれば良かった。

いつも通る道は元々線路だったと聞いた。
そういえば道の端には電車用の信号が朽ちてあった。
僕が生まれた年か、生まれる一年前に駅は無くなったという。

僕は散歩が嫌いだ。適当に歩いて散歩を終わらそ

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偶然が重なって初めておとぎ話のライブを観に行った話。

偶然が重なって初めておとぎ話のライブを観に行った話。

2021年5月2日。

僕はネタ合わせで吉祥寺にいた。

いつものようにマクドナルドで新ネタについて話し、
近くあるオーディションに持っていくネタについて話した。

16時を回った頃店を出て相方と別れ、その足でリサイクルショップに向かった。
時間があればリサイクルショップでTシャツをディグるのが趣味なのだ。

モードオフ。
使える金もそんなに無い僕はとにかく安く良いTシャツが落ちてないかと躍起にな

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純東京。

4月。

ようやく新コンビも組めて歩き出せるだろうか。
歩き出したことをこうして発信できるだろうか。

前コンビを解散してから長かったような短かったような。

とりあえず中野くんという相方が出来てこれからコンスタントにしっかりと動き出せたら、なんて思うんだけど
コロナの終息はまだまだ見えなくってライブも限られている。

昨日、3月31日に事務所ライブに出て配信で「コンビ組みましたよ」って報告。

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31日目。

午前起床。晴れ。

トイレに篭るときは最近読書をするようにしている。
と言ってもわずか五分ほどだけど。しないよりは良い。

『一発屋芸人列伝』 山田ルイ53世:著、読了。
ガッツ&ゴーの大地君から借りた。
先日解散したとのツイートを見た。おそらくもう会うことはないだろうから返すに返せない。

最後の、やはり自身のことを書いているところが一番面白かった。読み応えがあった。
ぼかぁ頭が悪いから「沢山文

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30日目。

午前起床。30日目。おいおい。1ヶ月ですか。
このネオニート獄中記も書いて30日を迎える。
何も生産性の無い日々、惰性。許さなくて良いから咎めないでおくれ。

家を出て郵便局。そしてそのまま百均に行ってパンを買う。
最近よくスティックパンを買う。プレーンなものとチョコチップが入ったもの。無限に食える。それとマミー。

家にいると昔一緒にバンドをやっていた友人の尾野村君から連絡。

「つけ麺を持って

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29日目。

午後起床。
昨日、少し働いただけで疲れている。しょうもない。

外は曇り。暑くてたまらない。一気に夏になったような気候だ。

パソコンを使って住居確保給付金について調べる。
家賃を滞納しているのだ。
この日記を付け始めてからと言うもの、全くの無職になって収入がない。

そうして調べるも意味がわからなかった。
近くにやった人がいれば、と切に思う。

バイトをする。短い時間働く。

バイト後、高橋とラ

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