takuro yamashita

『nariwai / tatazumaiizumai director & b…

takuro yamashita

『nariwai / tatazumaiizumai director & buyer』 お店の詳細はこちらをご覧ください! https://linktr.ee/nariwai_japan

最近の記事

夏のお供に -BATONER for nariwai exclusive-

上質なリネンをあえて甘く編み立てし強く洗いを掛けて制作した ウォッシュドリネン100%の天竺。 この素材の魅力に気がついたのは遡ること5-6年前だろうか。(いや、もっと前かも、、) 当時も今もだけれど、この素材に関してはレディースでしか採用されていなかった。 そして、定番のように夏に現れて毎年のようにリピートして買っていく女性のお客様がいらっしゃったのを覚えている。 口を揃えて言う。 『この生地丈夫だし、めっちゃ涼しいの』 と だから追加するように何枚も買う。

    • 静かに寄り添う。

      良い洋服の条件は何かと聞かれた時 様々な要素があると理解した上で、具体的にあげるとしたら 『静かに寄り添う服』は良い洋服だなと思う。 それが語り口が多い服でも、物静かな服でも結果的には 生活の中で慣れていき、当たり前になった時に初めて真価が問われる気がしています。 今回ご案内するスラックスを制作するブランドは その部分では秀でたブランドではないかと思います。 目立つ事や、わかりやすい事ではなく、ただリアリティと 満足感の両立を図る。 そんなバランス感覚を感じてなりませ

      • 寡黙な鞄は何を語る。

        私自身の考え方として『直感』はとても大切な感性だと感じている。 提案するものが『好き』であるか否かは、この『直感』が大切なポイントになってくる。 単純なようだけど、この部分を大切にしながら常に意識することは とても難しいし神経を使う。 考えてもダメだし、考えすぎなくてもダメ。 ある意味でのフラットな状態を意図的にどう生み出すか。 みたいなことが重要だと勝手に思っていたりする。 伝わるかわからないけれど、ラジオを常に聞き流していて 聞いているのだけど聞いてないくらい

        • さて、連休が間近ですね

          桜も見頃が終わり、新緑の季節が到来。 正直なところ私は、まだまだ寒暖差でやられています。 ただ街中を見るとTeeシャツ一枚でいる方ちらほら。 正直、正気かと思いながら見ていますが、、夜は流石に何か着ますよね? どう考えても羽織ものとシャツのオンタイムである今。 仙台のnariwaiも山形のtatazumaiizumaiも入荷も佳境で完全に見頃です。 毎年ながらですが、GWは県外からのご来店が多くなるタイミング。 このタイミングに合わせて初めてご来店してくださるお

        夏のお供に -BATONER for nariwai exclusive-

          満たされる感覚がある服2

          さて、前回の続き。 前回の分を読んでない方は、ひとまずお読みになってからで、、、 冒頭部分は省略して、早速。 様々な着こなしが楽しめるシャツというのはこういうことなのかもしれない。 『合わせやすい』や『着やすい』という服には 感情の起伏が起こりづらい。 これはメリットでもありデメリットでもあると思っています。 本来の着こなしの楽しさは『ある程度のハードル』があるべきだと思うのです。(というか、そういう部分を楽しんでいたはずなんです、最初は) もちろん着こなしは人そ

          満たされる感覚がある服2

          満たされる感覚がある服

          『着やすさ』や『プロセス』 服選ぶ基準や考えに様々な選択肢があり そしてそれらを取り囲む環境も知識も ある意味で極端な大差がなくなってきた感覚が自分にはある。 特にここ数年は、私自身も『満たされる』感覚に飢えている。 いや、違う。 それらが『当たり前』のようになり、ありがたみを感じれていない。 どちらかと言えば、そんな感じだ。 どこかで感動に鈍くなっているというか、慣れてしまった。 それほどに良いものに触れることができていること自体は嬉しい悲鳴だが なんだかモヤモ

          満たされる感覚がある服

          本物とは何か

          正直な所、説明することが難しい。 結論から言えばそうなる。 自分が提案するもの、そして事。 これらに嘘がないようにと注意を払っているつもりだ。 それは今までもそうだし、これからも変わらない。 それはモノや事だけではなく、人もだ。 信用できる人と一緒に違う景色を見たいと常に思っている。 疑い深く見ているわけではなく、単純にそこに曇るような景色が無いようにと思っている。 ただもちろん、それは互いにだと思う。 それを踏まえて、言いたい。 これこそ、本物だと。 正

          本物とは何か

          とろっと、ゆるっと、さらっと

          暖かな日差しを浴びると、どことなく開放的な気持ちになってくる。 その気持ちと同じように着る服も開放的になってくる。 心地よい春風を纏うように、ゆるっとしたスタイリングがしたくなる。 少し早いような気もするのだけど、どう考えたって快適だと思うから これは提案せずにはいられない。 とろりと溶けるような滑らかさと、さらさらとした着心地 そして、ゆるっとしたバランス感。 これは一回袖を通したら抜け出せる自信がない。 最高にリラックスで、ラグジュアリーなセットピースをご紹介

          とろっと、ゆるっと、さらっと

          来たね、春。

          ここ数日。 山形でも暖かい日が続いてる。 私: 、、、来たよね?春でいいんだよね? 私: もう雪とかさ、降らないよね? 私: タイヤ交換しちゃうよ?いいね?? 神: たぶん、春だから大丈夫 私:よし! てな具合に春が来たような気がします(適当) 暖かくなったのはいいのですが、そうなると ぼーっとしたくなって、仕事が滞る気がします。 常に自分に喝を入れながら、店頭で黙々と作業をしていますが 少し気を抜くと窓をぼーっと見ています。 春ですね。(※小春日和につき

          来たね、春。

          ベージュの和紙ニットが着たくてさ

          やさしい人でありたいと思う。 なんに関してもなのだけど、そういうふうに年々思うようになった 多分、年を重ねることで年々人相が悪くなってる(怪しくなっておる) のが九割型の原因。 元々、あまり愛嬌のある顔ではない私が、加齢と共になんか髭もあるし 地黒で黒めだしで客観的に写真で見ていても あまり一緒に居たいタイプの人ではないなと強く思うから なんとなく、色合いくらいは優しそうな方がいいのかなと思って 春は『ベージュ系』がある意味でのキーカラーだった。 先日のこのジャケット

          ベージュの和紙ニットが着たくてさ

          スタンダードを考える。

          nariwai、そしてtatazumaiizumaiの買い付けを行なっていく中で 少しだけ気が付いたことがある。 自分の中での『スタンダード』の定義が少しだけ世の中とずれているかもしれない。 めちゃくちゃ今更な気がするけど、、、 そもそも、誰もが良いとするものが『スタンダード』というものなのかもしれないが、そんなものは存在しないと思うので その言葉自体に疑問を持っているが、そんなことを言ったら書く意味も なくなってしまうので心の中にそっと留めておく(noteは基本的に心

          スタンダードを考える。

          狭間の正解

          三月も、もう数日で終わり。 山形は一昨日、3月末にしてまさかの大吹雪で積もる積もる、、、 スタットレスタイヤを変えようかなー なんて思っていたけれど、危なかった。 みなさん大丈夫だったでしょうか。 気まぐれすぎる春が爆発していて、もはや笑っています。 さて、もうすぐ4月。 新生活のスタートをきる方々は準備に忙しい時期ですかね 新たな門出の方々は不安と期待で一杯のことでしょう。 多分、不安と期待が50:50だと思うので、せっかくだからポジティブに 良いことが起こると思

          Garden of Eden / Ex silver jewelry pins

          コートやジャケットなど自分の着こなしの中では変わらない立ち位置のポジションがある。 クラシックな物だからこそ、揺るがないし時代が回って、また気分になることも多々ある。 ただ、同じような着方では退屈になってしまうという欠点もあるので その時の気分で味付けを変えるように着方を変えたりして楽しんでいる。 きっと皆さんも同じような気持ちだと思うけれど、その味付けも 加齢とともに『やりすぎ』は良くないからと良い塩梅を探っていったりしないだろうか。 ちょっとデコりたいけど、これ以

          Garden of Eden / Ex silver jewelry pins

          ソックスのススメ

          こちらのソックスは 仙台のnariwai と 山形のtatazumaiizumaiにて展開しております。 是非、店頭にてご覧いただければ幸いです。 それでは! nariwai / tatazumaiizumai director & buyer 山下 拓郎 _____________ nariwai 〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町2-6-23 ビブレスタオフィスビル2F 022-796-2240 Instagram _______________

          ソックスのススメ

          『BLACKBIRD』と共にする日常

          3月15日。 私の大好きな『銀杏BOYZ』のアコースティックライブに参戦。 度重なるチケット先行に落ちまくり、いけないと落胆していたら 友人がチケットを譲ってくれるとのことで奇跡の参加。 これは現実なのだろうか?とふわふわな気持ちの中でライブ会場へ向かった。 会場は山形の昭和セッション。 古くから山形の音楽シーンを支える伝説的ライブハウスと言っても過言では無い。 高鳴る胸と同時に落ち着け俺と冷静になれと諭しながら会場入り。 始まるまでの独特な空気感と流れるBGM

          『BLACKBIRD』と共にする日常

          自分らしさのあるシャツを着たい。

          リアルクローズについて考える。 現実的な、日常的な服を指しているのだけど そうなるとシンプルであることが正義のように感じる。 この点に関しては私もそう思う反面で、でもそれだけではないとも感じる。 自身のクローゼットの中を見てみれば決してシンプルな洋服だけではないからだ。 そこ(クローゼット)には自身の個性が映る。 そして気がついたことがある。 それはシャツの個性の豊かさだ。 ジャケットやコートは比較的『はみ出さない』程度に真面目な色や形が多い(じゃないのもある、当

          自分らしさのあるシャツを着たい。