アンチパターンからはじめる猫DX

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アンチパターンからはじめる猫DX

中小企業に勤める文系事務員のDX物語です! アマゾンアソシエイトに参加しています 本が好きなので本の話も書きます。 ※会社バレ防止のためフィクションが含まれます

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ITコンサルのアドバイスを無視したら格安DXできた話

ヒラ事務員、DXリーダーになる吾輩は、とある中小企業で働く猫である。 社長に任命されてDXリーダーを拝命した。 正直、意味が分からない。 IT部門がやればいいのに! しかし、IT部門の人は社内インフラ整備で手一杯らしい。 ググって簡単なVBA(Excelで動くプログラミング言語)くらいは書けるが 吾輩は、ヒラの文系一般事務員である。 DXセミナーはフェス とはいえ、社長も鬼ではないので とある有名企業のITコンサルをつけてくれたし 有料のDXセミナーもいくつか受けさせて

    • 考察『虐殺器官』・仕事を全うするなら良心を捨てろ

      グロテスクなシーンから始まったはずなのに 万華鏡の螺旋階段を降りるように ファンタジックな地獄に誘う文章 冒頭から一気に物語に引き込まれる小説 本書は近未来SF小説 主人公はアメリカ軍に所属し 主に暗殺を行う この物語の中で起きる戦争の様を きちんと世界観を理解するには 近代史が当たり前に頭に入っている人でないと厳しいし、加えて文学や映画の文脈を分かってないと話についていけない (ちなみに吾輩はついていけなかったので 分からないところは分からないまま読み進めました)

      • 考察『嫌われる勇気』・課題の分離と境界線を引くこと

        『嫌われる勇気』は言わずと知れたベストセラーで大体どの本屋でも売っている しかし、これが非常に難しい 2回ぐらい読んだが意味がわからなかった 要約サイトや要約動画を見たけれど やはり腑に落ちなかった。 アドラー嫌い…とすら思った。 課題の分離とは境界線のこと最近の人権教育の様子を見てると 「境界線」(バウンダリー)が盛んな様子である。 未成年者のグルーミングを含む 性的虐待を防ぐための教育であるのではないかと推測する。 身体的境界線 まず、自分の体は自分のものである

        • 書評『0秒思考』・言語化は最強のセルフカウンセリング

          頭が良くなる必要はない、が頭が良くなる、頭のいい人は〇〇〜 天才になる△△〜、と そんなタイトルの本が沢山ある が、まぁみんなが皆 頭が良くなりたいと願ってる訳では無いと思う そもそも頭がいいとは何を指すのだろうか 思考の回転力が早いとかだろうか。 IQをいちいち測る人は聞いたことがない。 IQを測るのはなんらか問題を抱えていて 病院に行った時だろうか 自分はギフテッドだなと認識するところからなのだろうか ゼロ秒思考、 色んな人がオススメしている本。 内容はサクサク読め

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          書評『選択的シングルの時代』・リレーションシップアナーキー

          結婚と幸せX(旧Twitter)をやってると 特に追いかけてもないのに 恋活と婚活の話が流れてくる 婚活における論争を眺めては 婚活難易度高すぎたろ… そんなに頑張らなきゃならんのか と遠巻きな感想を抱いてる 吾輩、個人としては 結婚はいいものだと思ってるけど それはそれは苦難と死闘の結婚生活を送ってる人もたくさん見ているので 結婚はいいものだ とは他人には言えない 身近な人の離婚大戦争、あるいは当事者として経験がある人ならば およそ結婚がいいものだとは言えないと思う

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          書評『博士が解いた人間関係のトリセツ』・カサンドラへの救い

          カサンドラ症候群とは正式な病名ではないが ASDのパートナーやその周囲の人が コミニケーション不全により いわゆる適応障害状態になることです え、なったことありまます?シンドイです 吾輩のとある先輩は 毎日上司にガミガミと怒られて すぃましぇんと力無き声を発していて それはもうどっからどう見ても パワハラされてるようにしか見えなかった ある日、上司から説明されたのは 「この人(先輩)が、人の気持ちがわかるようになることはありません」だった 先輩は、確かに話は通じないし

          書評『博士が解いた人間関係のトリセツ』・カサンドラへの救い

          感想『キリエのうた』・人間も神も侮辱してる話

          先に感想を申し上げると よくない映画だった なので、絶賛されてる方は この先を読まないほうがいい ネタバレを含みます

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          感想『キリエのうた』・人間も神も侮辱してる話

          考察『さみしい夜にはペンを持て』・イジメに抗う方法

          この本の主人公はいじめられてる 大人は助けてくれないと思っている 主人公は中学生 イジメは小、中、高といつだってあるけど その中で中学でのイジメられてる立ち位置からこの本はスタートする イジメに抗う方法とても残念なお知らせだが 今の教育の仕組みで イジメゼロなどということは無理だ イジメは起きる もちろんイジメた方が悪い 悪いのだけれど、 お前が悪いのだ!と断じて イジメが止むくらいなら誰も苦労してない どうしたらいいのか きっと日本中の、世界中の多くの人が どうした

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          考察『さみしい夜にはペンを持て』・イジメに抗う方法

          考察『推し、燃ゆ』・家族に見捨てられる子

          帯には、TikTok世代の キャッチャーインザライだと銘打ってあった ちなみに吾輩はキャッチャーインザライ読んだことはない 推し文化 強く勧められて読んだけど 吾輩は推し文化に馴染みがなく 推しとはいったいなんなんだろうという 解釈からはじめて ほんの少しの共感も得られなかった が、 こちらのnoteが推しへの愛をわかりやすく書いてあるので参考にどうぞ 神格化という侮蔑 人を侮蔑してはならない それはそうだ あいつはダメなやつだ見下していいんだ なんてアイドルに感

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          考察『華氏451度』・思考を捨てるな

          ビジネスで生き残るために必要なのは 「スルースキル」 吾輩をエグエグ泣いていても そんなもんは流せと周囲によく言われては そもそも、流せてたら泣いてなくない? と考えていた スルーするのと思考を止めるのは違う 簡単な例として、こちらに非がないのに お前のせいだと言わんばかりの人に遭遇したら、もはやスルーしたほうが楽かもしれない でもそれは、思考を止めるのとは違う そのことで傷ついたのなら その傷ついたことは受容する なかったことにはしない 無理に悲しみを止めることもしな

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          書評『図太くなれる禅思考』•自分の心をプロジェクトマネジメントする

          禅は仏教の一宗派で 本書は禅の僧侶の方が書いた 禅の教えをビジネス寄りに噛み砕いて説明した内容となっている 図太い人になるには問われるのは鈍感力と感謝力 世の中には余計なお世話、お節介をしてくる人がいる 残念ながらその遭遇から逃れることは かなり難しいと思う ターゲットにされてしまったら もうこれはどう逃げるかに力を注がねばならぬ しかし、吾輩の周りの人は 深く考えなくとも うまーく上手に逃げてる人もいて 一体どうゆうことだろうと観察してみた そもそも鈍感な人は 余

          書評『図太くなれる禅思考』•自分の心をプロジェクトマネジメントする

          書評『「知らんがな」の心のつくり方 あいまいさを身に付けるレッスン』・囚われることを許す

          「知らんがな」と「知らんけど」「知らんけど」は最強の魔法 語尾に 「知らんけど」とつけとくといい と、若かりし頃に先輩から教わった それは一体どうゆうことだろう よく分からなかったけど 部長はよく「たぶん」と語尾につけてたので 言い切らないというのは保身の術なのかもしれない、と当時思った おかげさまで 資料を見返さないと分からない時は 「たぶん」とか「知らんけど」とか 言うようになった気がする 「知らんがな」の受け流し 知らんがなとは流石に職場で言うことはない 何か

          書評『「知らんがな」の心のつくり方 あいまいさを身に付けるレッスン』・囚われることを許す

          書評『機嫌のデザイン』•他人に期待しない生き方

          自分の機嫌は自分で取れ 不機嫌は撒き散らすな よく聞く言葉だ 吾輩はそれがうまく出来ない 残念な大人である 機嫌のデザイン著者はプロダクトデザイナーの方で デザイナーらしい独特の感性を感じられる 『やわらかく、考える。』に似ていて いわゆるサラリーマンの気質とは少し違うので 広く汎用的に使えるビジネス書とは また違う味わいのある本だ 他人に期待しない かなり独特で面白かった考えが 不機嫌とはどこからくるのだろうか 何かへの期待ではないのか 例えば、買い物をした時

          書評『機嫌のデザイン』•他人に期待しない生き方

          書評『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方 』•余計なお世話からどう逃げるのか

          境界線(バウンダリー)とは何かバウンダリーとの言葉をご存知だろうか 近年日本に浸透しつつある言葉である ありがたい親切、余計なお世話、過保護 古今東西、お節介な人はいなくならない お節介が悪いわけでもなく ありがたい親切だっていっぱいあるだろう 例えば、靴紐が解けてる時、カバンが空いてる時、服を裏返しに着ちゃった時 教えてくれる人はありがたい では、自分が他人からの行為を 「親切」と感じる時と「余計なお世話」と感じる時の差は一体なんなんだろうか 余計なお世話は言い

          書評『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方 』•余計なお世話からどう逃げるのか

          書評『一番伝わる説明の順番』•セルフカウンセリングにも使えるビジネス手法

          一番伝わる説明の順番 説明の仕方には色々と方法がある おそらく一番有名なのは 結論から話す だと思われる だがしかし、その手法がいつもいつでも上手く行くとは限らない そうさ、世の中なんて十人十色 セオリー通りに説明して誰もが納得するのならプレゼンで困ってる民はとっくに少なくなってるはずだ 前提を揃える 『一番伝わる説明の順番』は まず前提を揃えるということを主張としている 前提を揃えるとは 言葉の定義など前提知識の認識合わせをすること 世の中には単語に複数の意味が

          書評『一番伝わる説明の順番』•セルフカウンセリングにも使えるビジネス手法

          僕は勉強が出来ない・コードレビューと安全な議論

          子供の頃『僕は勉強ができない』とのタイトルに惹かれて読んだ小説がある 内容は特に勉強に関することではなく 日常の出来事や恋愛であったけれど このタイトルにひどく共感した 吾輩は勉強ができないし 学歴が低い 幸いにも日本のエンジニア市場は 学歴が関係のない実力市場なので おかげさまで学歴の年収に相関関係がない 吾輩が本を好きであることが どうもバカにされることがあり そのことが引っかかって仕方がない 吾輩は大きな括りで言うところの 社会学の本が好きだ。面白い。 でもそれ

          僕は勉強が出来ない・コードレビューと安全な議論