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老朽原発うごかすな!6・23美浜現地闘争に決起!
#わいわい通信 7月号に載せた原稿です。 6月23日、美浜原発3号機がいよいよ再稼働される。この日は老朽原発うごかすな!実行委員会が急遽、企画した美浜現地闘争に…
「レイシズムとは何か」を読んで
「わいわい通信」2022年1月号の記事です。
「レイシズムとは何か」(梁英聖 2020年11月 ちくま新書)を読んだ。「日本には差別とたたかう社会規範がないのだ」(p12)という、著者の厳しい指摘の下、レイシズムとは何か?日本でなぜレイシズム、ヘイトスピーチ、ヘイトクライムがはびこっているのか?ということが、余すとこなく書かれた本である。
まず「反差別」とは何だろう?
①反差別とは被害者の権利を
「日本の食と農が危ない!」集会
戦争あかん!ロックアクションが主催する「日本の食と農が危ない!」集会が11月7日、PLP会館の大会議室で行われたので参加してきた。ロックアクション共同代表の山下けいき茨木市会議員の主催者あいさつの後、山田正彦さんの講演「種子法廃止と種苗法改定で私たちの食料と食の安全はどうなるのか」が始まった。
種子法は私たちが安全なものを持続的に食べられるよう、コメ、麦、大豆の伝統的な在来種は国が管理し、守っ
二酸化炭素で「温暖化」しているわけではない
8月に書いた「産業革命前より気温が3.5℃上がってはアカンのか?」において、「人為的に放出されたCO2が温暖化の原因でもないので『対策』もしようがない」と最後に書いた。今回はこのへんのお話…
「人為的なCO2放出による地球温暖化」を言いだしたデービット・キーリングは、「長期的な偏向を取り除いた」短期的なCO2濃度変動と世界平均気温偏差を比較したグラフを作成した。そのグラフについて、熱物理学者の
産業革命前より気温が3.5℃上がってはアカンのか?
斎藤幸平氏のベストセラー「人新世の「資本論」」(集英社新書2020年9月)では第一章において、「気候変動」の危機がこれでもかと述べられている。斎藤氏は2018年にノーベル経済学賞を受賞したウィリアム・ノードハウスを批判し、「ところが、彼の提唱した二酸化炭素削減率では、地球の平均気温は、2100年までになんと3.5℃も上がってしまう。これは、実質的にはなにも気候変動対策をしないことが、経済学にとっ
もっとみる老朽原発うごかすな!6・23美浜現地闘争に決起!
#わいわい通信 7月号に載せた原稿です。
6月23日、美浜原発3号機がいよいよ再稼働される。この日は老朽原発うごかすな!実行委員会が急遽、企画した美浜現地闘争に参加した。新大阪駅に朝7時45分集合、JR西日本バスに乗って出発だ!まず車中では、現地のトイレ事情が悪いことが伝えられ、その後で車内は自己紹介タイムとなった。「原発いらない福島の女たち」の黒田節子さんも大阪から同行されており、10年経って
トンネルは掘ってみないと分からない⁉
#わいわい通信 に載せた原稿…本原稿は関西でリニア中央新幹線に反対している人から #大深度法 についてなんか書いて欲しいと言われたので、作成したものである。
なお、紙ベースの記事には「TMB」とあるが、これは「TBM(トンネル・ボーリング・マシーン」のことであって、誤記である。
2020年10月、東京都調布市東つつじが丘2丁目の住宅地において道路が陥没した。東京外かく環状道路建設工事において、
メタネーションなんかやめてまえ!
ある左翼の方がSNSでこんな投稿をしてきた。(その方はいろんな情報に自分の見解をつけて活発に「拡散」しておられる、ある意味尊敬されるべき人なので、私はその人を個人的に批判、非難するつもりはない。)
「二酸化炭素(CO2)と水素を結合させてメタンガスを合成する技術は、1995年に日立造船と東北大学が世界で初めて開発しました。今、大阪ガスはコストを90%カットできる技術を実用化し、メタンガス販売を
差別・抑圧・戦争オリンピック粉砕!
noteをどう使うか…おお、そうじゃ!寄稿しているミニコミ「わいわい通信」(なんじゃそりゃ?知る人ぞ知る?関西関係者だけに手渡しされるミニコミ紙である?)の記事を公表しちゃえ!
森喜朗オリンピック組織委員会会長が「女性がたくさん入っている理事会は、理事会の会議は時間がかかります。女性っていうのは競争意識が強い。誰か1人が手をあげていうと、自分もいわなきゃいけないと思うんでしょうね。それでみんな
MMTが成立するのは、共産主義社会が準備されたから
「薔薇マークキャンペーン」やアメリカ民主党左派のサンダースやウォーレン、オカシオコルテスらが主張する「反緊縮」を支える理論としてMMT(現代貨幣理論)が話題になっている。通貨発行権のある政府にデフォルトリスクは無く、政府が通貨をつくれる以上、政府支出に予算制約は無い。インフレが悪化しすぎないようにすることだけが制約である…というもので、通貨は政府が税として徴収することで成り立つ「租税貨幣論」や「
もっとみる松尾理論の問題点(その4)…未来社会はどうする
「経済理論」らしき記事を昨年のブログ記事からひっぱってくる企画…松尾匡氏らの「そろそろ左派は<経済>を語ろう」を好意的に紹介した後、問題点を指摘したもので、最終回です。(記事はブログ記事を若干手直ししています)
「そろそろ左派は…」本批判の最後。そろそろこの本とのおつきあいも一段落させたい。彼の未来社会への変革は、漸進的なものであると考えているようだ。
だから、どっかでカタストロフが起こっ
松尾理論の問題点(その3)…資本Gにお金はまわさない
「経済理論」らしき記事を昨年のブログ記事からひっぱってくる企画…松尾匡氏らの「そろそろ左派は<経済>を語ろう」を好意的に紹介した後、問題点を指摘したもので、4回続く3回目です。(記事はブログ記事を若干手直ししています)
松尾匡「ケインズ」理論への批判…ただしここらへんは、松尾氏が言っていることに対する批判ではなく、言っていないから問題だということ。
「そろそろ左派は…」本において、北田氏が述
松尾理論の問題点(その2)マルクスは過不足を問題視していない?
「経済理論」らしき記事を昨年のブログ記事からひっぱってくる企画…松尾匡氏らの「そろそろ左派は<経済>を語ろう」を好意的に紹介した後、問題点を指摘したもので、4回続く2回目です。(記事はブログ記事を若干手直ししています)
松尾匡「ケインズ」理論への批判…「そろそろ左派は…」本の最後のほうで松尾氏はマルクスを持ち出してこう述べている。
マルクスは「再生産表式」とかで、生産物を「生産手段」と「消
松尾理論の問題点(その1)…ヒトラーは防げない
「経済理論」らしき記事を昨年のブログ記事からひっぱってくる企画…松尾匡氏らの「そろそろ左派は<経済>を語ろう」を好意的に紹介した後、問題点を指摘したもので、4回続きます。(記事はブログ記事を若干手直ししています)
薔薇マークキャンペーンや「そろそろ左派は…」の理論は、あくまでも資本主義社会を維持した上でよりよい社会を構築しようとする「息継ぎ政策」である。だからマルクスやレーニンをちゃんと学んだ