Poolside_Essentialsのコピー-3

天久鷹央の推理カルテII

書名:天久鷹央の推理カルテII―ファントムの病棟―
著者:知念実希人
出版社:新潮社
発行日:2015年3月1日
読了日:2019年5月15日
ページ数:299ページ

<感想>

推理カルテ2作目❗️
やっぱり面白い〜。
最近ビジネス本ばっかりだから
余計面白く感じました。

超人的な知識・記憶力を持つ
頭脳明晰、博覧強記の主人公の天久鷹央。今回は3編。
とくに、最後の”天使の舞い降りる夜”
なんか切なくもあり、鷹央の実は
すごくセンシティブな一面が見えて
普段とのギャップに支えてあげたい!って思った。
涙無しでは読めない…。

スタットコール(stat call)とは?

物語の本筋とは関係ないですが
こうしたワードが出てきましたので調べました。

statとは、急を要するという意味

『病院内で起こる緊急事態を知らせるもので、
直ちに手の空いてる医師や看護師が集まる。
緊急招集を行う総称の様ですね。SOSです!』

山Pやガッキーが主演していた
”コードブルー”も同義語のようです。
医療機関によってスタットコールだったり
コードブルー、ドクターハート、99番など呼び名は色々ある様です。

ちなみに
私の職場でも911会議や110会議という呼び名があるのですが
それに近い形で緊急案件発生!って感じですね。
(この会議の原因を作ってしまうと結構大変です…><)

<目次> ネタバレ無

・プロローグ

・甘い毒

コーラに毒が入った?
でも、コーラを調べても何もでない。
なぜ?足立区で発生している清涼飲料水に
農薬が混入される事件と関係あるのか?!

・吸血鬼症候群

夜な夜な吸血鬼が出た!
輸血パックが盗まれ、端が破られ
中身がなくなった状態で見つかる。
一体誰が?吸血鬼か?

・天使の舞い降りる夜

小児科病棟に天使がいた!
相談を受けるも、全く乗り気にならない鷹央。
天使が出たなんて知ったら飛びつくはずなのに。
そこに隠された涙無しでは語れないエピソード。
めっちゃ切ない><。

・エピローグ

↓1作目を読んだ時の書評

↓知念先生のデビュー作読んだ時の書評

<メディカル用語>

・インスリノーマ
・異食症
・直接クームス試験
・AIHA
・自己免疫性溶血性貧血
・キレート療法
・ヘモクロマトーシス
・カテーテルアブレーション
・WPW症候群
・マイコプラズマ肺炎
・急性腹症
・急性虫垂炎
・急性リンパ性白血病
・スタットコール


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