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『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』見た直後の雑記(1月28日)

先週の金曜日に見た『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』の見て1時間後の雑記。


ユナイテッド・シネマ浦和でウェス・アンダーソン監督最新作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』、超濃密で至福、極上のウェス・アンダーソン映画だった!

フランスで発行しているアメリカの雑誌「フレンチディスパッチ」の最終号の模様を映画化した作品で、大まかにオーウェン・ウィルソンがメインの自転車旅行をプロローグに、ベニチオ・デル・トロがメインの刑務所の芸術家、ティモシー・シャラメがメインの過激な学生運動、ジェフリー・ライトとマチュー・アマルリックがメインの警察グルメ、ラストのエピローグのプロローグ+3編+エピローグからなる。

まあ、とにかくウェス・アンダーソン映画特有の徹底的詰め込みをさらに詰め込みまくり、時には連続モンタージュ、ストップモーション、静止画・絵画で見せるウェス・アンダーソン活動絵巻。当然、ロケーションでの撮影もあるが、大半はバラエティ番組のコントのようなセット(ディスに非ず)っぽく、どこか舞台的なシーンも数多い。

ベニチオ・デル・トロ、エイドリアン・ブロディ、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、ティモシー・シャラメ、レア・セドゥ、オーウェン・ウィルソン、マチュー・アマルリック、そしてビル・マーレイとメインキャラでけでも多く、その上、エドワード・ノートン、ウィレム・デフォー、クリストフ・ヴァルツ、ジェイソン・シュワルツマン、エリザベス・モス、ボブ・バラバン、セシル・ド・フランスなどなど脇役も豪華&多数いて、これを60年代〜70年代のレトレなカラーとモノクロで彩り(モノクロで彩る、というのも変だが)、美術、ファッション、そしてこれまたどこかレトロな音楽まで完璧。

全体的にレトロでアナログでオシャレな美術・音楽を散りばめた風変わりなオムニバスドラマを展開するが、そんな中で意外にもアクションや銃撃戦もあり、単にオシャレ映画とは言わせない気品に満ち溢れている。

ウェス・アンダーソン監督の作品が好きな方なら絶対必見。ついでに加えればミシェル・ゴンドリーやジャン・ピエール・ジュネ、スパイク・ジョーンズの映画が好きな方ならハマれる可能性が高い。
しかしながら、のっけから情報量が多いので、できればパンフレットを見て映画の各キャラクターを予習してからの方がいいかも。


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以上、初見雑記。
同作品を2回目の鑑賞したら、また書く予定。

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