記事一覧
2022年 年間ベストアルバム 30
パンデミックは落ち着きを見せ始めたと思えばロシアによるウクライナ侵攻が始まった2022年。
それ以外でも国内外含め嫌なニュースが目立った。
フィクションであってくれと思うことも多く疲弊した人も多くいただろうと思います。
自分も疲弊していたが、ポップミュージック、映画、そして今年はワールドカップなど多くのポップカルチャーに救われた年でもある。
こういう時にポップカルチャーが好きで良かったと思う。
何
The 1975がバンドであることを感じた90分間
最高。震えた。痺れた。完璧。
どの言葉もThe 1975を体験した後の自分の感情を表しているが完璧に当てはまる言葉ではない。
なんだか不思議な感情。
以前ここにも書いたが、
The 1975の2年以上ぶりのライブ再開の場。
The 1975初のSUMMER SONICのヘッドライナー。
The 1975の今までリリースしてきたアルバム4枚目までのMusic For Cars期と来たるNew E
2度好きになったThe 1975がヘッドライナーになるまで
The 1975がSUMMER SONIC (以下、サマソニ)のヘッドライナーとしてカムバックする。
自分にとって初来日公演を見たアーティストがフェスでヘッドライナーをやることは初めての出来事。
2020年にSUPER SONICでヘッドライナーとしてラインナップされた時点でまだライブを見たわけでもないのに初来日公演とか、見てきたライブのことなどを思い出して既に感動していた。
2020年は延期、
アウェイ〈屋外フェス〉に挑む宇多田ヒカルを見た
宇多田ヒカルがコーチェラに出演すると知ったのは4月16日の起床後。
起き抜けに見るには衝撃的なニュースであり一気に目が覚めた。
そして宇多田の人間活動期間後(2016年~)の活動がここに繋がった感動と、今後の活動の想像、妄想が一気に膨らんだ。
宇多田ヒカルはレコーディングアーティストだと思う。
デビュー前の小さい頃からずっと居続けたスタジオ。
宇多田にとっては家よりホームであり続けたスタジオ。
きっかけを作り続けたアジカンの25周年
自分にとってアジカンは「きっかけ」のアーティストである。
自分が音楽好きになったきっかけは、今回のライブでゴッチが「俺たちを世界に連れてってくれた曲」と言って始まった『遥か彼方』が流れたアニメのNARUTOのオープニングだ。
初めてプロのバンドのライブに行ったのもアジカン。
その時の映像の切れ端は自分の頭にアーカイブされ時折思いだしてはその時の空気を思い出す。
初めてのフェスもアジカン主催のNAN
『スティルウォーター』 レビュー
『スティルウォーター』が良い作品だったのでレビュー的なものを書いてみた。
以下があらすじ。
マット・デイモンが主演、アカデミー賞受賞作「スポットライト 世紀のスクープ」のトム・マッカーシー監督がメガホンをとったサスペンススリラー。
逮捕された娘の無実を証明するため、異国の地で真犯人を捜す父親の姿を描いた。
留学先の仏マルセイユで殺人罪で捕まった娘アリソンの無実を証明すべく、米オクラホマ州スティル
2021年 年間ベスト映画15
今年は映画についても年間ベストを。
国内外の作品から15本選びました。
選びましたが、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、『ウエスト・サイド・ストーリー』など超大作映画の日本での公開延期、『ザ・フレンチ・ディスパッチ』『ハウスオブグッチ』など海外では2021年公開の作品が日本では最初から2022年公開となっていて、本来なら2021年の年間ベストに入ってきそうな作品が日本では公開されていない
2021年 年間ベストアルバム 25
この時期がやってきた。
もう年末だなーはやいなーとも思うけど、去年の年間ベストアルバムを選んだのがすごく前のようにも思う。
コロナ禍で完全に違う世界線に来たと思っているけど、今年夏の日本の最悪なムードの時期に更に別の世界線に来た感があって、違う世界線に来るたびにそれより前のことはすっっっごく前のような気がしてしまう。
そんなすごく前の世界のような2010年代後半は日本以外の国々、主に欧米ではヒッ
自分が見た2021年のフジロック
2021年のフジロックに8月20日(金)~8月22日(日)の3日間現地で参加しました。
既に多くの方がいろんな形で書いていますが自分も自身の記録として残しておこうと思い書いています。あくまでも自分の個人の感想になります。
ずっと批判の対象になっていたが五輪が閉幕し、フジロックに批判の対象が移り、自分を含めフジロック好きの人たちの思っていた以上に批判されまくったことには少し驚いています。悲しいこと
BTSのButterに大げさなメッセージがないわけがない。
リリースされてからこれを書いている6月7日現在まで一番聞いている曲がBTSの『Butter』。
熱心なファンとかではないが、良いものは良いのだ。個人的に『Dynamite』より好きで、更に楽曲面、リリック面の両者において発見が多く何度も聞いてしまう。
何度も聞いていて思う。『Butter』は自分が思う理想のポップミュージックだと。
自分の思う理想のポップミュージックとは、ただただキャッチーで
サカナクションのライブの凄さは徹底した予定調和にある?
サカナクションのライブにはワンマン、フェス含め何度も足を運んで何となく思っていたがサカナクションは予定調和と違和感を作ることを意図的に行っていると思う。
ゴールデンウィークにサカナクションは去年に引き続き緊急事態宣言中で外出自粛している人も多いということで映像作品として販売しているライブ映像を無料で配信していた。今回は去年視聴者の度肝を抜いたオンラインライブ『SAKANAQUARIUM 光ONL
millennium Paradeが描く世界と向かう先
アルバムを聞いた後の圧倒的なカタルシスと残る虚無感。
まるでクリストファー・ノーランの映画を見た後の「とんでもなく情報量が多く凄いものを見た!けど何を見せられていたのだろう?」と思うあの感じに似ている。
自分がどうしてカタルシスと虚無感を感じたか、そしてmillennium Paradeが何を目指しているのか、書き記したい。
millennium Paradeの1stアルバム『THE MIL
力強い風も優しい風も吹かす 時代を担う若きカリスマ 藤井風 のステージを体験して
コロナ禍になんとか開催されたVIVA LA ROCK2021(以下、ビバラ)の3日目。
ULTRA STAGEの最後の出番の藤井風を見た。自分にとって藤井風のライブを会場で見るのは初めて。 この日最大の注目度で隣のGREATステージのライブ終了後すぐにだいぶ埋まっていた。
結論から言うと、藤井風のスター性をまざまざと見せつけられた45分+αだった。+αと書いたのは本番前のサウンドチェックの
背押された大きな荷物は置いてこうぜ
2021年2月3日。Suchmosが活動休止を発表した。
公式のメッセージには
「俺たちSuchmosは、修行の時期を迎えるため、バンド活動を一時休止します。」
とあり、あくまでも”一時休止”であり、また戻ってくる前提の一時的な休止を強調した。
Suchmosの仲良いアーティスト達のメッセージを見ている限り、休止期間は長いもののように思える。
僕も正直そう思っている。
Suchmosは