「光る君へ」第13回 「進むべき道」 その2 道長をめぐる女性たちの生き方
はじめに
とうとうまひろと道長は道を違えてしまいました。最初から先のない恋でしたが、運命に引き裂かれたという以上に、彼らの想いの深さとそれによる躊躇が招いたすれ違いが決定打となったように思われます。
時は流れ、4年が経ち、二人は関わり合うこともなく、それぞれに生きています。父の思惑の結果とはいえ異例の出世をした道長は、まひろとの約束を守るべく政の世界へ身を投じています。勿論、不慣れな初心者ゆえに気概はあっても空回りをしている感は否めませんが、その言動は前回、道長自身が明言し