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【英文法の小径】への誘い
英文法の小径―そこは
英文法という言葉を掲げてはいるけれど
英文法の復権を唱えるのでもなく
英文法の理論を紹介するのでもなく
普段何気なく使っているかもしれない英語という言語を
英文法という視点から眺めてみてはいかがですか
という、ささやかな提案を行う場。
いつも歩いている通りから、わきの小径に入って
しばし見慣れない風景に身を置いてみる。
英文法の小径を訪れることが
そのようなひと時となりますよ
【英文法の小径】be supposed to〈助動詞〉
今回取り上げる[be supposed to]という表現は、表面的な意味=日本語訳自体は難しくはないけれど、その意味合いに注意しなければならないことがあります。
英和辞典などには、suppose という動詞の訳語として「思う/考える/推測する」などが載っていることからもわかる通り、その受動形を用いた[be supposed to]は、一般に思われていること/多くの人に信じられていることについて述
【英文法の小径】had better〈助動詞〉その二
今回は、[had better]のさまざまな形式を整理しておきましょう。
You'd better go to the doctor.
[had better]が言及するのは近い将来(あるいは、現在/未来)のことですが、動詞の形は常に過去形 had(have better … )で、くだけた話し言葉では縮約形の ‘d better を用いるのがふつう。後には to なし不定詞=動詞の原形が続き
【英文法の小径】had better〈助動詞〉その一
I think all drivers should/ought to wear seat belts.
車を運転するときはシートベルトを着用すべきだという意見を述べた文。ここで should や[ought to]の代わりに[had better]を使うことはできるのだろうか?この忠告に従わなければ、場合によっては命を落とす危険さえあることは確かなのだから、[had better]でもいいので
【英文法の小径】should/had better〈助動詞〉
You’d better go now or you’ll be late.再び、何事もはじめが肝心。had better =「〜したほうがいい」、should =「〜すべき」。最初のインプットがこんなふうだと、 誤解が生じてもおかしくはないかもしれない。日本語の響きからすると、「すべき」の方が「したほうがいい」よりも強い(気がする)。
ところが … should も[had better]も、