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本を読んで。思った・考えた・やってみたこと。

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2019年8月の記事一覧

8/25 きゅん成分を欲している

 恋愛もののマンガで好きなシーン。

 無自覚だった自分の恋心に気がつくシーン。

 気がついて慌てるのも、やわらかく受け入れてふんわりあたたかな気持ちになるのも、どっちのパターンも好き。

 そんなわけで、数日前に更新された『ヲタクに恋は難しい』の最新話を読んで、ひとりできゅんきゅんにやにやしている(以下、ネタばれするので、楽しみに待っている人はご注意くださいませ。でも、早く読んでほしい……!)

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8/11 『ありえない』が『ありえるかも』に変わった出来事

 『きのう何食べた?』というマンガ&ドラマで、主人公のシロさんには、佳代子さんというご近所主婦(主夫)友達がいる。シロさんと佳代子さんは、同じスーパーに通っていて、ひと家族では食べきれない量の食材、例えば3玉売りのキャベツや箱入りの桃をいっしょに買って分け合いっこしたり、おいしい料理のレシピを教え合ったりする仲だ。そもそも出会いのきっかけがスーパーのスイカの大玉を買って分け合うことだった、はず(確

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8/8 歌詞はまっすぐなラブレター

 あゆ、こと浜崎あゆみの過去の恋愛が暴露されているとして話題の『M 愛すべき人がいて』(小松成美著)を読んだ。

 わたしが一番あゆの曲を聴いていた1998-1999年、ちょうどその頃のことが書いてあった。あの頃のあゆの曲、好きな曲がいくつかあるのだけれど、それらは全部、あゆが愛する人に向けて書いた、ひたすらにまっすぐなラブレターだった。その頃のふたりの物語を知ると、歌詞は、もうなんというか感情も

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8/6 蜜蜂と遠雷

 今日に日付が変わって数時間経った深夜、遅ればせながら『蜜蜂と遠雷』(恩田陸著)を読み終わった。

 『蜜蜂と遠雷』、直木賞にノミネートされたときからピアノものだと知って興味を持っていたのに、直木賞を獲って、さらには本屋大賞まで獲って、おもしろさは保証付きになっているのに、ハードカバーの厚み(500ページ超)に怯んで後回しにしていたら、そのうちにもう上下分冊の文庫がでてしまって、なんなら映画化も決

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