中学受験をふりかえる⑥
「娘の持つキラキラ」というのはY先生の表現だ。
キラキラしている時は音の粒もキラキラするよ、と先生はよく仰るのだが、当時はレッスンに行くごとに娘が明らかに疲弊しているのが見てとれたようで「本当に大丈夫?」とよく聞かれた。Y先生の配慮によって、教本を減らし練習時間はかなり短くなっているにも関わらず、音の覇気は失われていく。
塾とピアノの両立をしようとがんばるほど娘がどんどん疲れていくのを感じた。
A先生は、ピアノとの両立を応援してくださると言いながらも、持ち前の熱血漢さとなん