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中学受験をふりかえる⑦
そんなわけで結局小4の夏も小5の夏も講習には行かない夏を過ごした娘。
30年近く前の話ではあるが、自分自身が中学受験をしたときは小4の夏期講習から受験勉強を始めた記憶もあり(同じく中学受験経験者の夫も小4から開始したそうだ)、小4のみならず小5の夏にも講習未参加と言うことはもう受験はできないね、と夫婦でも話していたし、娘にとっても家族にとっても内部進学することでピアノだけではなく、他に興味のある
中学受験をふりかえる⑥
「娘の持つキラキラ」というのはY先生の表現だ。
キラキラしている時は音の粒もキラキラするよ、と先生はよく仰るのだが、当時はレッスンに行くごとに娘が明らかに疲弊しているのが見てとれたようで「本当に大丈夫?」とよく聞かれた。Y先生の配慮によって、教本を減らし練習時間はかなり短くなっているにも関わらず、音の覇気は失われていく。
塾とピアノの両立をしようとがんばるほど娘がどんどん疲れていくのを感じた。
中学受験をふりかえる②
これはあくまでも主観なのだが、それなりに伝統のある私立校には「はっきりと表現はできないけれどなんとなくあるカラー」みたいなものが存在する、気がしている。それは決して学校が掲げているもの、という意味ではなく、生徒や卒業生から感じる雰囲気というか、全体に漂う空気感のことを指す。
東京に生まれて40ン年暮らしていると、都内近郊の様々な一貫校出身の人々と出会うもの。その中で、〇〇出身の方からは芯の強さを