記事一覧
こんにちは!「東京ブラスオルケスター」です!(当楽団のご紹介)
■東京ブラスオルケスターについて私たち「東京ブラスオルケスター」は、都内の大学生によって、2005年に設立した吹奏楽団です。
学生・社会人を問わず、幅広い年代の団員が約50名所属しています。
活動は、毎週日曜日の昼または夜に4時間ほど、23区内(豊島区・江東区・北区・杉並区など)の公共施設にて練習を行っています。
当団では吹奏楽曲のみならず、管弦楽曲、映画音楽、スウィング等、幅広いジャンルの
名曲名盤紹介コラム ~ クラシック#15 組曲《くるみ割り人形》より「行進曲」
皆さんは、人生で初めて聞いた曲を覚えているだろうか。きっとここを見ている音楽好きの皆様は色々な曲を挙げるだろう。私はカラヤンとベルリンフィルによって 1965 年に録音された《展覧会の絵》のプロムナードだった。
気になったのは、人はいつオーケストラ曲に出会うのか、ということだった。そこで、今回は「皆がよく知っている」という視点のもと、有名なオーケストラ曲を取り上げたい。
では、何をもって「
ブラオケ的ジャズ名曲名盤紹介 ~これを聴け~ #13 Pat Metheny Group “Still Life ~talking~” “First Circle”“Secret Story“
0.はじめに前回も期間が空いてしまったが、またしても、ジャズ編がだいぶご無沙汰になってしまった。
皆さんは素敵な音楽やジャズに出会えているだろうか?
さて、筆者は久しぶりに東京・青山にあるBlue Note Tokyoに行く機会があった。
久しぶりにジャズにどっぷりと浸る場所を訪れた理由は、私の尊敬してやまないアーティスト、Pat Methenyの演奏を聴くためだ。
クラリネットやサックスを演
ブラオケ的名曲名盤紹介〜マニアックな世界へようこそ…〜 #5「独特な曲集」
今回は、クラシックのジャンルに入りはするものの、なかなかに特徴的な曲について話していきたいと思う。
皆さんは、「音楽」と聞くと何を思い浮かべるだろうか。吹奏楽をやっていた人たちからすれば、きっとそれは自分がやっていたマーチや、コンクールの自由曲、定期演奏会でやっていたJポップや、アンサンブルでやっていた少人数編成の曲が思い当たるかもしてない。
はたまた楽器をやっていないという人であれば、Jポ
ブラオケ的名曲名盤紹介コラム〜映画音楽編〜#4日曜劇場『砂の器』より ピアノ協奏曲『宿命』
「砂の器」は、松本清張の長編推理小説であり、東京都大田区の蒲田駅操車場で起きた殺人事件をきっかけに、刑事の捜査と犯罪者の動静を描く作品である。これで、1974 年に映画化されるのみならず、7 回に渡ってテレビドラマ化され、非常に有名な作品と言っても過言ではない。従って、単に「砂の器」と言っても、どの版なのかによって曲の構成が異なるのだが、今回ご紹介させて頂く曲は、2004 年に TBS 系の日曜劇
もっとみる名曲名盤紹介コラム ~ クラシック#14 プーランク:生誕 100 年記念 室内楽全集
フランスの作曲家「フランシス・プーランク」の作品を聴くと、非常に独特且つ簡素な旋律で、どことなく心地良さを感じざるを得ない。オペラやバレエのような舞台音楽から、管弦楽曲、室内楽曲、合唱曲、教会音楽など、多岐に渡る作品を残しており、「プーランクの作品と言えば?」と聞かれたら、三者三様の回答が返ってくるであろう。その中で、今回ご紹介する室内楽全集は、プーランクの生誕 100 年を記念して 1999
もっとみるブラオケ的ゲーム音楽名曲名盤紹介〜玉響の記憶〜 #6『ポケットモンスター』
世間は12月に入り、いよいよ寒さも増して冬が到来しているが皆さんはどのように過ごされているだろうか。
12月、といえば年末もしかり、子供のいる家ではそろそろクリスマスのプレゼントを探り始める時期ではないだろうか。
筆者は、小学生のころ、DSをサンタさんにねだったところ、なぜか百人一首と裁縫セットをもらって、憮然としながら百人一首の坊主だけあつめたり、トランプ・タワーをつくったりしていたこと
ブラオケ的ジャズ名曲名盤紹介 ~これを聴け~ #12 Bill Evans
0. はじめにジャズの名曲名盤紹介、かなりお久しぶりになってしまった。実に半年ぶり。筆者としてはあっという間の半年であったが、読者の皆さんはいかがお過ごしであっただろうか。
さて、お久しぶりとなったジャズ編、実は何を特集しようかかなり悩んだ。王道のアーティストを紹介しようか、マニアックなアーティストを紹介しようか・・・悩みながらふとカレンダーを見ると、「9月15日」の日付が目に留まる。
「9月1
ブラオケ的ゲーム音楽名曲名盤紹介〜玉響の記憶〜 #5『スプラトゥーン3』
突然だが、次のYouTubeの一曲目を、「曲の構成がどうなっているか(小節がどうなっているか、拍子が何拍子なのか、なんの楽器が使われているのか等)」を考えながら、聞いてみてほしい。
果たして皆さんは一発で理解できただろうか。
上記の曲は、ゲーム「スプラトゥーン3」、サーモンランというルールのゲームの際のBGMである。
(簡単な解説をすると、上記の場合、拍子は、10/8から始まりそこから11
ブラオケ的名曲名盤紹介コラム〜映画音楽編〜#3『The Sound of Music』
「ドはドーナツのド、レはレモンのレ」という言葉を聞くと皆さんは何を思い浮かべるだろうか。
これは日本語でアレンジをした、「ドレミのうた」である。
小学生の時、あるいは幼い頃、誰もが一度は歌ったことのある(あるいは聞いたことのある)曲ではないだろうか。
日本で知られている「ドレミの歌」はペギー葉山によって、訳詞、歌唱、その後NHK『みんなのうた』でも1962年に放送されたものがメジャーとなっ
ブラオケ的民族音楽名曲名盤紹介 #5「極北の民族音楽1:ヌナブト準州及びグリーンランド」
北極圏の民族音楽がどのような音楽なのか、気になる人は多いであろう。北極圏に該当する地域というのは、下の地図のように、アイスランドやグリーンランド、アラスカ、カナダのヌナブト準州、サーミランド、ロシアのチュクチなどが該当し、イヌイットを始め、様々な民族が在住している地域である。
当然ながら、極北であれば極寒の地域であり、木管の管楽器はすぐに割れてしまうだろう。歴史的観点から見た場合、経済的にも
ブラオケ的吹奏楽名曲名盤紹介~吹奏楽の散歩道〜 #13「J.バーンズの世界①」
今回はちょっと原点に帰って、吹奏楽で有名な作曲家にスポット当てて、いくつかお気に入りの曲について語ってみようと思う。
今回ご紹介するのはタイトルにもある通りJ.バーンズ。
Wikipediaによると、J.バーンズとはこんな人物。
―――――――――――――――――――――――――――――
ジェイムズ・チャールズ・バーンズ(James Charles Barnes,1949年9月9日- )は、
ブラオケ的ゲーム音楽名曲名盤紹介〜玉響の記憶〜 #4『ゼルダの伝説』
5月12日(金)、「ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom」という一つのゲームが発売された。
発売元は任天堂、ディレクターは「ゼルダの伝説 時のオカリナ」等にもたずさわった青沼英二、前作「ゼルダの伝説 Breath of the Wild」にたずさわった藤林 秀麿をはじめとて作製された、任天堂中でも長きにわたって人気を誇るゲームの最新作である。
「ゲーム休み」なるものを取ろ
ブラオケ的クラシック名曲名盤紹介 〜オケ好きの集い〜 #13 スーザン・ニグロ「ザ・ビッグ・バスーン」他
コントラ〇〇という名前が付いた楽器の魅力を考えたことがあるだろうか?管楽器に限定した場合、オーケストラプレイヤーであればコントラファゴット、吹奏楽プレイヤーであればコントラバスクラリネットあたりがパッと思い浮かぶだろう。極稀にコントラバストロンボーンも登場する。
これらの楽器は、非常に低い音域を担当する楽器であり、また、フォルテで鳴らす場合は、地響きが起きているような錯覚に陥るほどの低いサウン