Tomoko Nia (ともこにあ) a.k.a. ナガシマトモコ orange pekoe

歌手、作詞・作曲家、プロデューサー。 音楽にまつわるエッセイなどを書いていきます。 2…

Tomoko Nia (ともこにあ) a.k.a. ナガシマトモコ orange pekoe

歌手、作詞・作曲家、プロデューサー。 音楽にまつわるエッセイなどを書いていきます。 2024年全ての制作(歌唱、全編英語詞による作詞・作曲・ビートメイキング・全楽器演奏)を1人きりで行ったセルフプロデュースEP『UCHI』をリリース予定。

記事一覧

最高の旅をする秘訣

旅が好きだ。 仕事柄移動が多いため、移動中の過ごし方もどんどん自分流にアップデートされていて、楽しい時間のひとつになっている。 海外へのロングフライト、みんなが…

ジャケットアートワークの世界

私の日々は、いつも水とともにありました。 デビュー時、初めて東京に出ることが決まって家探しを始めた時、どこか風が通り抜けるような、自然の近くがいいな、と思い、部…

『Our Destination』 楽曲解説 ②制作裏話

前回は詞について触れましたが、今日は楽曲制作についてシェアしたいと思います。 エッセイでも触れましたが、今回の作品はすべて、私一人で、自宅で制作しました。(ミッ…

『Our Destination』 楽曲解説 ①詞について

私の新しいソロプロジェクトTomoko Nia(ともこにあ)の第一弾シングル『Our Destination』の配信始まりました! みなさんもう聴いていただけたでしょうか?まだの方はぜ…

10年ぶりの新作へのエッセイ 完結! ⑷帰国

日本に帰ってライブをしたりして過ごしていたら、パンデミックが訪れた。 世界がおかしくなっていくのをみるのはつらかった。 いや、おかしくなっていったのではなく、も…

10年ぶりの新作へのエッセイ ⑶LA

薄々気づいていたことがあった。 NYで暮らす中で、好きな音楽の幅も広がって、あ、これいいな、と調べてみると、LAのアーティストであることが多かった。 服も、昔からBO…

10年ぶりの新作へのエッセイ ⑵NY

はじめは、数珠繋ぎのように人に会っていった。 NYの人たちは本当にパーティーが好きで、毎週末のように誰かの家でホームパーティーがある。 そこに行けば、誰かとつなが…

10年ぶりの新作へのエッセイ、連載スタート!⑴

noteのみなさん、はじめまして。 orange pekoeのナガシマトモコです。 2024年に、新しいプロジェクトTomoko Nia(ともこにあ)を始動します。 私のことを応援してくださっ…

最高の旅をする秘訣

最高の旅をする秘訣

旅が好きだ。

仕事柄移動が多いため、移動中の過ごし方もどんどん自分流にアップデートされていて、楽しい時間のひとつになっている。

海外へのロングフライト、みんなが寝静まった真っ暗なシートの中は、最高の創作環境だったりする。移動中にできた歌詞も数知れずだ。

だから、少しスケジュールの隙間を見つけると、昔からよく旅に出てきた。

そんな数々の旅の中で、印象に残っているシーンというのがいくつかある。

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ジャケットアートワークの世界

ジャケットアートワークの世界

私の日々は、いつも水とともにありました。

デビュー時、初めて東京に出ることが決まって家探しを始めた時、どこか風が通り抜けるような、自然の近くがいいな、と思い、部屋から多摩川が見えるお部屋にしました。

車を購入して自分であちこちドライブに行けるようになってからは、お休みは決まって、海の強い風と、一日を通して違った輝きを反射する水面を求めて、湘南へ出かけていたものでした。

それからしばらくして、

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『Our Destination』 楽曲解説 ②制作裏話

『Our Destination』 楽曲解説 ②制作裏話

前回は詞について触れましたが、今日は楽曲制作についてシェアしたいと思います。

エッセイでも触れましたが、今回の作品はすべて、私一人で、自宅で制作しました。(ミックスダウンとマスタリングという最終工程は、お願いしました!)

この『Our Destination』という曲は、アコースティックピアノが中心のサウンドになっています。

今、自宅にある、宝物のピアノさんは、

とても繊細で、優しく、内省

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『Our Destination』 楽曲解説 ①詞について

『Our Destination』 楽曲解説 ①詞について

私の新しいソロプロジェクトTomoko Nia(ともこにあ)の第一弾シングル『Our Destination』の配信始まりました!

みなさんもう聴いていただけたでしょうか?まだの方はぜひ!

今日はこの曲の背景や想いなどを綴ってみたいと思います。

この曲を書きたいと思ったきっかけとなる強い想いは、

「私たちはどこへ向かうべきなんだろう?」という問いでした。

エッセイの中でも少し触れましたが

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10年ぶりの新作へのエッセイ 完結! ⑷帰国

10年ぶりの新作へのエッセイ 完結! ⑷帰国

日本に帰ってライブをしたりして過ごしていたら、パンデミックが訪れた。

世界がおかしくなっていくのをみるのはつらかった。

いや、おかしくなっていったのではなく、もともとおかしかったものが、どんどん表面化しているだけなのかもしれないけれど。

同時に、更年期障害もかなりきつくなっていった。

思えば私の人生、ホルモンにずっと悩まされてきた。
女って本当タイヘンだ。
閉経の前後10年は更年期障害の影

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10年ぶりの新作へのエッセイ ⑶LA

10年ぶりの新作へのエッセイ ⑶LA

薄々気づいていたことがあった。

NYで暮らす中で、好きな音楽の幅も広がって、あ、これいいな、と調べてみると、LAのアーティストであることが多かった。

服も、昔からBOHO、ビーチカルチャーのボヘミアンがしっくりくる。
ロサンゼルス、という言葉が、あちこちから耳に目に入ってくる。

まあそれなら、と持ち前の旅人気質とフットワークの軽さを発揮して、ロスにちょっと旅に出てみた。

圧倒的にでっかい!

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10年ぶりの新作へのエッセイ ⑵NY

10年ぶりの新作へのエッセイ ⑵NY

はじめは、数珠繋ぎのように人に会っていった。

NYの人たちは本当にパーティーが好きで、毎週末のように誰かの家でホームパーティーがある。
そこに行けば、誰かとつながる。そしてまたその人のパーティーへ。
と、気づけば大量の友達ができていた。

私はワイワイするのも好きだけれど、基本は一人が平気、というかむしろ大好きなタイプだ。
こんなに友達ができまくるなんて体験は初めてだった。

NYに住んでいる人

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10年ぶりの新作へのエッセイ、連載スタート!⑴

10年ぶりの新作へのエッセイ、連載スタート!⑴

noteのみなさん、はじめまして。
orange pekoeのナガシマトモコです。
2024年に、新しいプロジェクトTomoko Nia(ともこにあ)を始動します。
私のことを応援してくださっている方も、よく知らないよーっていう方にも、少しだけこのエッセイ公開に至る道のりを紹介させてください。



orange pekoeとしてデビューした2001年から、怒涛のような日々を駆け抜け、2014年

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