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ドイツに6年間留学していた頃

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音楽を勉強しにドイツで6年間過ごした時の話
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ドイツでは少なくとも8年以上前からレジ袋は15〜20セントしていたし、2019年にはビニール製を禁止にすることに決まったらしい。
オーガニック系のスーパーでは紙製かエコバッグが売っているのが普通。
日本もせめて値段を思い切って高くあげればいいのに。 #ドイツ

生の魚や卵を食べるとか危険すぎだろ日本人まじでクレイジーだなと言うドイツ人、豚挽肉は普通に生で食べるんだよな #ドイツ人

ドイツとロシアの物づくりの感覚

ドイツとロシアの物づくりの感覚

昨日とは違い今日は一日中曇っていて珍しく大粒の雨が降っている。ドイツもそうだがヨーロッパ人は傘を持たない人が多い。日本ほど雨が降らないし、一日中降るということがめったにないからだ。

みんなフードを被って済ませるしあまり濡れることに抵抗がなさそうにも見える。ドイツに留学していた6年間で、5年目までは傘を買ったことがなかった。日本でフードを被っていると不審者扱いされるがドイツではそんなことがなかった

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バンベルク いいオケもおいしいビールもある南ドイツの街

バンベルク いいオケもおいしいビールもある南ドイツの街



南ドイツには美しい街がたくさんある。

フランクフルトから西に2時間ほど、留学していたヴュルツブルクから1時間ほどのところにバンベルクという人口7万人ほどの小さな街を紹介しよう。

ヴュルツブルクと同じくフランケン地方でオーバーフランケンと呼ばれる地域で、ドイツで最も美しく保存されているとも評される旧市街はユネスコ世界遺産に登録されている。

バンベルクの旧市街

バンベルクの旧市街は伝統的な

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教授と1週間デンマークへクルージングに行った時の話

教授と1週間デンマークへクルージングに行った時の話

この時期にヨットクルーザーでデンマークに行かないのは3年ぶりだ。ドイツ留学での恩師ヘルムート・エルプ先生はバルト海に面したドイツ北端の街にヨットクルーザーを持っていて、毎年クルージングへ連れて行ってくれた。

門下に入る一年前にも旅行に誘ってくれ、それがあったおかげで先生の教授最後の1年に習うことができた。2019年と2018年の写真を両方とも貼っていく。

ドイツの港町

ドイツは知っての通り内

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ヴュルツブルクの桜の写真でドイツを懐かしむ

ヴュルツブルクの桜の写真でドイツを懐かしむ

ようやくブリヤートでも桜が咲き、そういえばヴュルツブルクで桜を見てからもう1年以上経ったんだなとしみじみとした。ドイツは4月に桜が咲く。

これは大学の前の”バットマン教会”と学生が呼んでいる、バットマンの頭みたいな形の教会の前の桜。

様々な桜の種類が楽しめるヴュルツブルク

赤い葉がついて秋には紅葉がすごくきれいになる木だ。毎日見てたなあ。

大学の近くの林の中にある桜で、花はピンクで葉も黄緑

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ひたすらおいしいドイツビールを紹介しながら留学時代を思い出す

ひたすらおいしいドイツビールを紹介しながら留学時代を思い出す

ドイツに留学していたこともあり、ビールはとても好きでかなり多くの銘柄を飲んだ。ランキングをつけたり分析したりするのはめんどくさいから、今までに飲んでおいしかったヨーロッパのビールをただ羅列してみようと思う。

ドイツのビールドイツには5000種類の銘柄があると言われ、全国で売られている銘柄以外にも必ずその土地の地ビールがある。ドイツは州によって言葉も文化も大きく連邦共和国で、文化が違えばビールも違

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外国人に「日本に帰化しなよ」というと気まずくなる理由

外国人に「日本に帰化しなよ」というと気まずくなる理由

日本で活躍している外国人はたくさんいて、特にTwitterで有名な人はみんなネイティヴ並みに日本語が上手だ。

ファンもアンチも多い彼らだが、「永住権とりました」「ビザ延長できました」などの発言をすると

「次は帰化ですね!」「帰化はまだですか!?」

などのコメントが寄せられていることをよく目にする。

その国が好きなことと母国の国籍を変えることは違うのではないか実際「帰化しないの?」とやたらと

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バーデンバーデン音楽祭にベルリンフィルを行った時の写真

バーデンバーデン音楽祭にベルリンフィルを行った時の写真



ベルリンフィルの新しい音楽監督キリル・ペトレンコの演奏を初めて聴いた。
前半はシェーンベルクのヴァイオリン協奏曲でソリストはコパチンスカヤ。
中々猟奇的な曲だが衣装はそれと対比するような純白のワンピース。叫びのような嘆きのような旋律の一つ一つにも説得力を感じさせるような演奏。
舞台に立ってから靴を脱ぎ裸足になり飛び跳ねたりしながら何かに憑かれたかのように弾いていた。高度な集中力。
曲でシェーン

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「4月の天気と女心はコロコロ変わる」というドイツの諺

「4月の天気と女心はコロコロ変わる」というドイツの諺

”一番嫌いな季節は4月だ”

と言うドイツ人は多い。日本人にとって4月は暖かくなり安定した気候、桜も咲いて新生活の始まりといういい季節だがドイツでは違う。

ドイツの4月ドイツの4月は長かった冬が終わってようやくいい季節になるかと思いきや、とても不安定な時期になる。

春になり気温が一気に上昇し20℃くらいになったと思えば翌日は雪が降る

いい天気で散歩していたら突然雹が降り出す

とにかく毎

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ドイツの道が吸い殻だらけでもペットボトルは転がっていない理由 

ドイツの道が吸い殻だらけでもペットボトルは転がっていない理由 

ドイツの道は本当に吸い殻だらけだ。日本も子どもの頃はたくさん落ちていた気がするが最近はないし歩きたばこをする人すらほとんどいない。

ドイツは歩きたばこが悪いという感覚すらあまりないのではないかというほどにみんな道で吸っている。路上喫煙を取り締まる法律もないのだろうか。

携帯灰皿を持ち歩くという概念もないのでみんなポイポイ地面に放る。1メートル先に灰皿があっても路上に投げる人がほとんどだ。灰皿や

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大学を辞めていきなりドイツに行った話

大学を辞めていきなりドイツに行った話

子どもの頃から自分は芸術を学ぶために海外へ行くものだと思っていた。
実家のクローゼットを掃除していたらNHKの「月刊ロシア語講座」の本を見つけた。2003年と書いてあるから10歳の頃に買ったものだ。
買った時のことはよく覚えている。

その頃は兄と一緒にバレエを習っていて、夏になるとロシア人の先生の講習会に通っていた。
バレエダンサーになりたい、なれる、とは全く思ってはいなかったのだが、親から

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ヴュルツブルク 写真で思い返す南ドイツの小さな観光街

ヴュルツブルク 写真で思い返す南ドイツの小さな観光街

ドイツの古都ヴュルツブルク2年間ベルリンで過ごした後ヴュルツブルク音楽大学で4年間勉強した。ヴュルツブルクという人口13万人ほどの小さな街はドイツのちょうど中央、フランクフルトから電車で1時間ほどのところにある。今はバイエルン州に属しているが”フランケン地方”と分類される。

歴史は紀元前までさかのぼり、ゲルマン民族大移動の頃にフランク人が定住したと言われている。7世紀にはフランク王国の諸侯領が置

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ローテンブルク 街ごと保存されたドイツの中世

ローテンブルク 街ごと保存されたドイツの中世

ヴュルツブルクの記事が比較的好評だったので今まで行ったヨーロッパの街のことを写真とともに紹介していこうと思う。好き勝手なことを書いていこうと始めたnoteだがやはり無益な自分語りをするよりは人が読んで楽しんでくれるようなものを書きたくのはブログを4年も続けていたからだろう。

”ドイツらしい観光”は南ドイツ

”ドイツ旅行”と聞いて人がイメージするのは

オレンジ色の屋根、中世のようなヨーロッパ的

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