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都内在住、妻と二人暮らし。 もうすぐ50代半ば。YMOは青春。フォローしていただいてい…

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都内在住、妻と二人暮らし。 もうすぐ50代半ば。YMOは青春。フォローしていただいている皆さま、ありがとうございます。

最近の記事

レコード店主をやってみました

レコード店主をやってみました・・・とは言っても「ひと棚店主」というものです。こちらの note https://note.com/tentrecord/n/n705246e3b63a でも紹介されている「シェア型(棚貸し)レコード店」、西荻窪にあるシェア音楽棚tentさんのひと棚です。詳しいシステムはtentさんのnote投稿をぜひご覧になって下さい。 tentさんの存在は開店当時から知ってはいたのですが、なかなか参加に踏み切れず、出棚決意の矢先、tent店主さんのご都合で

    • AFTER METAFIVE、TESTSET

      高橋幸宏さん、生涯最後のバンド、METAFIVE。 幸宏さんの闘病、一部メンバーのトラブル、セカンド・アルバムの発売中止(後に発売)などもあって、その活動が縮小していき、解散となってしまった訳ですが、時期がきたらもう一度、という夢が幸宏さんが旅立ってしまったことにより絶たれてしまいました。 そんな中、2人のメンバー、砂原良徳さんとLEO今井さんが引き継ぐ形となって結成されたのがTESTSETと言えるかと思います。 もともとは幸宏さんの闘病、メンバーのトラブルに伴う変則的ラ

      • 妄想YMOライブセットリストを考える

        高橋幸宏さんと坂本龍一さんが旅立って、幸宏さんは1年、坂本さんは10か月となりました。 3人揃ったYMOはもう観ることができませんが、幸宏さん、坂本さんが闘病中、2人が元気になられて、もし、もう一度YMOのライブをやるなら、こんなセットリストで演奏してほしい、ということをずっと思っていました。 1.BE A SUPERMAN 1993年の再生YMO「TECHNODON」の最初を飾るナンバーで、復活に相応しいかな、と思っていました。 2.WONDERFUL TO ME 200

        • ポストYMO =URBAN DANCE

          1983年のYMO散開から約1年半後、メンバーであった細野晴臣さんがテイチク・レコード内に「NON STANDARD」なるレーベルを設立しました。 1985年にそのレーベルから「ポストYMO」という触れ込みで、ある新人グループがデビューしたのですが、ファーストアルバムのプロデュースは高橋幸宏さんでメンバーも3人だったこともあり、「ポストYMO」というキャッチが付けられていたと思います。 そのグループ『URBAN DANCE(アーバン・ダンス)』(以下、UD)は成田忍さん(ギ

        レコード店主をやってみました

          TECHNO POP 1978-1981

          TECHNO POP=テクノ・ポップという音楽ジャンルの始点をどの年に定義するのかは様々な意見があるとは思うのですが、やはり一つに1978年を始まりとするのには異論はないかと思います。この年はYMO=イエロー・マジック・オーケストラが結成され、デビュー、アメリカのDEVO=ディーヴォがメジャー・デビュー(それ以前からインディーズ・レーベルから活動していますが)、そして、テクノ・ポップの王様とも言われるドイツのKRAFTWERK=クラフトワークは1970年代初頭から活動していま

          TECHNO POP 1978-1981

          45年前のYMO

          本日2023年10月18日、45年前1978年の今日、YMOがFM東京(現TOKYO FM)の公開録音番組「サウンド・カーニバル~シンセサイザー・ランド」にて初のライブを実施した日です。 YMOの実質的結成は1978年2月19日、白金の細野晴臣さん宅にて坂本龍一さんと高橋幸宏(当時はユキヒロ)さんが招かれ、みかんとおにぎりが置かれたこたつに入って結成されたことは巷間伝えられていることです。 そして先のFM公録後、11月に「イエロー・マジック・オーケストラ」にてデビューを果

          45年前のYMO

          YELLOW MAGIC ORCHESTRA「RYDEEN」をあらためて聴きなおして

          YMOの代表曲といえば、問答無用に「RYDEEN」ということになるのでしょうし、YMOというバンドや曲のタイトルを知らなくても、音楽好きならば誰もが一度は聴いたことのあるメロディだとも思います。もはや『TECHNO POP』に限らない、スタンダード曲とも言えます。 私自身、ご多分に漏れず小学5年の頃だったか、この曲でYMOを知り、夢中なって、一番最初に自分自身で買ったシングルレコードということになりました。アルバム『SOLID STATE SURVIVOR』を購入したのはそ

          YELLOW MAGIC ORCHESTRA「RYDEEN」をあらためて聴きなおして

          WORLD HAPPINESS~高橋幸宏さん達が目指したもの~

          高橋幸宏さんが亡くなって、もう半年、後を追うように坂本龍一さんが亡くなってもう4か月が過ぎました。YMOと出会えたことは本当に幸せでしたし、決して大袈裟はなく、音楽のみならず、生きて行く上での指標となった方達でした。もちろん今もです。きっとそれは私に限らず、多くの方も同様かと思います。 あらためてYMOの偉業について語るまでもないかとは思いますが、2000年代に入っての最大の功績を一つ挙げるとするならば、「WORLD HAPPINESS」という東京・夢の島で開催された夏の野

          WORLD HAPPINESS~高橋幸宏さん達が目指したもの~

          YMO45周年

          今年2023年ももう7月に入り、折り返しとなりました。 YMOファンにとって今年は幸宏さんが坂本さんが相次いで旅立って、衝撃的な前半だったかと思いますが、YMOが結成された1978年から、45周年目にあたる年でもありました。むしろあと5年後の50周年目の方が大々的なことになるかと思いますが、5とか10といった「区切りの数字(?)」はよく、○○周年とか括られることが多いと思います。幸宏さんと坂本さんが亡くなってしまったので、「祝45周年」というわけにもいかないのでしょうが、その

          YMO45周年

          POST YMO から AFTER METAFIVE へ

          高橋幸宏さんのご逝去から約半年、METAFIVEの元メンバーたちが始動し始めました。 6月28日発売 Cornelius(小山田圭吾)『夢中夢 -Dream In Dream-』 7月12日発売 TESTSET(砂原良徳、LEO今井)『1STST』 9月6日発売 TOWA TEI『TOUCH』※小山田圭吾、ゴンドウトモヒコ参加 『夢中夢 -Dream In Dream-』にはサンクス・クレジットにMETAFIVEの名前やLEO今井さんが英訳で協力、発表記念のライブではゴン

          POST YMO から AFTER METAFIVE へ

          『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』と「SHADOWS ON THE GROUND」

          坂本龍一さんの最晩年までの活動をまとめた自伝『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』がついに発表され、昨日手に入れました。 本書は主に2009年以降から亡くなる直前までの活動が記述されたものですが、YMOファンの自分にとっては、どうしても幸宏さん、細野さんに関する記述はないか、と探してしまうのですが、当然ありました。特に幸宏さんに関しては坂本さんと同じく闘病され、坂本さんより少し早く旅立ちましたのでいくつか記述がありました。幸宏さんが旅立ったことが公表された時に、Twitter

          『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』と「SHADOWS ON THE GROUND」

          2000年代のYELLOW MAGIC ORCHESTRA⑤ -SKETCH SHOW+RYUICHI SAKAMOTO-

          2003年9月、〈HUMAN AUDIO SPONGE〉として、1993年の再生以来のユニットとして「元YMO」の3人は地味ながらも新曲「quarter dream」を発表した彼らですが、しばらくは幸宏さんと細野さんの〈SKETCH SHOW〉と、坂本さんはソロとして、それぞれのコラボレーションは続くことになります。 10月にはJ-WAVEの開局10周年を記念し、坂本さんが元<JAPAN>のDAVID SYLVIANとのコラボレーション・シングルで「WORLD CITIZE

          2000年代のYELLOW MAGIC ORCHESTRA⑤ -SKETCH SHOW+RYUICHI SAKAMOTO-

          「物語は終わったが、本は消えず、ずっとそこにある」―高橋幸宏さんへの細野晴臣さんの言葉

          1月、高橋幸宏さんが亡くなった時、YMOでの盟友で、リーダーの細野晴臣さんがこう悼みました。 最近NHKの朝ドラ「らんまん」をなぜか継続的にみるようになってしまったのですが、つい先日の回でヒロインが似たようなセリフを言っていたのが印象に残っています。 「らんまん」は植物学者・牧野富太郎の人生をモデルとした神木隆之介さんが演じる槙野万太郎の物語ですが、ヒロインで妻となる浜辺美波さんが演じる寿恵子といよいよ共に歩み始める回でのことでした。 寿恵子は万太郎の長屋に押しかけ、お互い

          「物語は終わったが、本は消えず、ずっとそこにある」―高橋幸宏さんへの細野晴臣さんの言葉

          2000年代のYELLOW MAGIC ORCHESTRA④ -HUMAN AUDIO SPONGE-

          2003年に入り、1月にアルファレコード時代のYMO作品の版権がSONYに移り、再度CDとして発売されることになりました。1999年の細野さん監修の盤においては細野さんのインタビューが収録されてましたが、今回は更に坂本さん、幸宏さんのインタビューも新たに付け加えられての発売となりました。また、幸宏さん監修による映像DVD作品「VISUAL YMO:THE BEST」も同時に発売され、副音声に幸宏さんの解説が収められていました。 2月には<SKETCH SHOW>としてミニ・

          2000年代のYELLOW MAGIC ORCHESTRA④ -HUMAN AUDIO SPONGE-

          2000年代のYELLOW MAGIC ORCHESTRA [番外編]-高橋幸宏さんを偲んで-

          2000年代のYMOについて、3回程投稿してきましたが、今日、6月6月は高橋幸宏さんの71回目の誕生日になります。約5か月前、幸宏さんが亡くなられ、自分にとってはヒーローであった方が旅立たれるとは本当に残念でなりませんでした。人間はいつか亡くなるのは避けられない事ですが、今の時代、70歳はやはり若すぎると思います。3月末には追うように坂本龍一さんまで・・・本当に自分にとってヒーローだった方たちが皆いなくなってしまいました。 ご多分に漏れず、小学校4年生の頃、RYDEENを聴

          2000年代のYELLOW MAGIC ORCHESTRA [番外編]-高橋幸宏さんを偲んで-

          2000年代のYELLOW MAGIC ORCHESTRA③ -SKETCH SHOW-

          幸宏さんと細野さんは「イエローマジックショー」での共演や、ラジオ番組での「一緒に何かやろう」という会話を機に、もともとは「細野さんが幸宏さんのアルバムをプロデュースする」というプロジェクトが、二人のバンドへ、という形に発展しました。 そのバンドは〈SKETCH SHOW〉と名付けられて、坂本さんも2曲の楽曲共作、音源提供をしていました。 2002年8月9日、青山スバイラルホールにて、「STRANGE NIGHT VOL.1」と呼ばれるイベントが開催、これは、細野さんが

          2000年代のYELLOW MAGIC ORCHESTRA③ -SKETCH SHOW-