タンパク質を加熱すると吸収はどうなるのか?
今回はタンパク質が加熱吸収されるとどのようになるのかについて書いていきます。
タンパク質そのものは加熱してもアミノ酸の組織は変わりません。
タンパク質としての効果は変わりません。
消化吸収への影響
加熱の度合いによって消化吸収のスピードが速くなることもありますが、遅くなることもあります。
例として卵を上げます。
少し加熱絵を加えて半熟の卵にすると、消化吸収のスピードは上がります。
加熱をしすぎた茹で卵は消化吸収のスピードは緩やかになります。
これは肉類などでも同じで軽く焼いたレアのような場合消化吸収のスピードは速くなります。
表面に焦げがつくような強く焼きすぎた場合は消化吸収のスピードは下がります。
プロテインを取らない方
プロテインを取らずにトレーニング後にタンパク質食品を取る方はできるだけ軽い加熱を加えた食品を摂取することをお勧めします。
普段の食事
普段の食生活では血液中のアミノ酸濃度を一定に保つようにできているため加熱したタンパク質食品を取っても問題はありません。
プロテインに関しては吸収が早くなるように作られているため加熱する必要はありません。
タンパク質の変性
タンパク質の変性というのは熱、アルカリ・酸によってタンパク質の機能を失うことのことを言います。
熱変性
生卵を加熱することで茹で卵になること。
アルカリ・酸変性とは卵をピータンにすること。
熱変性やアルカリ・酸変性はあまり消化吸収がされなくなってしまうと言われてましたが、変性したタンパク質でもアミノ酸組織が変わらないので体内で消化吸収はできます。
酸変性でタンパク質が吸収できなくなってしまうのであれば、トレーニング後に空腹で飲むプロテインも胃酸によって吸収ができなくなります。
加熱や酸変性についてはあまり気にする必要はないのではないかと考えます。
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