他人の言葉を鵜呑みにしないで
発達障害/精神疾患の根本治療を解説する奴が言うのもアレですが、医学概念を分かった気になってると一歩も前に進めません。
特に発達障害の特性や精神科でつけられた疾患名ですね。
ADHD? ASD?
いつも不思議に思うのが、「発達障害あるある」です。
衝動的行動と注意欠陥がADHDという同一カテゴリに入ってます。
ルーティンにこだわることや共感性の乏しさがASDという同一カテゴリに入ってます。
なんで?
これを説明できる精神科医、多分いないです。
ただの統計に過ぎないからです。
「こういうダメな大人よくいるよね」
というタイプ分け、同時に起こりがちな症状であるだけ。
で、それだけで説明つかないケースも多々あるので「併発することもよくあります」と言うわけです。
プロの大人が言ってるからとりあえず信じる。
結果的に「生まれつきです」も鵜呑みにする。
大事なことは、もっと疑ってください。
僕は30数年間、「メンマ」という植物の存在を疑いませんでした。
でもそんな物はこの世になく、アレは竹の一種だそうです。
どうでもいい事なら一生カン違いしたままで構いませんが、大事なことはきちんと知ろうとしないと人生棒に振ります。
疾患に限らず、法律や仕事のこともそうです。
…話を戻すと、衝動性と注意欠陥が同時に起こりやすいのは、脳の神経伝達物質の異常状態が似てるからです。
でも、ドーパミンだのセロトニンだのが合成されるステップって、化学反応が幾重にも繋がってるわけです。
どのステップにどんな問題があるか?
・材料が足りない?
・臓器系疾患で栄養が持ってかれてる?
・微量の有害物が化学反応を止めてる?
個人個人で全く異なるわけです。
こうなると発達障害って、一つの障害ではないです。
他の精神疾患や認知症まで含めた全てが同様です。
だから精神症状を含め、すべて「脳機能低下症」と考えてほしいです。
困りごとを整理する
その上で、いま自分はどんな事に困っているのか。
医学用語を使わず整理しましょう。
それがあなたの真実です。
境界知能とかHSPとか、曖昧な言葉を使うのは避けましょう。
言語処理IQが低くても別に困らない環境で、自他ともに健常者と思ってる人はたくさんいます。
それは実際、健常者です。
困りごとというのは、
・こういう状況で
・こんなことがあると
・こんな事になってしまうことが多い
といった具体的なものです。
これが内科系専門医や臨床心理士の問診で効いてきます。
精神科医は患者の訴えから病名を決めますが、本来問診とは検査項目を絞ったり、根本原因に当たりをつけるためのものです。
医療の世界でこれは当たり前のことです。
困りごとをまとめるのは、脳機能が低下していると確かに難しいです。
僕はマインドフルネスを毎日やってアタマの中を整理しました。
卓越した頭脳や大卒レベルの教養など治療には不要です。
必要なのは根気と、考えるのをやめないこと。
人様にできるアドバイスなどほぼありませんが、自分が羨ましいと思う人と関わりを保ち続けることが大事だと思います。
以上です。
頂いたお金は新しい治療法の実験費用として記事で還元させていただいております。 昔の自分のようにお金がない人が多いと思いますので、無理はしなくて結構です。