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発達障害/精神疾患を意地でも治す方法


以前、 のような非常に抹香くさい記事を書かせていただきました。

でも今思うのは、
性格というのは、本当に生まれ持ったものだけなんだろか?
という事です。

というわけで今回は、
僕がどのようにして、「年金1級 → 社会復帰」のモチベーションを保っていたか、をお話しします。

なぜなら、自分がお世話になった医師に話を聞くと、治療に失敗する人は、治療途中で投げ出すケースがほとんどだそうです。

当然ですね、
根本治療は、100%確実ではないものにお金を払い、その間も考えるのをやめない、という根気・精神力が試される過程だからです。

イチローも言っていますが、根性論などではモチベーションはすぐ干からびます。

自助グループで感じたこと

僕は、発達障害/精神疾患の人たちによる自助グループに参加したことがない、 で書きました。

とはいえ、それっぽい会に顔を出したことはあります。

自分と同じような精神の問題を抱えた人たち、それも社会の中のいろんな場所からドロップアウトした人たちの集まりです。

主旨はソーシャルベンチャーの講演会でしたが、結果としてそういう人たちがたくさん集まり、終了後にお茶会がありました。

そのころ僕は、マインドフルネスの習慣化により多少は行動する気力を取り戻し、また治療のための情報収集も多少は行えていました。

なので、そういう機会を利用して、自分の知らない医療情報を知り実践している人と情報交換をしたかったのです。

ただ、成果があったかというとまるでなく、自身の絶不調を何とかして克服してやろうと考える人自体が見つかりませんでした。

そこにいた人たちは自分の失敗体験を笑い話(自虐ネタ)にして話したり、「毒親」との関係を赤裸々に語ることがほとんどでした。

普通の人でも、自虐ネタで笑いを取って場を盛り上げることは少なからずありますが、僕は笑えませんでした。

「俺なんてさ、中学でいじめられて不登校になって今までずっと引きこもりの無職だぜ!」

なんて、雑談能力が皆無だった当時、初対面の人に言われても、どう返したらいいのか分かりません。
(今でもよく分かっていません。)

なんとなく感じました。

この人たちは、こんな話ができるコミュニティに入り浸っているのが日常なのだと。

助け合いは良いことだけじゃない

誰がどんなコミュニティに所属し、どんな発言をしようと勝手です。

現にその場で浮いていたのは、愛想笑いしかできなかった僕の方です。

その後、そういった集まりに顔を出さなくなった僕は、あのグループが平均的な自助グループの姿なのか判断することもできません。

また、一般的に自助会の存在意義というのは、
・自分と似た悩みをもつ人と関わって孤独や不安を和らげること
・困りごととその解決策を共有し助け合うこと

だと思っていますが、

今となってはっきり言えることは、
治療に成功する人は、少なからず「感覚を麻痺させていない人」です。

それを左右するのは、本人の性格というより、「いる環境」です。

自助グループや似たようなSNSのクラスタに人間関係が偏っていれば、健康で幸福な他人と接する機会が減ります。

最悪の場合、自分の不幸を感じる感覚がマヒしていきます。

環境が人を決める

僕の場合、「発達障害」という概念を知ったのもかなり遅く、周りにいた人らはほぼ健常者でした。

10代半ばからうつ状態が忍び寄り、20代には何も楽しめなくなっていました。

結果として、自分を感動させてくれるすごい人間しか眼中に入らなくなりました。

そういう人たちは、多少は精神的な問題を抱えつつも何かしら「才能」の片鱗を見せる人だったり、あるいはただの有能な健常者です。

特に後者は自分のような精神症状(うつ状態など)について関心を持ったこともなく、カミングアウトするわけにもいきません。

そういう人たちと一緒にいて、僕は自慢話を山ほど聞かされました。

美人で性格のいい彼女がいて幸せ、起業して苦労したけど今は上手くいって左団扇、そういう話をする人は自虐のかけらもなく、堂々と楽しそうにしています。

自慢話を聞かされた、という表現も当時の自分の被害妄想で、彼らは単に「こないだこんな嬉しいことがあったんだ、聞いてよ」と友達に喋っているだけです。

治る人・治らない人の性格の違いでは、
「治るタイプは素直に他人に嫉妬できる人です。」
と書きましたが、

嫉妬する対象がいるかどうかは、生まれ持った性格以上に環境に左右されると思います。

正直なところをいうと、僕は極端な性格なので、そういう超能力者集団のような人間関係の中で何度もくじけそうにもなりました。

嫉妬し続けるというのは精神的にかなりきついので、やりすぎは荒療治にもなると思います。

ただ、ひとつのアイデアとして、自分の状況を全く「理解」しようとしない健康な人たちとの関係も保ち続ける、ということがモチベーション維持の秘訣です。

自分の経験から断言できます。

依然として僕の周りには「こいつには敵わない」と思わせる他人がうようよしているので、意地でも脳機能をパーフェクトにして健常者を超えてやるつもりです。

治療に関する基礎的な知識と方針の立て方はこちら


そして でも書きましたが、

石にかじりついても幸せになる、というあなたの執念が続くことを祈ります。

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