根本原因②カンジダ菌・腸内フローラ(検査・治療編2)
前章の続きです。
【治療法】
カンジダ除菌治療の難しさ
もっとも必要なものは執念です。
カンジダはものすごくしぶとい菌だからです。
カンジダ菌対策として有名な ↓ ですが、これ一本では年単位かかります。
状態によっては不可能です。
僕の社会復帰過程でリーキーガットの治療に触れましたが、カンジダ除菌はあまり出来ていなかったと思います。
(23/2月時点でそこそこ増えていました。)
鉄分のサプリを使っていたのも再繁殖の原因だと思います。
(鉄は欠乏しやすい代表的な栄養素ですが、血中のフェリチン量を測定して判断しましょう)
23/02月に治療を再開し、統合医療(オーソモレキュラー)の主治医についてカンジダ除菌から入りました。
サプリや内服薬・漢方のチョイスは、医療ジャンルや医師によって様々ですが、方向性はほぼ同じです。
治療1:増やさない
カンジダ菌の繁殖する場所を物理的に奪うため、善玉菌を増やします。
これには以下を使います。
もう一点大事なことは、口の中を健康に保つということです。
口で繁殖すれば口腔カンジダ症の自覚症状が出ますが、実際のケースは、「口腔で繁殖しながら消化管を下って腸に届く」が繰り返されているようです。
歯磨きや殺菌作用のあるマウスウォッシャーで清潔に保ちましょう。
寝起きに口が渇く人は、唾液の分泌が少ないか、口呼吸で寝てるかですが、細菌繁殖の原因になります。
治療2:殺菌する
次にカンジダ除菌用のサプリ・薬剤です。
これは、
と時期を追って変わっていきました。
カンジダ菌は自身を脅かすものに耐性をつけやすい菌なので、時間とともに変えていくことが必要です。
ファインギゾンは希釈してうがいをし、そのまま飲み込むという服用法なので口腔内の殺菌も兼ねてます。
(服用チョイスは医師のスキル次第です。)
僕の場合、除菌開始から4か月後に主目的の重金属デトックスを開始しましたが、現在(23/11月)も抗真菌薬および善玉菌は服用を続けています。
さらに、カンジダ菌は一度にたくさん死亡すると、毒素を大量にばらまく爆弾岩のような存在です。
これをダイオフ(死滅反応)あるいはヘルクスハイマー現象と呼びます。
症状は頭痛、発熱、じんましん、皮膚の炎症などです。
あくまで一時的なので、キツくても嬉しいものですが、症状緩和のためターメリックエキスも服用しています。
(医師によってはチャコール等もあります。)
現状、僕はダイオフ現象を経験しておりません。
治療3:食事制限
白砂糖(精製糖)系の甘い物と鉄サプリは完全NGです。
唐辛子やカフェイン、アルコールなどの刺激物もあまりよくないです。
後者もできる限り制限した方が治療期間が縮まります。
念には念を入れることが大事
…以上から、除菌治療は丁寧に油断せず行います。
僕のケースでは、2回目の尿中有機酸検査をまだ行っておらず、除菌完了かどうか分かりません。
(追記:24/02月現在、完了しました。)
以上に加え、カンジダに破壊されたIgA(腸内免疫)を増やすためのサプリも2種使っています。
リーキーガットとのからみで、カンジダ除菌は統合医療どころか発達障害/精神疾患の根本治療にたずさわる医療全体のコンセンサスです。
重金属の排出もカンジダ菌がいるとできません。
自己流は難しめなので主治医につくことを勧めます。
バイオレゾナンスなら比較的安価です。
根本治療を目指す人はリーキーガットとこれが第一の関門となりえます。
が、それらをきっちり終えた時点で、障害者からサクッとグレーゾーン・クローズド就労、みたいな話は治療界隈あるあるです。
なので、早めに着手しましょう。
頂いたお金は新しい治療法の実験費用として記事で還元させていただいております。 昔の自分のようにお金がない人が多いと思いますので、無理はしなくて結構です。