空木 暁

心が沈みがちな大学生です。悲しい気持ちも幸せな気持ちも言葉にしたいと思ってnoteをや…

空木 暁

心が沈みがちな大学生です。悲しい気持ちも幸せな気持ちも言葉にしたいと思ってnoteをやっています。 発達障害・解離性障害あり。最近PTSD(複雑性)の診断も受けました。勉強が好きです。

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「あなたよりも辛い人がいる」と言った人、言わなかった人

※辛い話、表現です。ご注意ください。 高校3年の冬から、入り浸っている場所があった。今はほとんど行けなくなってしまったけど。そこは、ある人が若者が少し羽を伸ばせるような居場所を作りたいと設立した、小さいカフェのような場所だった。しかし、事業をスタートしたら、なかなかに重い事情を抱えた子が頻繁に訪れるようになって驚かれたのだそう。そこは「居場所」というか、もはや「避難所」であった。 私も「避難者」であった。 「死にたい、でも生きねばならない」と踏ん張っていた私の思考は、た

    • 何で病気になったのか、なんて

      「別に望んでいた訳ではないけど、必要だった」 新学期。1週目はプチ過呼吸とプチパニックを何度も起こした。2週目は何故か急に落ち着いて、束の間の平和を味わった。うん、本当に束の間だったな。現在3週目。息苦しさと眠気で悶絶している。授業中起きていられない…息が苦しいからといって頓服薬を飲むと強烈に眠くなる。かなり困っている。 調子が悪い時って2種類ある気がする。UPな時とDOWNな時。どっちにしろ辛いが。1週目がUPだとしたら今はDOWNだ。 そんなDOWNな気分と体調の中

      • 弱いままで守られたかったな 〜友人に病気を打ち明けた話〜

        ずっと、誰かに助けて欲しかった。守って欲しかった。 泣いているところに、手を差し出して欲しかった。うずくまっている私に、気づいて欲しかった。 それでは誰も助けてくれないと悟ったのは、高3の時。 「言わなきゃわからない」と何度も言われた。どうせ言ってもわかってくれないくせに、とか、それができないから困ってるんだ、という思いに先んじて感じたのは「そりゃそうだよな」だった。納得というか、諦観。諦めなければ。そう思った。 友人にヘルプを求めたあれから…もう4年が経とうとしてい

        • 怒りの気持ちを短歌にしてみた、新学期

          最近の様子。大学の授業にフルで参加することが難しくなってきた。過呼吸だったり、独り言が止まらなくなったりしているからだ(幸い周りにバレるほど酷いものではないが)。 とにかく辛い。何がしんどいのかもよくわからなくなってきた。精神疾患ってこんなに素早く悪化していくものかと感心してしまう。 noteを書きたかったけれど、書く元気もないし、書いたら書いたでフラッシュバックまっしぐらだ。でも、私は何か言葉で表現をしないと窒息するタチらしい。 だがなぜか短歌なら作れた。それも、怒り

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        記事

          高校時代の「答え合わせ」

          光と影のコントラストの強い子ども時代を送ってきたな、と思う。殊に高校生の時は、これ以上ない眩い光と、これ以上ない暗闇の二つの面を持ち合わせていた。そして今も。 高校の先生との再会 先日、出身高校の説明会の手伝いに行った。同期から誘われたのだ。高校同期とはオンライン上の交流こそあれ、直接会う機会は少ない。せっかくなので、3年ぶりに高校に行くことに決めた。 迎えた当日、「久しぶりに現れた卒業生」である私はとても歓迎された。先生方からは大学生活はどうだ、今の生活はどうだ、とし

          高校時代の「答え合わせ」

          noteを書きたいと思いつつ、文章が頭の中でまとまらず結局何も書けないというのを3週間程度繰り返しています...。書きたいです...。

          noteを書きたいと思いつつ、文章が頭の中でまとまらず結局何も書けないというのを3週間程度繰り返しています...。書きたいです...。

          再・自己紹介(blog name変更)

          こんにちは。すでに自己紹介はしていましたが、数ヶ月前とは状況が大分変わりましたので、改めて書きたいと思います。 noteでのアカウント名を変更しました。 「空木 暁」(うつぎ きょう)が私のnoteでのお名前です。 前は「空木 宵」と言う名前で文章を書いていましたが、下の名前が私のイマジナリーフレンドの名前と偶然にも被ってしまい、文章を読んでいただく上で混乱が生まれてしまいそうなので、名前の変更に至りました。 どうぞよろしくお願いします。 基本勉強ばっかりしているよう

          再・自己紹介(blog name変更)

          私がPTSDと診断されるまでのこと、これからのこと

          ※トラウマに関しての怖い表現があります。 私は頻繁に小さい頃の記憶を(自分の意思とは無関係に)思い出す。頭の中に幼い女の子の泣き声が響きわたることもある。ごめんなさい、ごめんなさい、と。その度に動悸がして、吐き気がして、泣きたくなって、意識が朦朧とする。 PTSDなのでは、と思った。PTSDだったら、そうわかったなら、私は救われるんじゃないかと思った。 そうはいっても、自己診断は、危険だ。特に精神疾患は。私はそう考えている。特に確証もないのに「私多分こういう病気です」と

          私がPTSDと診断されるまでのこと、これからのこと

          トラウマ治療のゴールについて、主治医に聞いてみた

          春休みです。ばんざい。成績も出ました。意外と、なかなかに良い成績が返ってきました。2重にばんざい。 それはそうとして、体調も心調も、ここ最近、最悪だ。吐き気がして、常に眠い。何かをする気力が起こらないので、布団に潜って丸まって寝てしまう。そうかと思えば夜は眠れず、中途覚醒して焦燥感でうめく地獄を味わった。 主治医にそれを話すと、もはや「テスト後の疲れ」とは判断できないと考えたのか、薬が1つ増えた。抗うつ薬。ジェネリックじゃないので、高い。何気に困る、かもしれない。もう直ぐ

          トラウマ治療のゴールについて、主治医に聞いてみた

          私とは違うあなたへ

          これは、私によく似た、私とは違うあなたへのラブレターのような文章。 あなたと私はとてもよく似ている。 生育環境。価値観。得意なこと。苦手なこと。何に惹かれるのか。 何を恐れているのか。 何から逃げようとしているのか。 今まで、何に縋って生きてきたのか。 ここまで似た人に会ったことがあっただろうか。 だけど、あなたと私は別の人間。それを、私もあなたも知っている。 あなたの苦しみを私が肩代わりすることはできない。私の苦しみをあなたに感じてもらうことはできない。いか

          私とは違うあなたへ

          喜怒哀楽を失う / 人は「何となく」で死んでしまう

          テスト終了。成績は…散々かもしれない…。が、まぁしょうがない(と思えるだけ成長かな)。 そして、長い長いレポートも書き終えた。 よっしゃ!春休みだ!いっぱい休んで遊ぶぞー!…とはならず、次に降ってくるのは結構めんどくさい事務手続きやら、資格の勉強やら。休む暇なし。…大学生は人生の夏休みって言った人、出てきてくれない?一回話し合おう。毎日が8月31日なんだわ、こちとら。 休む暇なし、さあ頑張ろうと意気込んだのも束の間。あれ、何だか眠いし食欲もないな…と思っていたら、翌日、食

          喜怒哀楽を失う / 人は「何となく」で死んでしまう

          教授との後日談

          この2つのお話の、後日談。 今日も今日とて、教授の部屋にお邪魔する。やることが多すぎる。今日もまた「怯えた学生」として教授とお話しするのは、流石にしんどいな、と思いながら、ドアをノックした。 「失礼します」 「はーい、どうぞー、今日は緊張せずにこられたかー?」 「はい」 …はい!? あれなんか今日全然緊張しない!? 怖くない…!? 前回と打って変わって、普通に呼吸もできるし、声は震えないし、何ていうか、これは、あれだ。リラックスってやつだ多分。 というわけで用事

          教授との後日談

          先生、これだけは、話せませんでした

          この出来事の、私の感情に焦点を当てたお話。 教授にとっては、私は「不思議な子」に見えるらしい。私が彼と会う時、私はひどく怯えているように見えるのだという。 「緊張しているの?」 「はい?」 「なんか、すごく怖がっているように見える」 「そうですか…?」 「大学の先生の事、怖いかい?」 「えぇ…えっと…緊張はします」 「初めて会った時は、あんなに元気だったのになあ、次会った時にはすごく縮こまってたからな。大丈夫だよ、別に殴りかかってきたりはしないんだから….あ、

          先生、これだけは、話せませんでした

          教授に心の問題を話した時のこと

          試験終了。多分成績も the end…な感じだけど、今回はメンタルのぶれ具合が今までで一番穏やかだったので、ヨシとしよう。まあ一回かなりやばいところまで行きましたが。一回だけなので。 さて、試験も終わったことだし、考えなければならないことがあった。 私は、これからとある教授のところで少しだけお世話になる。前から何かと面倒を見てくれたり、気にかけてくれたりしていた人だ。無愛想な人が揃う教授陣の中で珍しく「すっっっっごいフレンドリー」な人だと思う。いつの間にか彼にニックネーム

          教授に心の問題を話した時のこと

          優しい人たちと、自己破壊する私と。

          試験期間につき、絶賛「限界です」「許して」モードである。もうどうしようもないな。 自分で言うのもなんだが、割と勉強量はある方だと思う。これは学科同期にも言われる。「どこにそんなに問題演習をする時間があるんだ」と。 私は、中々にルーティンワークは得意で、一度習慣に組み込んで仕舞えば、土日に黙々と問題を…「解く」のは難しすぎて無理なのでほぼ解読作業に近いが…まあ演習しているわけです。 私は学科同期よりも頭の回転が遅い。いつも頭に靄がかかったみたいになっているし、みんなが当た

          優しい人たちと、自己破壊する私と。

          擬態とその代償

          いやnote書いている場合ではないんですが。試験の何日前よ、今? だが言葉は発散しないと、息ができなくなってしまう。 「敵を騙すにはまず味方から」という言葉がある。騙された味方の気持ちはともかく、まあ有効な戦法なんじゃないかと思う。だって、私もこの戦法を得意とするタイプの人間で、めちゃくちゃ効果があったから。「効果を実感しました!」ってやつよ。 私が騙したのは、自分自身だ。 「痛くない。辛くない。寂しくない。怖くない。私は耐えられる。」 自分自身に、そう暗示をかけてい

          擬態とその代償