永遠のテーマ

もうすぐ昇段試験がある。
居合道を始めて三年弱…
次は三段を目指す。

今年に入ってから、できるだけ稽古に参加するようにしている。
昇段試験を受けるに際し、余程のことがない限り、休まずに稽古に出るよう師匠から告げられた。

それで、試験までは毎週稽古に参加する旨を妻に伝えた。
妻が快く承諾してくれたおかげで、あと一月弱の本番に向け、順調に鍛錬できている。

「居合は今や、自分の生活の一部である」

「私」という人間の中には、「日本語教師」という特異な領域がある。
そこから、思考が巡回し「日本語教育」から「日本文化」に移って「居合道」に辿り着いたわけだ。

それだけではない。
妻と出会ったことで、「日本語」と言う言語だけでなく「ベトナム語」という言語および外国語に触れる機会も得られた。

「日本語教師」×「居合道」×「ベトナム語」

上の図式=「私」
には、まだまだ程遠いが、これが今後もずっと自分の課題であり、永遠のテーマとなることは間違いないだろう。

たまに、全く違ったことや真新しいことに挑戦したい欲求に駆られるが、それでも冷静になれば、「居合道」も「日本語教育」も「ベトナム語」も、いずれも「私」という人間から不可分な、切っても切り離せない要素であると気付く。

「他所の芝生は青く見える」らしいが、永遠のテーマについて、人生の半分を過ぎた今から変更し、無知なことにチャレンジするより、今の課題をとことん追求していくことの方が、「理想の私」に近づくことができるような気がする。
そして、その理想像が描けるのは、他ならぬ「私」だけなのだと思う。

そこで、テーマを具体化していくと、以下の道標が見えた。

①「居合道」を極め、ゆくゆくは指導者レベルにまで上達したい。

②「ベトナム語」をマスターし、家族で日常会話がスムーズにできるレベルになりたい。

③が難しい…
「日本語教師」で「教務主任」にまでなった今、果たして次なる狙いは何処やら?

社内で「日本語教師養成講座」でも立ち上げようかしら??
それとも、自社テキストの作成および日本語教育関連の図書出版とか??

40を過ぎても、夢は膨らむばかりだ。




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