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働く人に知ってほしい社会保障などアレコレ

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もっと行政は専門職の人を活用してほしいな。という話

もっと行政は専門職の人を活用してほしいな。という話

本当に、国や地方自治体にもちゃんと社労士さんが入るべきでは?そういう事務、アウトソーシングしましょうよ。って思ったのが、今回の障害者雇用率の水増し問題…。

日本には「障害者の雇用の促進等にかんする法律」があります。2016年度において、障害者雇用率の義務を満たしている企業は48.8%と、半分も達成していません。

障害雇用率とは事業主は、常に雇用している労働者の総数に、ある一定の数の障害者を

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妊娠と育児休業給付

妊娠と育児休業給付

以前の職場の話です。
その職場には、私のような無期雇用の正社員もいれば、一年契約の有期雇用契約の人もいる。

私が入社した時、有期雇用の彼女は、 育休中で、あとひと月でまもなく育休が終わる、というところだった。
その彼女と復帰の話をしていたのだろう。そこである事実が発覚した。

復帰後半年以内に、第二子が生まれる。

つまり、また彼女は産休育休に入るのだ…。

いわゆる育休と呼ばれる「育児休業給付

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「生理休暇」

「生理休暇」

「されど愛しきお妻さま」という書籍の著者、鈴木大介さんのこんなコラムを目にしました。
僕が毎月「妻の布ナプキン」で手を血に染める理由

いやぁ・・・自分の血液だって見たくないのに、夫婦とはいえ他人の血液を見ることができるのは、すごい・・・。

このコラムの中で、鈴木さんは、女性が毎月インフルエンザよりも辛いという生理を語ってくださっているのですが、この中で「有給で生理休暇がない会社って全部ブラック

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勤め人と労災について

勤め人と労災について

重たいタイトルになってしまいましたが。。(癒しを求めて足湯写真)

今月、財務省近畿財務局の職員が自殺というニュースがありました。自分は今、まさに労災について勉強していたところでしたので、この事件についても非常に注目していました。もちろんこの方は国家公務員なので、国家公務員災害補償法の適用であるので、一般の労災とはまた適用される法律が違いますが、「勤め人と労災」というテーマでこの記事を纏めてみたい

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年金機構のマイナンバー制度導入について

年金機構のマイナンバー制度導入について

やけに堅苦しいタイトルになっちゃいましたが。今年の3月5日から、年金機構がマイナンバー制度を使って手続きを簡素化したようです。

何が簡素化したのか?というと、これまで住所変更や氏名変更があった人は、勤務先の会社に届出を出して、それを会社が年金機構に届出するって流れでした。今後は、住所変更や氏名変更はマイナンバー経由して把握できるから不要ですよ、ということらしいです。

簡素化される一方、各種届出

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【雇用保険】教育訓練給付金って、会社に申請しなくてもいいんだ。。

【雇用保険】教育訓練給付金って、会社に申請しなくてもいいんだ。。

今までずっと、会社に申請が必要だと思っていた、「教育訓練給付金」の請求。

「教育訓練給付金」とは:雇用保険に加入しているサラリーマン(や、その後退職した人)が、厚生労働団人が指定する教育訓練を受けて修了すると受け取ることのできる給付金。

以前の職場で、受けたいなと思っていたけれど、「今の業界とは全く違う内容の勉強だし、転職すると思われても嫌だしな・・・」と思って申請しなかった。

のに!

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インフルエンザが流行っている

インフルエンザが流行っている

職場のお母さんたちが「学校でインフルエンザが流行ってるみたいで」と言い始めている。この街にもとうとうやってきたか。昨年4月に久しぶりにインフルに罹った。職場で、やたら高熱が出てきて。その日はちょうど、上司も体調が悪いと休んでいた。これは、もしや・・・?その日は意地でも終わらせないといけない仕事があり、20時過ぎまで残業。当然病院にも行けず。そして翌日も下がらない熱。朝一で病院に行って、鼻に綿棒を突

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日本で生きていく際に何を払わなければならないか〜サラリーマンの給料明細から〜

日本で生きていく際に何を払わなければならないか〜サラリーマンの給料明細から〜

サラリーマンをしていると、「毎月●日に銀行にお金が振り込まれる」という認識だけはあっても、その明細にちっとも意識が向かない。毎月振り込まれることに安心感を抱いてしまう。(ちなみに、写真は某アジア諸国のオフィス。札束数えてます)

すると、ある日会社を辞めた時、「こんなにも色々払わなくちゃいけなかったんだ」って気づく。←過去の自分

ほんと、給与天引きはありがたいんだけど、人をダメにするやつです・・

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働くことに拘りながら、知識をつけていく

働くことに拘りながら、知識をつけていく

これまで、3社だか、4社だか、それくらいの職場を転々としてきた。

どの職場にも、一緒に働いていて居心地の良い人や、うんざりするような働き方の人、パワハラ、セクハラ、ブラック、色々あった。

そんな中で、自分が感じたこと。それは、

従業員が一生懸命働いているにも関わらず、会社、経営者、上司たちの認識不測や理解不測で、自分らしく働けなくなって仕事を諦める人が居るということ

また、働く人自身にも、

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