原 真人

面白法人KAYACでVRを作っております。しかしこのブログはノンジャンルです

原 真人

面白法人KAYACでVRを作っております。しかしこのブログはノンジャンルです

最近の記事

マンダロリアンとカウボーイビバップの共通点

現在絶賛配信中のマンダロリアン。まあ面白い。あまりに面白い。 スターウォーズ界の救世主とも言えるマンダロリアンで各所盛り上がっていますが、意外と身の回りのアニメ好き層がマンダロリアンに反応してない印象があり、ちょっとした寂しさも感じております。 アニメ好きの人でもマンダロリアンに興味を持ってもらうきっかけになるかもしれないと思ってこの記事を書きます。 マンダロリアンは、往年の名作「カウボーイビバップ」と似ているところがある、というか、カウボーイビバップで実現されていた良い

    • インディーゲームの魅力

      インディーゲームの不思議な魅力インディーゲームが好きなのです。 とは言っても、私は生粋のゲーム好きというわけではなく、インディーゲームならなんでもやってるぜというコアファンでもありません。 しかし、色々出てくるインディーゲームに不思議と心惹かれるものがあり、年々その気持が強くなってきました。 私という人間にとって、インディーゲームにどんな魅力があるのかを書いたらインディーゲームファンが増えるかもしれない、と思ってnoteを書いてみることにします。 そもそもインディーゲーム

      • HANAKINテックパークVol.1「バーチャルプラットフォーム最前線」前説

        HANAKINテックパークの第1回がいよいよ今週金曜日に開催されます。 今回のトークセッションもかなり面白くなりそうなのですが、個人的にはゲストのブッキング自体にも面白さを感じているので、この記事では前段説明としてそのあたりを解説します。 まずトークセッションのテーマですが、「バーチャルプラットフォーム最前線」としました。バーチャルプラットフォームといえばVRChatやClusterのようなVRのプラットフォームをイメージされると思いますが、それとは別のジャンルとしてフォ

        • Discordのオンラインパーティ(リハ)やってみた。メリット・デメリットを説明するよ

          先日、Discordを使ったオンラインパーティのリハーサルを実施したところ、思った以上に良かったことがたくさんありつつ、気になるところももちろん見つかったので、まとめてみなさんにご紹介いたします。オンラインパーティを開催する時の参考としていただければ。 Discordって? Discordを知らない方のために説明しますと、Discordというのは主にゲーマーの人がよく使っているチャットツールです。 Slackに近い感じのUXで、ユーザーが自由にサーバー(Slackで言うと

        マンダロリアンとカウボーイビバップの共通点

        • インディーゲームの魅力

        • HANAKINテックパークVol.1「バーチャルプラットフォーム最前線」前説

        • Discordのオンラインパーティ(リハ)やってみた。メリット・デメリットを説明するよ

          最近のバーチャル事象概念図

          builderscon tokyo 2018の発表まとめ、その2である。 2018年はVRやバーチャルにまつわる流行が大激変し、ここ数年とは全く違う活況を見せている。しかし、それを外側から見ている人達には何がどうなっているかわからない、という様子が観測されたため、初心者向けとしてそれぞれの概念がどう関係しているかを図を交えて説明してみる。 題して、「最近のバーチャル事象概念図」。 最近、VR関連の重要キーワードに新しいものがガンガン増えてきている。 渦中にいる人には理

          最近のバーチャル事象概念図

          人類バーチャル化とは

          bulilderscon tokyo 2018 前夜祭発表内容、その1である。スライド解説とtwitterで頂いたコメントの組み合わせで構成してみた。 人類バーチャル化とは? 人類バーチャル化を説明する前に、まず「バーチャルリアリティ」の概念を理解しておきたい。wikipediaの解説によると、このようにある。 この概念を図で表現すると、こうなる。馬ではない何かを装置に通すと、さも本物の馬がいるように人間に知覚させることができる。そのための技術や仕組みを「バーチャルリア

          人類バーチャル化とは

          builderscon tokyo 2018前夜祭「人類バーチャル化のすすめ」発表内容について

          先日、ギーク達のお祭りイベントとして有名なbuilderscon tokyo 2018の前夜祭で「人類バーチャル化のすすめ」という内容で登壇させていただいた。 発表テーマ的にも、最近のスタンス的にも当然ながらバーチャルアバターでの登壇である。 発表内容は最近の活動や自分なりのバーチャル概念の分析を形にしたものになっており、これから順次本ブログで公開していく。 以下にリンクをしていくので、ぜひチェックしていただきたい。 人類バーチャル化とは 最近のバーチャル事象概念図 バ

          builderscon tokyo 2018前夜祭「人類バーチャル化のすすめ」発表内容について

          バーチャルアバターナイトVol.2開催/登壇者の見どころを解説してみる

          登壇者が全員バーチャルキャラクターで出演する、バーチャルアバターナイトの第2回の実施が迫ってきた。(8/9実施) 登壇者は、いずれもクリエイターとしてバーチャル/リアルで活躍している手練ばかり。彼らの魅力を紹介させていただこうと思う。 目次 動く城のフィオ 〜VRChatの最先端〜 おきゅたんbot 〜VRを推し続けるバーチャルキャラクター〜 somtd 〜面白ガジェットから大企業のインタラクティブ展示案件まで。ソフトウェア・ハードウェア・企画・実装の境なくパワフルに作り

          バーチャルアバターナイトVol.2開催/登壇者の見どころを解説してみる

          自分のアバターが完成した

          目次 アバターの完成 しかも、バーチャルネームと新規のアカウントも用意した さらに、こんなリアルイベントを企画した アバターの完成さあ、みなさんお待ちかねの、おじさんバーチャルアバター化黙示録である。 ということで、かれこれ半年もかかってしまったがアバターが完成した。 どうですか? まあ完成したというか、最低限公開できる範囲に仕上げたと言ったほうが正しい。アクセサリーは間に合わず、服は半日で仕上げた雑ポリゴンだ。ただ、顔と体、髪は自分で愛せる仕上がりとなったのでとりあ

          自分のアバターが完成した

          自分のアバターが完成しない

          自分のアバターデザインを決めた投稿から1ヶ月半ほど経過したけれど、未だにモデルが完成しない・・ 最近のVTuberでよくある流れは、 まずは2DイラストをもとにLive2Dキャラクターを起こしてそれでVTuberをやる →Live2Dの状態で人気を獲得しながら、並行して3Dモデルを作成 →最終的に3Dモデルデビュー というもの。 そりゃ、こんな大変だったら3Dモデルは一旦後回しにするし、発注したらお金もかかるわ・・としみじみ実感した。 あとひと踏ん張りで完成しそうなのと

          自分のアバターが完成しない

          iPadPro+ApplePenがリアルな紙とペンを超えた、と思った3つの理由

          目次 微妙にイラストが必要な仕事 iPadPro + ApplePenは、リアルな紙とペンの上位互換だ 1. 気に入った部分は残したまま調整できる 2. 二本指で拡大縮小できるので、バランス調整に困らない 3. 二本指で回せるので、得意なストロークでいける 微妙にイラストが必要な仕事自分は仕事の都合上、提案資料や指示書に手描きのイラストを添えることが多い。 過去にこんな画像とか こんな画像をネットに乗せたことがあるが、 まあだいたいこんな感じのイラストを資料に入れるため

          iPadPro+ApplePenがリアルな紙とペンを超えた、と思った3つの理由

          おじさんは個人用VRChat/VTuber用アバターをいかに決めるのか

          VRChatに遊びに行くにあたって、やっぱりオリジナルなアバター欲しいよね〜、あわよくばVTuberもやってみたいし・・となったはいいけど、優柔不断なおじさんはどんなアバターがいいのか、なかなか決めることができない。そんな中、頑張って考えて決めてみたが、決めるきっかけとなった考え方など、これからアバターを作ろうと考えている人の参考になるかもしれないので記事に起こしてみた。 目次 おじさんがVRChatに行くにはどのようなアバターがいいのか? どんなキャラクターになりたいか?

          おじさんは個人用VRChat/VTuber用アバターをいかに決めるのか

          VRの本質は「新しい自由の獲得」なのではないか

          VRに関わるようになって大分経つし、そもそも自分がVRに関わるきっかけはよく言えばノリと勢い、悪く言えば周りの空気に流された結果としてでしかなかったので、昨年のどこかの時期で、一旦立ち止まって考えてみたことがある。 なぜ自分はVRが好きなのか? VRじゃないとできない、VRの本質的価値は何なのか? そこで、自分の中で出た結論は、 VRは、人間が『見たいものを見、感じたいものを感じられる』新しい自由を獲得するための方法だからである ということになった。 こう書くと、「なにそ

          VRの本質は「新しい自由の獲得」なのではないか

          私達は騎咲レイのエピソードにどう向き合えばよかったのか

          この記事は、アイカツ!Advent Calender2017の18日目の記事です。 目次 アイカツ!の根底思想は現代のスポ根であり、池井戸潤原作ドラマのようなもの 根底の思想は同じでありながら、無印からはアレンジされた方向性のアイカツスターズ! 騎咲レイの魅力 騎咲レイの成長ストーリー 真昼からの指摘がキラリと光った64話 80話 それがあなたのアイカツ!かい!騎咲レイ! 王道をそもそも歩めない出自 そもそも「ヴィーナスアーク」そのものが「異質なもの」として描かれている

          私達は騎咲レイのエピソードにどう向き合えばよかったのか

          アイカツスターズ!イリュージョン Show Timeを見に行った方がいい3つの理由

          目次 0. まず大前提として、初演のネタバレあり/再演のネタバレなし 1. バーチャルアイドルと現実空間が混ざり合う投影システムがすごい 2. イリュージョンShowTimeでしか見られない、独自に作られたキレッキレのライブ演出がすごい 3. 繊細なモーションがすごい この記事は、アイカツ!Advent Calender2017の12日目の記事です。 アイカツ!フアンなら知らない人はいないであろう、アイカツスターズ! イリュージョンShowTime。 今年の4月〜5月の

          アイカツスターズ!イリュージョン Show Timeを見に行った方がいい3つの理由