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ああいいなあ

僕は本を読むことが好きです。
まず、本屋さんへ行って、
本を探すところから始まります。
好きな本屋さんは静かで穏やかで、
新しい本もお薦めの本も、
文庫本も名作も豊富に揃っていて、
もうどれにしようか悩むことが楽しい。
これは気になるという作品があったら、
新品でも文庫本でも買います。
なんだろう、読みたくなったら、
値段は関係ないです。
大切なのは中身なので、
これは読んでおきたいというものに、
出会ってしまったらというか、
出会ってうれしいという気持ちになったら、
迷わず読むことにしています。
僕の場合は、
きらきらしている物語も好きですが、
落ち込んだときは、
切ない物語を読みたいので、
感傷的な、暗い、
どろどろした作品を読みます。
悲しいときやつらいときは、
気分が落ち込んでいるので、
穏やかに流れていく物語を読みます。
本を読んでいると、
登場人物に感情移入できたり、
背景の美しさがあったり、
心情の描き方が素敵だったり、
作者の言葉使いが絶妙だったり、
そうですね、本を読むことで、
言葉を知り、
素敵な言葉を読むとうれしくなります。
美味しい、
ミネラルウォーターを飲んだような、
爽やかで透明感のある、
すっきりとした後味の言葉。
このような言葉を知ると、
心がうれしくなります。
疲れたなあというときは、
からだを休めたあとに、
素敵な言葉を思いだしたり、
本を読んだりすると、
元気になりました。
素敵な言葉を使う人と出会うと、
尊敬の眼差しを向けてしまうのですが、
この作者が書いた本を、
今度は本屋さんで探そうという、
きっかけをくれることがあります。
落ちつくといいますか、
また読めてうれしいといいますか、
素敵な本は、
もう何回読んでもいいですね。
本棚にお気に入りの本を置いて、
それを眺めてにやにやして、
もう完全に変な人ですが、
このような時間が僕には必要で、
無くてはならないときです。
悩んだら本を読みます。
ああなんてうまくいかないんだと、
思い悩んだら本を読みます。
だから、本屋さんは、
宝の山といいますか、
知識の宝庫といいますか、
大切な場所のひとつです。
僕はアナログな人間で、
紙の本があると落ちつきます。
本を読みながらのんびりしたり、
疲れたらドリンクを飲んだり、
本を読んでいるときは、
なんて贅沢な時間なんだろうと思います。
話題の作品や、
人気の人の本もいいと思いますが、
やはり自分がいいと思った本が、
手に取って読みたいものなので、
話題の本はあまり興味がありません。
素敵な言葉に出会ったときは、
言葉にならないものですね。
ああいいなあ、ああいいなあ。
こればかり繰り返します。
本を読む時間を、
大切にしたいと思いました。

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