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    数は少なく、つたないもの。切り取ったものは自分の一面。

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母は短期記憶ができないと画像を見て理解した。

認知症要介護1の母と同居している。 毎月通っている老年内科に行きつけず帰ってきたので同行した。 そして、ついでに3年ぶりにMRIもとることになった。 1週間後に結果を聞きに行ったところ、医師から「海馬の萎縮は一番高いレベル?まで進んだ、脳の他の部分は年齢相応の萎縮だから、まあ、生活はできるでしょう」と言われた。短期の記憶力がなくて生活するくらいは、排泄、食事、徘徊などの問題がないので大変とはならないのだろう。 何度も同じことを言われ、何度言ってもわからなくてイライラしてい

    • 認知症の母の喜怒哀楽について

      母は要介護1の認知症である。私は母と同居し、弟は車で20分くらいのところに一人で暮らしている。 たまに顔を見せてもすぐに帰る弟に腹を立て、悲しそうにしている母をみて喜怒哀楽について考える。 「哀」はかわいがっている猫は野良猫だったため自由に家を出たり入ったりしている。そのため姿が見えないこともあり、「猫がいなくなった」と悲しむ。「怒」は私が請け負ってしょっちゅう怒らせている。「喜」は食べ物で。「楽」は記憶が保てないので、長く持たない。「喜」に近いか。 旅行などの非日常の計画

      • 母に夕食の用意を頼むと

        母は要介護1の認知症。 その母に週に1.2回夕食を用意してほしいと頼んでいる。 正直、私が用意したほうが気楽だ。 けれど、母には、外食でもよし、作るでもよし、母が決めるようにしつこく促す。 理由は、作るまでは文句タラタラでも、自分で作り、食べると満足しているのがわかるからだ。たとえ生姜焼きがペロンと2枚皿に乗っているだけのご飯でも嬉しそうに食べる。 外食にしても私が決めたときよりも「おいしい、よかったわ、ここにして」と喜ぶ。私が決めると「なんだかお肉の味もしないし」と同じ

        • コロナに感染して見えてきたこと

          認知症要介護1の母と暮らしている。 記憶障害が目立つくらいで、被害妄想、徘徊はないので軽度認知症だと言われている。 私が新型コロナに感染し、自宅待機になっていた間の母のようすに、違和感があった。 生活するうえで、私が新型コロナに感染したことを伝えるがよくわからない。コロナという言葉自体時々意味が分からなくなる時もある。これは仕方ない。(と思いつつも最初の数日はこちらも体調が悪いこともあってイライラした。) それはまあ、想像できる範囲のことではあるけれど、違和感があったの

        母は短期記憶ができないと画像を見て理解した。

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        記事

          詐欺の電話がまた、きた。

          母は現在認知症要介護1。数年前、少し様子が変だと思い始めたころに還付金詐欺にあい、お金をだまし取られた。 その後しつこく詐欺の電話がかかってきて、母に対応方法を教えても忘れるので困った。 ここ1年くらい詐欺の電話が途絶えていたが、またかかってきた。 1回目はどうも夜中の12時くらいだったようで私は気が付かなかった。 翌日の朝、電話に出ている母の声が聞こえ、内容が奇妙に思えて誰なのか、どういう話だったのか聞いてみると、息子を語った詐欺電話だった。 通話の録音記録で確認する

          詐欺の電話がまた、きた。

          朝4時に起きて散歩する

          認知症の母の行動パターンに合わせて寝る時間、起きる時間を変えた。 8時半には布団に入り、朝4時に起きる。 目が覚めると目的があったわけではないので布団の中で携帯電話を見ていた。 それではただの無駄な時間なので散歩をすることにした。今はまだ暗い早朝から、45分間程度。 誰も見ていないけれど、コンビニに買い物です、という雰囲気を出しているつもり。 帰ってきてから軽くストレッチをして朝食が5時半前後。 雨の日はお休み。 肝心な睡眠時間確保は最近夜中の1時から起きだす母の騒音

          朝4時に起きて散歩する

          底が溶けた電気ケトル発見

          私はコーヒーを豆からひいて毎日飲む。 最近は手でゴリゴリと豆を挽き、気に入っているドリッパーを使い、お湯の温度も決めている。電気ケトルもお湯を注ぐのによい細い口のものにしている。 そしていつものようにポットでお湯を沸かそうとして「あれっなんで電源入らないの?なんでガタガタ不安定なの?」と思いよく見ると、底が溶けていた。母がガスコンロに乗せ火をつけていた。 指摘されるまではすっかり忘れていたけれど、無残なポットを見ると「私が壊したのよね、バタバタして動いちゃだめね」とわかっ

          底が溶けた電気ケトル発見

          今後のデイサービスについて

          要介護1の認知症の母はデイサービスに週2日通っている。送迎付きで昼食、おやつを食べて帰ってくる。活動内容は脳トレと散歩がメイン。 最初の抵抗が嘘のように楽しく通っている。週4日通ってもよさそうなくらいだけれど、ここは慎重に進めたい。 はじめは増やすなら週2日運動をメインの活動とする半日のデイサービスがいいと探していた。 けれどこの先のことを考え、ショートステイが可能なところでデイサービスに通ってほしいと思うようになった。 母は「デイサービス」など必要ないと言い続けていたが

          今後のデイサービスについて

          記憶できないけどそれはたまたまだと思っている母

          認知症要介護1の母と同居している。母の記憶力は加速度的に落ちている。 数分前に合って話をしても誰と、何をはもちろん会ったことすら覚えていない。 相槌はうまいのでご近所さんには母のようすに気づいていない人もいる。母にいろいろ話、ご迷惑おかけしてなどとお詫びをしてくれているが、母は何のことか全くわからず聞いている。 このような状態の母のことを人に話すと「ご本人も不安を抱えて辛い思いをしていると思いますよ」と言う人が多い。 それは人によるのではないだろうか。母は「なんだか今日は

          記憶できないけどそれはたまたまだと思っている母

          今日のお昼ご飯はカップ麺とたこやき

          ひごろは小麦粉、乳、卵を控えている。そのほうが体調がよい気がするので。でもたまに、カップ麺とかかつ丼とか、たこ焼きが食べたくなるのでそういう時は食べる。 ついでにお菓子もたくさん食べてすっきりする。 半年に一回あるかないかの暴食なのでだいじょうぶ。いいことにしている。 今日はカップ麺の大きいサイズ、たこ焼き、萩の月を昼食にした。 食後の感想としては 「それほど好きでもないのに、なぜあれほど食べたかったのなあ、不思議」でも、「食べたーい」という気持ちが強いときはそれに従うこ

          今日のお昼ご飯はカップ麺とたこやき

          趣味は勉強です、とか言ってみたい

          週4日午後からの6時間のパートで働き始めて2年が過ぎた。 心身共に負担は軽い、同居の認知症の母との暮らしを考えるとちょうどよい。まあ、その分給与は少ない。 仕事内容は清掃、片付け、正社員補助と単調な内容が多い。収入は内容とあっていると思う。休みは週3日あるので有給休暇をたまにとることで間に合っている。人間関係は自分次第、好かれようと思わなければストレスはない。 そして3年目になり私はもう少し何かできるのではと自分で確認したくなってきた。仕事とは別の自分を持ちたい。でも、い

          趣味は勉強です、とか言ってみたい

          就寝時間20時半 起床時間3時半

          この生活スタイルに変えて1週間は過ぎた。 午前中が長い。 母は相変わらず不規則に起きだしてくる。23時だったり、午前2時だったり。 それでも20時半には布団に入っているので「まだ、寝られる」とか、「もうある程度の睡眠はとれた」と自分に言い聞かせ大丈夫なことにしている。 よかったことは朝食を5時半には食べられること。仕事の都合でで昼食を早めにとっているので、今はちょうどいいサイクル。 帰宅するとできるだけ早く、19時前には夕食を食べたい。ここがむずかしい。 休みの日には夕

          就寝時間20時半 起床時間3時半

          人助けで調子に乗った

          年配の男性が道で立ち往生していた。 つかまるところがないと歩くのが不安な様子。 「手伝いますよ」と声をかけ軽く支えて前に進む。数歩先には柵がありそこからは支えがある。 自転車を杖代わりにしていたけれど、転んだ。自転車は置いてきたから後から取りに行くという。 それはたいへんだろうと思い振り返ると電柱のそばに自転車がある。 後戻りしてついでだから乗って男性のところまで行くがブレーキが利かない自転車で、慌てた私は倒れて止めた。後から考えれば足を踏ん張ればいいだけなのにもろとも

          人助けで調子に乗った

          生活時間帯を変えてみる

          認知症要介護1の母の起床時間は3時から4時。これは居ついた地域猫が外に出たくて騒ぎ出す時間帯。 母の部屋の戸を開けるだけなので1時間は家中を泣き歩く猫の声がうるさく、結局眠れない。 母はそのまま寝てしまったり、起きてきたりいろいろ。 慢性的な寝不足に疲れ、部屋から出さないか、屋外の出してほしいと言っても数分後には忘れるので毎晩続く。 寝不足と徒労感でイラついていたけれど丸々損しているのは私。 そこで、生活時間帯を変えてみることを検討。 夜は急いで食事入浴を済ませ8時半に

          生活時間帯を変えてみる

          母をイメージして詩を書く

          恥ずかしくて迷ったけれど、先日認知症の母のことを思って書いた詩を載せてみようと思う。 これは用意されたメロディーからイメージして自分で詩をつけるというワークショップに参加して作ったもの。 静かで穏やかなメロディーから思いつくままに書いて、文字数が合わないところを教えてもらい仕上げた。 はなれても ごめんね 遠くにいるよね 影しか見えない 透きとおる雲 消えては浮かぶ はねてはずむ笑い声 からっぽの空ただ広い空  もどってこないね あなただけの道だね ずっと先の後ろ

          母をイメージして詩を書く

          デイサービスとか、ケアマネとか選ぶのは難しいと思った

          デイサービスについてはいくつか紹介されて母とも見学に行き、選択肢はあまりなかったけれど一応検討してから決まった。 ここで嫌な印象が強く残ると後々厄介だと思ったので慎重に。今のところ大きな問題はない。 最近感じるのだけれど、一切合切忘れてしまう、存在すら忘れるところ、出来事は母の負担になっていない証しかもしれないと。 明確な記憶はなくても後から気になって仕方ないことがあるのは気を使い疲れて混乱しているとき。 その日のうちに見事に忘れられているデイサービスは負担になってい

          デイサービスとか、ケアマネとか選ぶのは難しいと思った