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ダイエットのウソと「角砂糖〇個分の糖質」という罠


「お茶碗1杯のご飯には砂糖〇〇個分の糖質が!」という言葉、テレビやネットでよく見かけると思います。

これは

ある食材にはどのくらいの糖質が含まれているのか?

を簡単に理解するために役立ちます。


例えば、コーラ1本には角砂糖約15本分の糖質が含まれているため、ダイエット中にコーラを飲むのはよっぽどでない限り避けた方がいいことが分かります。


ただ、それを理解した上で、

何でもかんでも「角砂糖〇個分の糖質」に換算をしてしまうと、ダイエット失敗の確率高まってしまうのです。

今回はそのお話をしていきます。



何でもかんでも「角砂糖〇〇個分の糖質」に換算するとダイエットは失敗しやすい


例えば、

茶碗1杯のご飯には角砂糖14個分の糖質が含まれる

と言われています。


これだけ聞くと、

茶碗1杯のご飯を食べる=角砂糖14個を食べる

という印象を受けてしまいます。


ただ実際に、お米と砂糖は同じ糖質を含んでいても全くの別物です。


茶碗1杯のご飯を食べた時と、角砂糖を14個食べた時の、ダイエットに対する影響は全く異なります。

どういうことかを、お米を例にとって説明します。


お米の主成分であるデンプンはブドウ糖に分解され体に吸収されますが、砂糖の主成分はショ糖でありブドウ糖+果糖として吸収されます。


果糖はブドウ糖と違う経路で代謝されるため、同じ糖質量になるよう食べたとしても、果糖とブドウ糖のダブルで処理する必要がある砂糖の方がより太りやすいのです。


これは他の炭水化物にも同じことが言えます。


穀類や豆類、イモ類も主成分はデンプンなので、角砂糖で換算して同じ量をとったとしても、明らかに砂糖をとったほうが太りやすいです。


何でもかんでも「角砂糖〇個分」に換算してしまい、

「角砂糖〇個分と同じなの?じゃあ食べないほうがいいじゃん!」

と考えたり、逆に

「角砂糖と同じなら、これからはご飯の代わりに砂糖入りのお菓子でも良いよね」

と考えてしまうと、ダイエット失敗の確率が高まってしまうのです。


分かりやすいのはいいことですが、「何でもかんでも」角砂糖に換算するのはやめておきましょう。


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