中込遊里(演出家/鮭スペアレ/演劇ネットワークぱちぱち)

演出家。音楽劇・鮭スペアレ代表。一般社団法人AsoVo代表理事。「演劇ネットワークぱち…

中込遊里(演出家/鮭スペアレ/演劇ネットワークぱちぱち)

演出家。音楽劇・鮭スペアレ代表。一般社団法人AsoVo代表理事。「演劇ネットワークぱちぱち」ディレクター。東京都立川市在住。6才女児の母。noteで、エッセイの他に、赤裸々な日記を書くことにしました。

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中込遊里の日記ナントカ106回「自由とは何か/2022年まとめ」

2023年元日。私は、「真の自由」について、ぼんやりと考えている。 37歳とか38歳でなにかが起こる37歳か38歳でなにか素晴らしいことが起こる、とはるか昔に(いつだかは忘れた)勝手に決めて、2022年に37歳になった。 はたして、劇団の長年の夢であった海外公演を決行した。たいへんに素晴らしい経験だった。しかし、私の予感した「37歳とか38歳でなにか」は別のことのように思う。 1年過ごしてみて、「なにか素晴らしいことが起こる」わけではなくて、「なにかの変化が起こる」とい

    • コロナ療養2022_1011Tue〜1016Sun

      手書きの日記に戻していたが、なんとなしに、また電子で公開してみようかなと思っていたところ、コロナにかかった。これを契機に。療養8日目〜12日目。 娘が登校した。日常がほとんど戻ってきた。夫はまだ身体が痛いとギクシャク動きながらでも一日中寝ていることはない。 毎日何度も、近くに住む母から連絡があり、食べ物のことを気にして差し入れしてくれる。 立て続けにオンラインミーティング。咳と、痰が出る。 水曜日は講師で入っている高校の授業日だったのだが、担任の先生の図らいでオンライ

      • コロナ療養2022_1010Mon

        手書きの日記に戻していたが、なんとなしに、また電子で公開してみようかなと思っていたところ、コロナにかかった。これを契機に。療養7日目。 夫が私を追いかける形で療養。ただ、私よりも日中ずっと眠っている。日頃と同様、同じ部屋にいれば女親のほうが子に接するのである。 娘、漢字の履修を追いつかせる。下巻の「くじらぐも」も、教科書が学校にあるのでユーチューブで見つけて、一時停止で音読。素直に取り組む。 人目を盗み(?)マンションの前の公園で少し過ごす。転んで膝が砂になったので早く

        • コロナ療養2022_1009Sun

          手書きの日記に戻していたが、なんとなしに、また電子で公開してみようかなと思っていたところ、コロナにかかった。これを契機に。療養6日目。 咳で眠れないことはなく熱も完全に下がったようだ。しかし背中、みぞおち、肋骨のあたりがぐるっと痛む。 夫は38度以上。苦しそうに眠る。 今日は起きていられて、少しパソコンに向かって仕事ができた。娘の勉強も見られた。ただ、立ち上がるとふらつきがあり、大したことはできない。 全員感染を聞いて近くに住む私の実家が励んで助けてくれる。手作りのお

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        • コロナ療養
          7本
        • 2022年2月の日記
          11本
        • 日記ナントカ/妊娠・出産・育児
          2本
        • 2022年1月の日記
          31本
        • 2021年12月の日記
          31本
        • 2021年10月~11月の日記
          32本

        記事

          コロナ療養2022_1008Sat

          手書きの日記に戻していたが、なんとなしに、また電子で公開してみようかなと思っていたところ、コロナにかかった。これを契機に。療養5日目。 受付時間になって、昨日行ったばかりの内科に電話すると土曜で忙しいのか少し愛想がない。夫の状態は悪くないので検査の後電話診療だという。院の裏口にある仮設テントと繋いで、間近のオンライン診療。 医者も薬も完全拒否の夫もさすがのコロナで大人しく出かけた。 昨日は洗濯をしたので今日は掃除機をかける。娘は漢字ドリルに手を付ける。熱の上がり下がりは

          コロナ療養2022_1007Fri

          手書きの日記に戻していたが、なんとなしに、また電子で公開してみようかなと思っていたところ、コロナにかかった。これを契機に。療養4日目。 雨で気が重かったが陽性を確かめに娘と同じ内科へ。濃厚接触者で症状アリなのでさぞかし慎重な対応をされるのだろうと思っていたら、病院の裏口の仮設テントで割となごやかな検査時間を過ごせて、安心した。急な12月下旬の寒さということで着込んでいったけど感覚がうまく働いてないようで寒くも暑くもない。先生がテントに入ってきて「やっぱり出ちゃったね〜」と、

          コロナ療養2022_1006Thu

          手書きの日記に戻していたが、なんとなしに、また電子で公開してみようかなと思っていたところ、コロナにかかった。これを契機に。療養3日目。 娘はぶり返すこともなく、早く眠りについたのに朝いつまでも寝ていた。私は朝38.0。身体が痛い。娘の移動とともに食べこぼしが布団に入るのが嫌で、掃除機はかける。昨日締め切りだったものを、半端な状態でも送らないよりは、でまとめて送る。とてもかんたんに料理をする。 あとはずっと横になっていた。昨日聞いた娘の宿題は見られない。娘もゴロゴロと「ワン

          コロナ療養2022_1005Wed

          手書きの日記に戻していたが、なんとなしに、また電子で公開してみようかなと思っていたところ、コロナにかかった。これを契機に。 朝6時に娘は目覚め、お腹が空いたという。慌ててインスタントの野菜スープを温めてドーナツとヨーグルト。美味しそうに食べる。熱は下がっている。すっかり元通り、元気。 お医者さんに改めて電話を入れて、夫が検査に連れて行く。私はオンラインミーティング続く。そして私も朝から軽い咳が出る。やっぱり私もコロナかねぇと画面の向こうと話していたら娘がドタバタ帰ってきて

          コロナ療養2022_1004Tue

          手書きの日記に戻していたが、なんとなしに、また電子で公開してみようかなと思っていたところ、コロナにかかった。これを契機に。 明け方に、隣で眠る小学一年の娘の肌が熱いので目が覚めた。(母親は夜中の授乳から始まり、子のためのセンサーが眠るときにも働くものだ、と改めて) 前日の手紙で、学童保育所に感染者が複数人出ていたので、うつったのだろう。学校に電話を入れる。初めての欠席。電話口の温かさがホッとする。今後の指示。 診療時間になってかかりつけ医に電話すると、正確な検査結果が出

          2022_0212Sat

          「きょうげんあそび(幼児向け演劇)」の台本作成会議。アキナとまゆがとてもやる気になっていて、頼もしい。 若い人たちと演劇の場で付き合い始めて6年目になる。二人と話していて、そうか、若い人たちが、今年からは本格的にチームになっていくんだな、と、少し覚悟を決めた。そして、私はそれをコーディネイトしていくのだ。 来年度の計画をぐるぐる考えている。予算を立て事業計画を立てること、私はあまり向いていないんだな、と思う。向いていなくても、やる気はあり、楽しいので、やる。

          2022_0211Fri

          午前中は、高校演劇部に指導に行った。「外部指導員」という職名なので指導と表現はするが、実際のところなにを私はしてるんだろう? 今日は活動計画について、諸所の行違いにつき、高校生たちをポカーンとさせてしまった。あぁ、やってしまった、と、反省。私の生まれつきの思い込みと暴走の性質は、たいていの場合、行きつく先は成功が多いのだが(と思っているけど大丈夫かしら)、もっとたいていの場合(変な日本語!)空回りで「空気読めない」と判断される恥を抱えている。 午後は自宅で仕事。夜はぱちぱ

          2022_0210Thu

          「東京も警報級の大雪に」に身構えていたのに、拍子抜けのみぞれ混じりの雨だった。 しかし、そのおかげで、パスポートも受け取りに出かけられて安堵した。(ほんとうに海外公演を果たせると良いのだが!) 荻山さんと一緒にぱちぱちの仕事。資料作成、ホームページの記事作成、コンテンツ整理、プラットフォームの使用方法案出し、など。 荻山さんの文章が相変わらず狂っていて、それをあーだこーだ言いながら直す過程で、二人で爆笑した。別件できゃたに電話して、とあるパスワードを設定する過程で、電話

          2022_0209Wed

          午前中、演劇ネットワークぱちぱちのオンラインミーティングが2つあった。 ひとつは、来月上演する予定の、幼児向け演劇「きょうげんあそび」。もうひとつは、広報および「書くこと伝えること」について演劇ライターの河野桃子さんと話そうの会。 ぱちぱちを正式に立ち上げたのが9月。1日、1時間、1分がとても大切で、新鮮。具体的に人が繋がっていき、その繋がりは血管のごとく張り巡り、血が通っていく。 私と荻山さんと楽さんだけだった、2018年。

          2022_0208Tue

          月経のために、なにをしていても収まりが悪く、頭が働きにくい。 今週勝負であらゆることを、と計画しているので、気ばかり焦って、ため息に沈む。 30分の昼寝の効果は一時間弱しか保たず、また集中は途切れて横になる。 ええい、休もう、と思える勇気がないんだなあ、と、変にしみじみとする。 とはいえ、夕方からは演劇部指導には行けたし、できたこともたくさんあるのだから、落ち込むこともない。

          2022_0207Mon

          演劇ネットワークぱちぱちの、幼児向け演劇公演「きょうげんあそび」新しいチームでオンライン稽古。3/2上演予定。アキナとまゆたそが頼もしい。 午後は某高校の演劇部に行く。帰りに、一緒になった若尾くんと、「中高生と創るシェイクスピア劇」の今後について話す。ぼくだったらこうする…という案がとてもよくって、いろいろと感動した。長年同じ時間を過ごすことで見えてきたものがある。 アツく語っていると、たまたま電車の乗り換えで、「中高生と創るシェイクスピア劇」で出会って今ぱちぱちも一緒に

          2022_0206Sun

          感染拡大が続いて、実家がピリついている。また、娘が小学校に上がる変化があり、かつ、劇団も多忙が重なるこの春は、私自身が疲れをためないようにすることでしか乗り切れない。と判断して、2月は積極的に休もうと急に思い当たった日曜だったので、いつもは実家に預けて仕事をしているところを、娘と過ごすことにした。 鮭スペアレが稽古場としてお世話になっている立川市子ども未来センターには、「まんがパーク」という営利を目的としないマンガ喫茶がある。読書好きの人がいけば、天国とはまさにこのこと…と