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つれづれ読書記録

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波動をあげて生きる

波動をあげて生きる

たまたま、吉本ばななさんの本が続きました。

どちらも2018年の5月と7月に発行された書籍です。スピリチュアルものが増えていく時期だったのかな。

今回は、やさしい気持ちになりたいとき、または、やりたいことをやっているように見える人たちの生き方について聞いてみたいときにオススメな2冊をご紹介します。

1,『切なくそして幸せな、タピオカの夢』(吉本ばなな)いまはもうない実家に帰りたくなる

あと

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やってみたらいいじゃない『社会人大学人見知り学部 卒業見込』(若林正恭)

やってみたらいいじゃない『社会人大学人見知り学部 卒業見込』(若林正恭)

面白かったなぁ!

そんな、清々しい読後感を得ることができました。

いつからテレビを習慣的にみなくなったかキオクが乏しいのですが(たぶん地デジ移行のタイミング?)、そんなわけでオードリーという名前は知っていても人間性や芸風まではよく知らないというのが正直なところです。

たまたま目について、なんとなく興味を惹かれたので読んでみました。

こじらせてるなぁ

もとよりそんな印象でしたが、エッセイを

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愛し方は人それぞれ『無銭優雅』(山田詠美)

愛し方は人それぞれ『無銭優雅』(山田詠美)

今回は、昔大好きだった山田詠美さん(愛称:エイミー)の『無銭優雅』の感想回です。

ここ数年の作品は追えていないので、心を躍らせながら読み進めていきました!

はたして・・・。

慈雨ちゃんと栄くんの場合

その始まり方は、同じ著者が書いた『ラビット病』を想起させました。

大人の男と女が四六時中くっついて、二人にしかわからない言葉で会話をするその作品を読んで、当時かなりの衝撃を受けました。

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つれづれ読書日記_vol.1

つれづれ読書日記_vol.1

感想を熱く語れるほどではないけれど、読んだ記憶は残しておきたい。そんな記録です。

無職、ときどきハイボール(酒村ゆっけ、)YouTubeチャンネル「世界一のゆっけ」の酒村ゆっけ、さんの本。

「可愛いは正義」
昼夜逆転、朝からストゼロを飲むネオ無職。
ダメな自分でも許されている気がして、一時期ハマってずっとみてました。

動画を楽しくみている人であれば、きっと本も楽しめるハズ。

かるい読書にお

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「百万円貯まったら、この家を出て行きます!」(「百万円と苦虫女」読書記録)

「百万円貯まったら、この家を出て行きます!」(「百万円と苦虫女」読書記録)

うつ病になると、文字が読めない。
よく言われていることですが、適応障害で休職してすぐの頃の私も同じような状態でした。

仕事をしていた名残で、まだ頭はフルスロットルで動いているのに、何も入ってこないし理解できない。だけど何かしたい、何かしなくちゃ。そんな思いで、ひたすら英単語帳「金のフレーズ」を眺めていました。

休職して3ヶ月が経ち、ようやく外出の機会も増え、家から徒歩20分の図書館へ行けるよう

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日常はいろどりに溢れている『カラフル』(森絵都)

日常はいろどりに溢れている『カラフル』(森絵都)

Youtuberの酒村ゆっけ、さんにハマっていたころに、動画内で出てきて気になったので図書館で借りてみました。

児童文学というだけあって読みやすく、あっという間に読み終わりました。

〈感想〉

名作という言葉に裏切られた感・・・。

学校と家族だけが世界だった、小・中学生のころに読んでいたらもっと感じるものがあったかもなぁ、と大人になった自分にはあまり心に響かず、オチもやっぱりそーだよね、とい

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本物に会いに行きたくなる『妄想美術館』(原田マハ・ヤマザキマリ)

本物に会いに行きたくなる『妄想美術館』(原田マハ・ヤマザキマリ)

「カフーを待ちわびて」を読んで以来、好きな作家さんになった、原田マハさん。

今回は、早稲田大学第二文学部美術史科卒業・森ビル森美術館設立準備室・ニューヨーク近代美術館勤務という経歴の原田マハさんと、『テルマエ・ロマエ』の作者であり、イタリア芸術に造詣の深いヤマザキマリさんとの対談形式での一冊です。

・30歳で社会人受験をし、美術を学び世界中の美術館を訪れるようになった原田マハさん。

・カトリ

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読書記録:『舞台』(西加奈子)

読書記録:『舞台』(西加奈子)

休職して3ヶ月が経過し、少しずつ本が読めるようになってきました。
今後、文字を書くお仕事もしていきたいので練習も兼ねて記録を残していこうと思います。

売れてる人はだいたい好きなミーハーです。
西加奈子さんは姉が好きなイメージで、読んだ記憶がほぼない作家さん。
気になっていたのとニューヨークを感じたくて今回選びました。

あらすじ

主人公・葉太(ようた)について・自意識過剰?

読み進めての率直

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