大学生🌳 写真と自然、本が大好きです。

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寝静まった住宅街で

最近は時間に余裕があり、夜更かししても支障がないため、夜に散歩している。夜というか夜中に、と言う方が正しいかもしれない。明るい時にしてもいいのだが、まあものすご…

霞
3か月前
51

Instagramの方でカメラ垢を始めました📸 撮った写真を記録していく予定です✍️ 少しでも覗いて頂けると嬉しいです〜〜🍀❕プロフィールの方にリンク貼っています👈🏻

霞
4日前
3

花屋でバイトを始めた話。

まず初めに。 新生活が始まり、毎日が早送りの日々を過ごしていた。新しい環境に慣れるまで、かなり体力を消費した。でも、全てが新鮮で、充実していたため、ワクワクした…

霞
4日前
20

異なる視点から読めるnoteを書いてみたくて…。最後の部分、女性視点では「愛していました。」と過去形になっているけど、男性視点では「愛しています。今でも。」と記憶が鮮明かそうでは無いかで言葉のニュアンスをちょっと変えてみました。文章って素敵〜

霞
2か月前
7

君の記憶の中で生き続けたい。

鶯が鳴いた。 今年は僕にとって何回目の春だろうか。 900年も生きていれば春が訪れても感動しなくなった。 しかし、君に出会ってから。 春は僕にとって特別なものになりま…

霞
2か月前
11

記憶の中で、またあなたに会いたい。

春の香りがした。 桜も花開く準備を始める頃でしょう。 思い出したくても思い出せない。 記憶の中のどこかにいるあなたへ。 愛をこめて文章を書きます。 あなたに出会っ…

霞
2か月前
8

本当に大切なモノって。

自分にとって本当に大切なモノってなんだろうね。 私にとって大切な人が隣で呟いた。 「いつも唐突に深い話を始めるよね。」と彼に返しながらも、興味深い問いだと思った…

霞
2か月前
12

手で伝え、顔で表す

大学生になるまでの、この時間を有意義に使いたいと思ったため、カフェで本を読むことにした。 お気に入りのカフェに入り、大好きなハムチーズサンドを注文した。 席に座…

霞
3か月前
20

濡れた猫で砕く

今日は何年ぶりかに嗚咽した。 自分でも何で泣いているか分からなかった。 勝手に涙が出てきて止まらない。 たぶん「不安」「焦り」「悩み」「緊張」その他諸々の感情が蓄…

霞
4か月前
17

「ありがとう。」

今を駅伝で例えるとしたら、1位で襷を受け取り、どうにか頑張って1位のままゴールしようと息を切らしながら走っている。そんな感じ。 大学入学共通テストという第1関門を突…

霞
4か月前
14

noteの世界って本当に居心地がいい。優しくて温かい人達ばかりで、言葉として表したものを全て受け止めてくれて。周りに吐き出しても共感してもらえない事を共感してもらえる、本当にありがたいです。

霞
4か月前
16

祖母がくれた福

今日の朝、外の空気を吸いたいと思って外に出た。 今日は太陽が温かく出迎えてくれた。今年は雪が少なくて嬉しい反面、雪の結晶が舞う景色を見ることと、雪を踏む音が聴け…

霞
5か月前
5

流星群

「東の空、流星群すごいらしいよ。見てる?」 スマホの通知に浮かび上がる文字。 それを見て私はすぐにダウンを着て外に出た。 先程の通知をタップし画面を開く。 幼なじ…

霞
5か月前
30

言葉が溶ける世界

朝、鳥の綺麗な声で目を覚ました。 あの人が座っているソファに向かって走る。 あの人っていうのは、僕が大好きな咲ちゃんだ。 咲ちゃんは僕の飼い主で小さな頃からの友達…

霞
5か月前
32

世界の終わりから始めよう

私は小学生の頃からアーティストの 『SEKAI NO OWARI』が大好きで、ずっと勇気を貰っています。ライブでは機関車が宙を舞ったり、動物たちのロボットが動いていたり、、、 …

霞
5か月前
11

彼の楽譜を辿る

「毎日勉強ばかりして、頭おかしくなりそう。たまには息抜きしない?」 彼にそう言われて私たちは高原に足を運んだ。 その日は晴れていて、少し冷たい秋風が心地いい日だ…

霞
6か月前
15
寝静まった住宅街で

寝静まった住宅街で

最近は時間に余裕があり、夜更かししても支障がないため、夜に散歩している。夜というか夜中に、と言う方が正しいかもしれない。明るい時にしてもいいのだが、まあものすごく田舎であるため、歩いていると知り合いに遭遇する確率が高く、1人で考え事をしながら歩きたい私にとっては不都合なのである。そのため、日が沈み人通りが少ない夜が最適なのだ。

いつものように、寝静まった住宅街の端っこにチョンと並ぶ街灯に沿って歩

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Instagramの方でカメラ垢を始めました📸 撮った写真を記録していく予定です✍️ 少しでも覗いて頂けると嬉しいです〜〜🍀❕プロフィールの方にリンク貼っています👈🏻

花屋でバイトを始めた話。

花屋でバイトを始めた話。

まず初めに。

新生活が始まり、毎日が早送りの日々を過ごしていた。新しい環境に慣れるまで、かなり体力を消費した。でも、全てが新鮮で、充実していたため、ワクワクした気持ちもあった。

通学をしながら面白いな〜と思うことがあった。
毎日、同じ「人」「車」とすれ違うのだ。
しかも、ただすれ違うだけじゃなく、同じ場所ですれ違う。その度に「プログラミングされてるみたい」と思うのだ。
同時に、毎日同じ時間帯に

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異なる視点から読めるnoteを書いてみたくて…。最後の部分、女性視点では「愛していました。」と過去形になっているけど、男性視点では「愛しています。今でも。」と記憶が鮮明かそうでは無いかで言葉のニュアンスをちょっと変えてみました。文章って素敵〜

君の記憶の中で生き続けたい。

君の記憶の中で生き続けたい。

鶯が鳴いた。
今年は僕にとって何回目の春だろうか。
900年も生きていれば春が訪れても感動しなくなった。

しかし、君に出会ってから。
春は僕にとって特別なものになりました。

春。
桜が満開の日に君に出会いました。
柔らかな髪の毛をなびかせながら一生懸命桜の写真を撮っていましたね。

君はよく笑う人でした。
僕はそんな君の笑顔が大好きでした。
そして。
君はよく泣いていましたね。
小説や映画を見

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記憶の中で、またあなたに会いたい。

記憶の中で、またあなたに会いたい。

春の香りがした。
桜も花開く準備を始める頃でしょう。

思い出したくても思い出せない。
記憶の中のどこかにいるあなたへ。
愛をこめて文章を書きます。

あなたに出会ったのはたしか、程よい温度で適度に暖かい日でした。
そして、桜が満開の日でしたね。

あなたがくれたカスミソウの花束はとても綺麗でした。
ドライフラワーにしたかったのだけれど、そのまま枯れてしまって、、、。
まだ白色を保っていた四本のカ

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本当に大切なモノって。

本当に大切なモノって。

自分にとって本当に大切なモノってなんだろうね。

私にとって大切な人が隣で呟いた。
「いつも唐突に深い話を始めるよね。」と彼に返しながらも、興味深い問いだと思った。

まず、彼が何故いきなりそんなことを言い出したのかと思い、チラッと横を見ると「たいせつなこと」と表紙に書かれた本を手に持っていた。私は春休みに読む本を探すために、彼と古本屋に来ていた。
彼の選ぶ本は考えさせられる本が多く、センスがいい

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手で伝え、顔で表す

手で伝え、顔で表す

大学生になるまでの、この時間を有意義に使いたいと思ったため、カフェで本を読むことにした。

お気に入りのカフェに入り、大好きなハムチーズサンドを注文した。
席に座り、店内に流れる心地いい音楽を聴きながら本を読み進めた。

30分くらいしてからだろうか。
1人のおじいちゃんが店に入ってきた。
ハンチング帽子をかぶり、革靴を履いた、見るからにコーヒーが似合いそうなおじいちゃんだった。さすがにずっと見て

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濡れた猫で砕く

濡れた猫で砕く

今日は何年ぶりかに嗚咽した。
自分でも何で泣いているか分からなかった。
勝手に涙が出てきて止まらない。
たぶん「不安」「焦り」「悩み」「緊張」その他諸々の感情が蓄積されていたんだと思う。
久しぶりに憂鬱な感情に浸っているためnoteに記録しておこうと思う。

私は悩みや不安を誰かに打ち明けることが少ない。どんな事があっても自分にポジティブな言葉をかけて溜め込み、結局抑えきれなくなって涙が止まらなく

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「ありがとう。」

「ありがとう。」

今を駅伝で例えるとしたら、1位で襷を受け取り、どうにか頑張って1位のままゴールしようと息を切らしながら走っている。そんな感じ。
大学入学共通テストという第1関門を突破した今、丸一日小論文に関する本を読んだり、新聞を切り取ってノートにまとめたりしている。言葉に触れることが好きな私にとって、勉強かつ幸せな時間である。

私はいつも図書館で勉強している。図書館の前にはコンビニがあり、そこでいつも昼食を買

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noteの世界って本当に居心地がいい。優しくて温かい人達ばかりで、言葉として表したものを全て受け止めてくれて。周りに吐き出しても共感してもらえない事を共感してもらえる、本当にありがたいです。

祖母がくれた福

祖母がくれた福

今日の朝、外の空気を吸いたいと思って外に出た。
今日は太陽が温かく出迎えてくれた。今年は雪が少なくて嬉しい反面、雪の結晶が舞う景色を見ることと、雪を踏む音が聴けないのが少し悲しい。

しばらくすると祖母がやって来た。祖母の家は隣で庭には畑があり、畑の横にはたくさんの植物が生えている。春には梅の花。夏には向日葵。秋にはコスモス。冬には椿。四季折々の景色を見ることが出来るため、玄関に座って畑の横を見る

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流星群

流星群

「東の空、流星群すごいらしいよ。見てる?」

スマホの通知に浮かび上がる文字。
それを見て私はすぐにダウンを着て外に出た。

先程の通知をタップし画面を開く。
幼なじみからのメッセージだった。家が近く、大自然の中で育った私たちは、中学生になっても高校生になってもずっと仲が良かった。彼との付き合いはかれこれ12年になる。
喧嘩もしたし、課題を手伝いあったりもした。別々に高校に通っているが、帰り道に一

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言葉が溶ける世界

言葉が溶ける世界

朝、鳥の綺麗な声で目を覚ました。
あの人が座っているソファに向かって走る。

あの人っていうのは、僕が大好きな咲ちゃんだ。
咲ちゃんは僕の飼い主で小さな頃からの友達でもある。

いたいた。ソファに座ってる。
後ろから驚かしてやろう。
僕は「ワン!」と大きな声で吠えてやった。

咲ちゃんには僕の言葉が届かなかった。
咲ちゃんはまるで僕が見えていないみたいだ。
悲しかった。
仕方が無いのでもう1回寝た

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世界の終わりから始めよう

世界の終わりから始めよう

私は小学生の頃からアーティストの
『SEKAI NO OWARI』が大好きで、ずっと勇気を貰っています。ライブでは機関車が宙を舞ったり、動物たちのロボットが動いていたり、、、

とにかく本当に世界観が凄いんです。
是非皆さんに1度は見て頂きたいです。
気になった方は調べてみてください。

では、本題に。

SEKAI NO OWARI(通称:セカオワ)の曲って本当によく考えさせられる歌詞ばっかりな

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彼の楽譜を辿る

彼の楽譜を辿る

「毎日勉強ばかりして、頭おかしくなりそう。たまには息抜きしない?」

彼にそう言われて私たちは高原に足を運んだ。
その日は晴れていて、少し冷たい秋風が心地いい日だった。

手のひらで日光を遮り、目を細めながら彼は言った。

「空気、すごく美味しいね。肺が2個じゃ物足りない。あと1年分くらい貯蔵したい。」

「そうだね。この地域はタバコとか工場の煙とか禁止されているんだって。」

「そうなんだ。俺、

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