マガジンのカバー画像

ヨガ 2.0、ジャパニーズヨガ

38
ヨガをアップデートして日本特有のカタチも模索中。
運営しているクリエイター

#瞑想

メインストリームを占めているパラドックス

メインストリームを占めているパラドックス

ヨガを続けていると対峙する決定的な矛盾は、悟った後でも肉体を纏い存在し続けなければならないという二度と抜け出せない罰ゲームのような虚無感に似たものだけではない。案外早く、ヨガの全貌が薄っすらと見え初めてきた頃にやって来る。

もっとみる
アウェイの中でしか磨かれないもの

アウェイの中でしか磨かれないもの

7月のサロン生クラスは横浜と新宿にて2回の開催になりました。一般の方も参加して下さり、とても充実した時間になりました。少しずつ指導者育成も兼ねたスタイルを模索していて、メンバーさんが交互にガイドやアジャストを行いスキルを磨いています。

今後も生徒とイントラ、クラスと指導者育成という枠を少しずつ溶かして、ブロックチェーンのような信頼の構造に基づいたキャリア形成をお手伝いできたらと考えています。

もっとみる
僕たちにはマインドフルネスよりも一期一会の方がしっくりくる

僕たちにはマインドフルネスよりも一期一会の方がしっくりくる

マインドフルネスは仏教と医療テクノロジーが結びつき、ストレス解消のための優れたツールとして広がっている。f MRIなどテクノロジーの発展により、脳神経における効果が科学的に証明されてきていることにより、論文数も増加し研究も進んでいる。

2017年、f MRIで集中瞑想による僕の脳内血流量の増加が認めれたところ

もっとみる
僕がアシュタンガヨガを学び伝え続ける理由

僕がアシュタンガヨガを学び伝え続ける理由

アシュタンガヨガを軸にヨガを学び続けて15年くらいになる。インストラクターとしては12年目。ヨガにはいくつもジャンルや種類があるのだが、僕がアシュタンガヨガを選ぶ理由は主に2つある。

1. 流動性が高く運動量の多いメソッドアシュタンガヨガの最大の特徴は、呼吸と動きのペアリングによって流れるように動いていくことだろう。運動量が多く、熟練すれば動的瞑想へと昇華することも可能になる。

僕は幼い頃か

もっとみる
マインドセットを変えよう

マインドセットを変えよう

近年のヨガイメージ遍歴「ヨガ」、「アサナ」と聞いて思い浮かべるのは、トリコナーサナ、ヴリクシャーサナなどいわゆる「ヨガじゃん!」ってものだと思う。

世代に依ると、より宗教的なイメージだったり、スト2のダルシムだったり。。

このイメージは、良くも悪くもヨガへの一般的なマインドセットで、まだまだ「オシャレ」とか「美容」とかよりも実はかなり強いように感じている。

こういったイメージをみんな

もっとみる
悟り再考

悟り再考

僕たちは「悟り」をあまりにも遠い存在へと追いやってしまったように感じる。

あたかもヒマラヤの頂上にしか咲かない花のように。。

そもそも「悟り」とは何だろう。特別な空間でしか起こせない、あるいは現れない魔法や幻想なのだろうか。ヨガをアップデートし、ジャパニーズヨガに辿り着くためにはまず「悟り」を再考する必要がある。

一般的に「悟り」は、日常用語として「理解すること」、「知ること」、「気づくこと

もっとみる