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トラブルと決断の《甲州街道日記》 その8

Ⅷ 12月27日(火)-6

 さて、夕食の話。

こんな雰囲気の店です

 開店まじかに「かどめ」行ってみると、1番でした。あたり前です。開店間近ですから。座って何を食べようかなと迷っていると、4人組が入ってきました。一人だけ、いい服を着て偉いと思われる人だった。「こちらです」と3人に案内されて、奥の方に入っていった。どうやら奥には個室があり、そこで先程の偉い人を接待するようです。逆に言うと、この店は「接待に使うような店だ」と意味することに気が付きました。

生牡蠣は3つだった(これは単にネットの写真)

 メニューを見てみたてみら、すべてのメニューに産地が書いてあります。やっぱり高級店です(これは、大阪では高い店のメニューの方式です)取り敢えず、剣先イカのお刺し身と生牡蠣を頼んだ。お酒は、名前が気にったので「紀土 特別純米 カラクチキッド」にした。『紀土』と「キッド」の洒落らしい(勝手に想像しただけだけど)。バイトの高校生が来て「和歌山のお酒です」と説明しながら入れたくれた。少し手が震えているのは構わないとして「盛りこぼし」のおまけがなかった(知らないのかな?)のは少々不満。普通の店ならクレームを付けるところだが、店の雰囲気に飲まれて言えなかった。(情けないが、この雰囲気ならそうなっても仕方ない、と自分を納得させた)
 
 イカと牡蠣で飲んでいると40代の男の人が、20代のおねえさんを連れてやってきた。「ここは、うまいんだよ。何でも食べなさい」と言っていた。おねさんは、一番にシャンパンをボトルで頼んでいた(怪しげな雰囲気なので、見ないふりをすることにしました。それにしては、よく見ている)。

これが、キッド!!

 その他、穴子の一本揚げとホタテと平茸の炒めもの頼みました。お酒はもう1杯だけ静岡県焼津の「磯自慢」を飲みました。これは、大阪で馴染みのお酒で、よく飲むお酒です。隣のカップルは、当日のメニューで1番高いカニを注文していました。私は、1万円を超えるわけにはいないので、これくらいにして宿に帰りました(やっぱり、よく見ている)。 

ゲストハウス【古民家 fumoku】のバーコーナーです(行きたかった)

 まだ少し飲み足りないので、【古民家 fumoku】のバーコーナーに行こうと思いましたが、バーの扉がしっかりと閉じられていました。耳を澄まして声を聞いてみると、5,6人の仲間内でかなり盛り上がっているようです。どうやら、みんな経営者さんの友達らしいく、ため口でワイワイやっています。そんな中に入っていく勇気が湧かないので、そのまま部屋に帰りました。いい感じのバーだったので、入っていく勇気がないのが残念でした。

 しばらくして、風呂に入りに行こうとしましたが、ゲストハウスには風呂がないことを思い出しました。外国人仕様だからか?シャワーしかない。
 タオルを持って行ってみたら、ドアの鍵が壊れていてうまく閉まらないみたいです。下手したら、シャワーを浴びているときに開いてしまいそうで、気になりました。だから、今日はシャワーもやめておく決断をしました(1日くらい、体を洗わなくて大丈夫。途中で、温泉に入ったし、今日は、冬だし、20キロしか[笑➪嘘➪涙]歩いていない…やはり、大浴場つきのビジネスホテルにすべきだったか、いや、一度決断したことを疑ってはいけない。これ、大原則)。

 もう寝るしかなかったのですが、残念ながらゲストハウスでは安眠は得られませんでした。壁が、薄いからです。隣の部屋からは、一晩中ゲームをする音が聞こえて来ましたし、1階のバーコーナーからも遅い時間まで楽しそうな話し声が漏れ聞こえて来ました。その上、私のホコリアレルギーがでて、咳が止まらないというおまけまでつきました(宿泊料を考えたら、壁の薄さや漏れ聞こえる声はこんなもんでしょう。ホコリは、掃除のせいではく[掃除はきれいにしてありました]古民家というところが原因でしょう)。

 以上が、ちょっと寝苦しかったゲストハウス初体験です。と書いてるので「もう、二度とゲストハウスに泊まらないのか!」と思ってはいけません。事情があって、明日もゲストハウス泊りなのでした。

 それは、次の記事で。




 


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