マガジンのカバー画像

およそ500字日記

98
文字数を稼いでなんとか500字以上書けるように頑張っています。
運営しているクリエイター

2024年2月の記事一覧

2024年2月25日の日記

2024年2月25日の日記

 電車に乗っていると、乗り込んできた威勢のいいガキンチョが車両を見渡して一言「座れるっちゃぁ座れる」って言ってた。そうなんだよ、確かに座れるっちゃぁ座れるっていうシーンはよくあるんだけど、「別に座らなくてもいい」ってなることも多々ある。
 そのガキンチョは自分の他に兄弟と両親がいたから、全員は座れないけど何人かは座れる、って意味で言ったんだろう。子どもながらにそういう気遣いができるのは素晴らしい。

もっとみる
2024年2月22日の日記

2024年2月22日の日記

 あれ?もう春?まったく、季節は僕らを追い越してゆくけど私は立ち止まったまま冬のようだな…。
 2月も気づけば折り返していて、春も近い。今年はついぞ雪を見なかったな、とか、屋台でラーメン食べられなかったな、とか、しっかり季節を楽しもうとしていた自分の残像を春の風に乗せて飛ばしてみたり。

 2月のこの時期になると、2月22日や0222って入力する機会が増える。同じ数字だけでこのように3つも並ぶのは

もっとみる
2024年2月13日の日記

2024年2月13日の日記

 運転手さんそのバスに私も乗っけてくれないか。古巣を捨てきれない、捨てられないのは何故だ。いつか青空に向かって翔ぶ日が来るのだろうか。
 
 生涯で居住する場所はそれほど変わることはないが、電脳世界での根城だけはコロコロと変わる。こうやってコロコロと変えられるくらいには色んな場所があるということだ。私もいくつかの"城"を構えている。城が多ければ多いほど、一国の主としてそれだけの城下町を作ることがで

もっとみる
2024年2月7日の日記

2024年2月7日の日記

 東京地方に雪が降り続けて、部屋の中に居続けることもあるさ。去年は京都や大阪に雪が降って交通網がマヒしたが、それも懐かしい話。今年の冬は例年より暖かい。

 東京にはITとコンサルしかいないのは有名な話。とりあえず東京の男に声をかければどちらかが捕まる。多様な人間と文化が交錯する街というイメージが漠然とあるが、私にすれば、皆が他人に興味がなく、見せかけのブランドに身を包んだCulture Vult

もっとみる
2024年2月1日の日記

2024年2月1日の日記

 食券制のお店で退店時にまたお金を払おうとしてしまう私は本当に純朴でいい人。食への感謝感激雨嵐はいつだって決して忘れない。愛ゆえの本能的行動だ。
 先にお金を払うことで、提供される食事に確かなその"価値"を噛み締めながら味わうことができる。食券制というのは現代が生み出した、食の価値担保システムだと思う。

 カツカレーに乗ってるカツ、ご飯と一緒に食べたいから食べやすいようにスプーンでよく2つに割る

もっとみる