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青年海外協力隊🌍

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2019.1~2021.1 ザンビアで暮らす2年間の記録
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#保健師

この時を生きる私たちがアフリカの人々から学ぶこと

この時を生きる私たちがアフリカの人々から学ぶこと

一時帰国から一か月以上が経った。

自己隔離の14日間が終わって以降、ほぼ毎日おばあちゃんと一緒に過ごしている。

おばあちゃんは今年で79歳になる。生まれてからずっとこの土地で暮らしてきた。私の地元はいまは”市”の一部だが、かつては”村”だった。おばあちゃんはこの村で生まれ、この村に嫁ぎ、この村で暮らしてきた。

おばあちゃんはよく昔話をしてくれる。おばあちゃんが語る60~70年前の日本の風景は

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固茹でのパスタを掻き込みながら考えたこと

固茹でのパスタを掻き込みながら考えたこと

週末、村から戻ったころから風邪症状と食思不振、倦怠感でどうも体調がいまいち。
でも熱があるわけでもないし、毎日職場の状況が気がかりで出勤して、忙しさに身を任せて頑張ってみるものの疲弊する。そんな日々の繰り返しだった。

食欲もないので、夕食はお茶漬けかインスタントラーメンか食べないで寝てしまう日々。食生活の乱れがまた体力を消耗する悪循環。

そんな流れを断ち切りたくて、今日は1日休むことにした。

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活動のこと⑤

活動のこと⑤

この週末、活動のためのツールをいくつか用意した。

成長モニタリングの出席カード。
平成世代には懐かしいラジオ体操のカードから着想を得た手作りカード
低体重児を発見しても私はお金も食料もあげられるものはなにもない。
でもせめて毎月の成長モニタリングには来てほしい。
心配していることが伝わってほしい。
そんな思いからはじめてみた。月ごとに開催日が異なる成長モニタリング。毎月何日に開催されるか分かるよ

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無関心なひとの心を変えること

ザンビアに来て、日本人の環境への意識の低さに顔を伏せたくなることがある。
どうして日本人はこんなにも環境への意識が低いのだろうか。

こんなことをいう私も、日本で暮らしていたときは、環境への意識の低さは底辺をさまようレベルで、完全に国際社会の流れから取り残された一人だった。

コンビニでもスーパーでも何の気なしに毎回ビニール袋を受け取っていた。たとえビニール袋が有料でもためらうことなく1枚3円のビ

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変えるべきこと変えられないこと変えるべきじゃないこと

変えるべきこと変えられないこと変えるべきじゃないこと

毎週月曜日、週1回のミーテイング。
なにも発言できることはないけれど、クリニック全体の状況を把握するために出席している月曜日朝一のお仕事。
一応、毎回出席すればインチャージが発言の機会を与えてくれる。
『ミナ、MCH(Mothers and Child Health)で抱えてる問題はある?』

問題も課題もたくさんある。
私が日本で学んできた状況を正しいとするならば、正すべきことはあふれている。

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