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人と向き合う

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力を持つとは

力を持つとは

 最近、勤務先が変わったのだが、その過程で感じたモヤモヤを整理しようと思う。

 はじめは、一応不本意な人事(本心では望んでいたかもしれない)にモヤモヤしているのだと思ったが、すぐにそうではないことに気付いていた。それは、自分以外の状況をみても「?」なことが多かったから、自分だけの問題ではないということだった。なぜ、そんなことになるの?ということが多くあった。

 権力というか、人脈というか、パワ

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話が通じる幸せ

話が通じる幸せ

 仕事は大変なのだが、最近、心は凪いでいる。

炊事の手際が以前よりよくなって、以前より家事がいい気分転換になっているのかも。

 そして、私はスマートウォッチを着けていて、睡眠スコアを知ることができるのだが、スコアが最近すんごくよくなったのだ。以前は寝ている間もすんごいストレス反応が出ていたし、安眠できた気がしなかった。でも、最近いい具合に力が抜けているらしい。

 「話が通じない」苦しみをここ

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今から迎えに行くよ

今から迎えに行くよ

 今日、娘が高校からバスで帰宅するのを、迎えに行った。一緒に買い物をしようと思って、仕事の帰り、少し遠回りをしてバス停に向かった。
 着いたらちょうどバスが出たのが見えた。そして、彼女がこちらに向かって歩いてきた。思わず手を振ったら、振り返してくれたのだった。

 それは娘がちっちゃいころからお世話になっていた保育園の近くだったのだけど、一瞬、なんだかタイムスリップ?というか、自分が今「どこに(ど

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とりあえずの幸福論

とりあえずの幸福論

何かと「愛がすべて」と言ってくる人がいて、「めんどくさい」と思っていた。愛はエネルギーなので、エネルギーがどう発せられるかによって、愛は重くもなれば、柔らかくもなる。

いろいろな世界が重なり、同時進行しているけれど、愛を知っているかどうかよりも、憎しみに囚われ、巻き込まれていないかどうかが、何かを見極める目安になると、最近思った。私のような、未熟さや世間知らずゆえに憎しみに身を滅ぼしそうになった

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誰のための記録なのか

誰のための記録なのか

手帳やノートでの記録、iPadのノートアプリでの記録、このnoteでの文章。とにかく「書く」という行為なしに私の日々は進むことはない。ただ、その画像をSNS上で公開できるかというと、(noteを除いて)内容上の問題はもちろん、ビジュアル的にもお見せできるものは皆無だと思う。今思ったけど、到底見せられないものを、人に見られる状態にしたものが、このnote上にアップしているものなのだろうと思う。大体こ

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強気でいいのかもしれない

強気でいいのかもしれない

最近、ずっと気持ちがもやもやしている。すっきりしない。なんかうまくいかないというか、周囲に言いたいように言わせてしまって、その言葉で嫌な思いを抱くということが続いている。
そもそも、今の職場に移ってから「悔しい」とか「辛いなあ」というような思いを抱くことが多かったな、とふと気づいた。だから、あえて下のような「正直に生きてていいんだよね、自分」みたいな、なんか自分で自分に言い聞かせるような記事を書い

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不安を抱えていても、できることはある

不安を抱えていても、できることはある

 ある人に辛い思いを少し聞いてもらうことになった時、涙が溢れたのだが、ふと気づくと相手も涙を流していた。何もアドバイスはせず、同意もせず、ただ涙を流していた。ただ、話している私を見ていた。
 私はその相手のありように確実に救われたのだった。私は、こんなふうに人の話を聞いたことがない、そう思った。
 いつしか私はその人のことを尊敬するようになっていた気がする。まだまだ若いし、経験不足だったりもするの

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いちばんだいじなもの

いちばんだいじなもの

ついつい自分の体調や心身を後回しにして疲れ果てる、そういうことの繰り返しの中にいる人は少なくないと思う。でも、自分を見失ってはいけない。

私にとって、自分(あえて一番に書く)、家族、一緒に暮らしている家、仕事、友人。だいじなものはたくさんある。

で、個人的な次元でだけ言うなら、「考えること」がとても大事だという気がする。
考えるために学ぶこと、学ぶための道具である文房具、考えるきっかけになる、

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相手を思いやる気のない人には、エネルギーを提供しなくていい

思いやりっていうのは、想像力とか覚悟をもつことじゃないかと思う、今日この頃。

仕事をしていて、この人と組みたくないと思う人には、想像力の欠如についての無自覚と、覚悟のなさ、という二つの共通点があることがわかった。

仕事を早く済ませた私に「明日は遊びに行くんですか。いいですね」「私は明日も仕事を頑張ります」。
土日に遊びに行くとは一言も言っていない。土日の家事と、県外の実家の両親の手伝い(入院中

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老いること

老いること

背中が少し曲がったこととか、首筋のしわの感じとか、髪の質が変わったこととか。若々しさだけをよしとしていたら受け入れられないだろうか。

でも、その人が一生懸命生きていたら、勲章のような、あるいは美しさなんだろうなと感じた。

老害という言葉があるけれど、この言葉はちょっと違うかもしれない。結局、一人ひとりがどう生きるかということに尽きるんじゃないかと思う。老いたから頑固になるという面ももちろんある

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祈りながら進むしかない〜私たちは循環のなかに在る〜  

祈りながら進むしかない〜私たちは循環のなかに在る〜  

 私はどちらかというと、いわゆるスピリチュアル的な考えをすんなり受け入れられるし、いわゆる陰謀論的なものも「たぶんそういうのは伝わっているイメージ通りでないにしても、なんらかの形で在るんだろう」と思っている。

 ここ数年、身近な人たちが、若くして大病で何人もこの世を去ったり、あるいは重いうつ病になったりした。亡くなった人の中には本当に大好きだった、かつての同僚もいた。子どもが大きくなって、そろそ

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ハンディキャップというか癒えない傷みたいなものも、それはそれで自分なのだった

ハンディキャップというか癒えない傷みたいなものも、それはそれで自分なのだった

10月中旬に書いて公開してたけど、下書きに戻していたもの。長いけど、そのまま残しておくことにする。今は11月。

この1週間は実にハードだった。自分の良くないところは、極限に達する直前まで全くしんどそうに見えないらしいし、仕事もこなしているように見えてしまうことだと思う。社会人としてはもちろんだが、幼少期からも明るい優等生!!!として、いろいろな状況を生き延びてきたがために、がんばれてしまうのだが

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くだらないと思えたことが 救い、あるいは赦し

くだらないと思えたことが 救い、あるいは赦し

コーヒー豆を買いに、夫と出かけようと思う。私は家で家事や仕事をしてて、彼もまだ外で仕事をしている。電話をかけて、「コーヒー豆買いにいく。自転車の空気入れやトイレットペーパーを買いにいこう」と誘った。外での仕事で疲れてるだろうけど、一緒に行ってもらうことにした。運転するのも私。車の運転は好きだ。夫との話題は家のことや共通の知人のことや、世間のニュース。

自分よりかなり年上で、高い能力があるように思

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赦すか 赦さないか って悩んでる時点では 到底赦せそうにない

赦すか 赦さないか って悩んでる時点では 到底赦せそうにない

タイトルだけで十分とも思ったけど、やっぱりいろいろ書きたい。

ずっと「闘い」の人生だなと思って生きてきた。ほんとに。
敵キャラみたいな存在が現れたら倒す。困難な状況に直面したら、攻略を練って、突き進む。苦悩の中でのたうち回って、立ち上がるための光を探す。光を感じることには、投資を惜しまない。
闘いが終わる時って、人生が終わる時かも、くらいに思ってたので、生きようと思うと、どんどん敵キャラを呼び寄

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