【配信と心理学】配信者とリスナーの心理
#入院中 / #難病 / #線維筋痛症 / #強直性脊椎炎
配信者( ライバー) を経験してる者として、リスナー側に立って引きで考えてみると、意図してないところで心理学が発揮されている事が実に多く、興味深い
配信者もリスナーもほとんどの人はその事を1ミリも考えていないのにだ
先日、ある人と話した #バンドワゴン効果 と #アンダードック効果 と配信のリンク度合いは非常に高い
実は、バンドワゴンとアンダードックは逆に見えて、親和性もあるものだ
同時に #スノップ効果 #ヴェブレン効果 も機会も少ないものの配信の中で起こる心理的現象としてチェックしていきたい
文末にはこの文章にふさわしいと思う楽曲を紹介する
①バンドワゴン効果
この効果を狙いたい配信者は山のようにいると言っていい
競争率が高い分、リスナー側から見たら、蹴落とし合いや馴れ合いなど見苦しい事が多々ある
例えば、リスナー10人が「かわいい」「かっこいい」と言おう
そうすれば、それを聞いた他の人が「どれどれ?」と配信を見に行く
元々、ルックス、トーク内容、声など好みじゃなかった人も「こんな熱烈なファンがいるのか」と思えば、何となく魅力的に映る
インスタ映えなどを狙う人にも同じような効果があると言える(食べたフレンチ、買った高級ブランド品を載せる→この人は経済力があって、何か映えてる⇒魅力)
もしくは、所謂「大手」と呼ばれる歴も長く、実績ある配信者が「あの子は○○がいい!」と言ったり、コラボで持て囃すと、同様の効果を得れるため、それに擦り寄る人が多いのも配信界である
バンドワゴン効果は多くの人が支持しているものに対して、より多くの支持が集まること。
例えば、アメリカの大統領選などはそのような競い合いでもあるように映る
プロ野球の優勝パレードもそうだろう
支持者が集まる訳だから、それに対して追随してくる人は同じ系統か予備軍である
インフルエンサーもそうだ
「○○ちゃんが使ってたから、これほしい!」などは鉄板中の鉄板だ
但し、本人の意思と反し、そういった支持者(リスナー)は割と誘導されやすい平均的な考え方の人が多い
一方、同じくマーケティングでよく用いられる「みんな持っている物は欲しくない」「被るのは嫌 」「同じのが嫌」という人には #スノップ効果 というのが用いられる
②スノップ効果
僕は意図して心理術を使わない
使えば楽なのだろうが、僕の目的にはそぐわない
僕はスノップ効果寄りの考え方で生き、配信をしているように感じる
その際、僕が追求するのは、目先の人気でも、有名税でも、ステータスでも、金でもない
一貫した目的の遂行だ
そこがどの配信者とも圧倒的に「差別化」出来る
また、僕の場合、体調はガラスよりも脆く配信も限定的、配信内容はダイヤより希少価値を見出そうとしている
スノップ効果がよく用いられるのは「限定品」「希少品」のマーケティングだ
バンドワゴン効果を狙っている配信者には微塵も興味がない
有名になりたい?チヤホヤされたい?それでお金を稼ぎたい?あとは?
そこに強い目的意識とビジョンがないなら、そこまでと僕は考える
よくいる配信者どまりだ
僕自身、倒れるまでやって、お金を稼がず、5年間配信してきたからだ
無通知でもタイミング合えば、集まってくれるリスナーさんがいる
計画的にスケジュール立ててやっても、ネットアイドルリサーチ隊が集合するより、僕の意思に沿って洗練された共感度の高いリスナーさんが集まって下さる
そのリスナーさんもまたスノップ効果を有していると言ってもいい(限定的・希少的)
③アンダードッグ効果
バンドワゴン効果とよく対で表現される効果
アンダードッグは例えば、野球の試合で大差で負けてるチーム(特に甲子園)を応援したくなる心理
勝ち目のない試合、噛ませ犬と表現されるようなチームや選手を異常に応援したくなったことはないだろうか
ないならきっと、たまたま、ほとんど失敗とは無縁な人生だったのだろう
ただ、条件が揃えば、見る人が見れば、無条件に応援したくなる理由になる
僕は具体例を挙げればキリがないほど、「失敗しっぱなし」「失恋しっぱなし」「難病持ち」のいわば「負け犬」だ
(横道に逸れるので今回は書かない)
例えば、僕がアナウンスしたところで、いやらしい表現は使わない
なぜ、そのアナウンスをするのか、明確な理由と目的があるからだ
配信でも普通に使う
それを嫉妬民が「詐病だ」「痛いふりだ」「病気アピールだ」と言うが、そういったものは全くあたらない
100%外れだと証明出来る
そういう非常識で無礼な人を除き、少なくとも
①体調的に(試合展開が)厳しい状況でも、一生懸命な人を応援したくなる
②その人のこれまでの頑張りを知ってる(後追いでも興味がある)
③弱いものを守りたくなる
そういう『純粋な心』を持ってる人が応援したくなる条件は、僕ももっている
その先にあるものは最大級の感動である
自分の表現で言うと、「負け犬」の僕が「オオカミ」になる時である
これを商用で用いる人もいるが、割と詐欺じみてる場合も多い
「私はどうせブスです」とそこそこモテそうな人が言ったり、「私は(身体的な)○○病」と毎日ビール飲んでアル中のような状態で騒ぎ散らしてる人が言っても、みんな引くのが逆効果の代表的例と言える
配信界でもよく見かける光景の一つだ
バンドワゴン効果と親和性が高い部分とはアナウンス効果だ
分かりやすく例えると
バンドワゴンは「優勝チームをみんなで」
アンダードッグは「万年最下位チームをみんなで」
応援したい気持ちと言ってもいいだろう
プロ野球でも甲子園でも、常勝軍団を応援するか、近年最下位や1回戦負けのチーム、県代表を応援するか、分かれるはずだ
次に稀に見る #ヴェブレン効果 にも触れる
④ヴェブレン効果について
同時に紹介しておきたい心理効果がウェブレン効果であるが、配信では中々お見かけしない
ただ、例えば #ポコチャの時間限定イベント(例:まぼろしのプロフィール)などは、これに該当すると思われる
"まぼろし”を獲得するためには、ライバーもリスナーもその価値の高さを想定した配信となる
1時間限定にも関わらず、下手したら数日分のアイテムが飛び交う
入賞したライバーとトップリスナーのみが獲得出来るものだ
その背景にあるものは「自己顕示欲」
特に配信者は勿論、リスナー側の「自己顕示欲」は並々ならぬモノがある
そのいつまで使えるか分からないけど、推しと熱い時間をネットで過ごした証として、プロフィールを推しと共有するために場合によっては「数万~10万単位」が1時間で使われる
自慢したい気持ちのために、高級ブランド品を買う心理と同じだ
そういう意味では、DeNAはマーケティング能力に長けている
また、イベント最中の0:00〆など締め時間前の5分~10分などもこれに該当するかもしれない
但し、配信者は「イベントに入賞する」、リスナー側は「トップリスナーとして君臨する」場合にのみ、「自己顕示欲」が発生するため、他の一般リスナーは蚊帳の外の事も多くなってしまうデメリットがある
ここまで、バンドワゴン、スノップ、アンダードッグ、ヴェブレンの各効果を配信とリンクさせながら見てきた
僕の配信はスノップ寄り、アンダードッグ寄り、稀にヴェブレン寄りであった
目的意識や行動と発揮されているであろう効果は似てくる
多くの人が王道とも言える、バンドワゴン効果を知らず知らず使えるようになりたい・それにすがりたいと思っているから、似たような配信(配信者)の渋滞が起こる
ポジショニングトーク、ただの日常トーク、アイドル気取り、評論家気取り、コスプレイヤーもどき、口喧嘩祭り、出会い厨、etc.それにプラスアルファもない、どの配信アプリでも見かける配信者の事だ
それが時代の波に乗っているうちはおこぼれもあるだろう
しかし、時代はまた刻一刻と配信界でも変わりつつある
規制(例: #ステマ規制 )も制度(例: #インボイス制度 )もそうだ
配信者は自分の配信がリスナー心理のどこに寄ってるのか、配信界も分岐点に差し掛かっている今、分析してもいい時期だと個人的には思う
✧まとめに✧︎
4つの心理効果を配信者目線から綴ったが、1つ大きな事実がある
ネット配信とプライベートは違うという事だ
紹介する曲の歌詞のように「嘘もとびきりの愛だ」と言い切れるようになったら1人前だが、事実としてネットアイドルの99%は嘘をついている
好きじゃないのに「好きだよ」と言えないようではネットアイドルにもなれない
例えば、#YouTuber や #TikToker が突然結婚し、活動を休止する
ファンの中には「嘘をつかれた」、「裏切られた」「ショック」なんて言う人もいるだろうが、「それも前提」でやってるのがアイドルだ
だから「推せる時に推せ」という言葉もある
「アイドルは恋愛しない」「誰かを好きという感情も持ったことがない」「異性に触れたこともない」
それ自体がありえない
でも、嘘に嘘を重ねて重ねて真実に近づけるのがアイドル
僕が交際した人にもアイドル、ネットアイドルはいる
①確実に嘘をついているし、その事は絶対話さない
②誰も恋愛なんてしてるのは知らない
でも、そんな気持ちを持つ権利は誰にでもある
誰でも恋愛する権利がある
ネットアイドルの言うことは「前提として」"嘘もOK”という態度で応援する人が真のファン(リスナー)である
#YOASOBI
#アイドル
#Live
#ArenaTour
https://youtu.be/RzXTe-QfWTw?si=OwevF-1xZkd6ECFZ
©2018 Yuyu#6
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