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あー、それ忍者違いです。

子供の頃、朝起きて枕元にプレゼントと長靴に入ったお菓子が置いてあるのが嬉しくてしようがなかった。
サンタさんからのプレゼントが枕元に届いていた頃は、まだ弟と一緒の部屋で布団を並べて眠っていた。

サンタさんの正体に薄々気づいていた私だったけれど、4歳半下の弟はまだ純粋にサンタさんを信じていて、私も世界の何処かには本物のサンタクロースがいるのだろうと信じたい気持ちが半分は残っていたりもした。
いや、この広い世界ならば何処かにはいるんじゃないかって、今でもほんの数%信じている。

さて、クリスマスが近づくと思い出すサンタさんからのプレゼントの思い出がある。

朝、目覚めると枕元にはサンタさんからのプレゼントが私にも弟にも届いていた。お互い見て見てーと包装されたプレゼントを見せ合い、ワクワクしながらリボンをほどく。私はその時、何をもらったのだろうか?なぜか自分のプレゼントについては覚えていない。
なぜならその日のインパクトは弟のプレゼントの方が強かったから。
思い出も弟のプレゼントだけ鮮明に覚えている。

自分のプレゼントに満足をした私は、さて、弟は何を貰ったのだろうかと、弟の方に視線を向ける。確か忍たまのゲームボーイのソフトを頼んでいた気がする・・・と目を向けた先には、包みをあけた弟が布団の上でポカンとしている姿。
不思議に思い、弟の手元を覗いてみれば・・・・・サンタさーん!!!

そこには「忍たま乱太郎」のゲームボーイソフトではなく「忍空」のゲームボーイソフトが。いや、惜しい・・・惜しいけれども・・・どっちも忍者といえば忍者だけども・・・やっぱりサンタさーんっ!!!

そっと部屋を出てママンにちょっと忍者違いが発生しているんですけど、と告げる。ママンもママンで驚きながら一緒に弟の元へ。

泣いたらどうしよ?どうごまかそう?とか子供ながらに考えつつ部屋に戻れば、何事もなく、ニコニコしながら忍空のゲームの説明書を黙々と読んでいる弟。
そして、貰ったプレゼントを自慢げに見せてくる。

あっ、良いんだ!?忍たまでなく、忍空だけど良いんだ?

当時、ちょうど忍空のアニメもやっていて、テレビっ子な私と弟は勿論見ていた。確かジャングルの王者ターちゃんとかもやっていた時期じゃないかな?
風介と藍朓と橙次・・・懐かしっ!

まぁ、本人が満足しているなら良いかと、弟のクリスマスプレゼントは、そのまま忍空のゲームボーイのソフトへと変更された。
そして、我が家ではサンタクロースは歌で歌われるだけあって、やっぱりあわてんぼうだねぇ、外国の人だから忍者の見分けがつかなかったんだねぇ、という結論で落ち着いた。

けどさ、そのゲームってのが結構面白くて、かなりプレイしたので結果オーライだったのかもしれない。
思い出したらちょっとやりたくなってきた。双六ゲームだった気がするのだよね。だから、幼い弟でも楽しめたのかも。

今でもこの時期になるとそんな思い出がよみがえるのだけれど、当時の弟は本当純粋で可愛かったなぁ。今、当時の弟が目の前に現れたら、「待ってて、じゃあ姉ちゃんが忍たまのゲームは買ってあげるから」ってホイホイ与えちゃいそう。
間違っても現実世界の弟にはそんなことはしないけど。

▼あわてんぼうのサンタクロースからプレゼントされた忍空のゲームソフト

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