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ako
2020年5月10日 13:56
「空気を取り替えたい」そう思ったことはないだろうか。湿気がジメジメとまとわりつくこの季節、私はお香をお勧めしたい。部屋を薄暗くする。お香に火をつけ床に置く。煙が立ち上り、それらをゆっくり吸い込む。すると鼻、気管、肺、細胞のムードが変わる。甘いお香なら柔らかく、すっきりとしたお香なら細胞が凛とする。お香が燃焼する15分の間にこうも変わるのかと毎度驚き笑ってしまう。
2020年4月8日 21:43
以前、ふらりとアンティークショップに立ち寄った。そこは路地を入って、狭い階段を上がったところにある。「あら、いらっしゃい。ゆっくり見ていらして。」グレーヘアのご婦人が笑顔で迎え入れてくれる。レースやお人形、ボタン、アクセサリー、食器などフランスのアンティークが集まる宝箱みたいなお店。「気になるものがあったら仰って。見せて差し上げますから。」お言葉に甘えて赤い手を模したブローチを
2020年3月9日 19:47
ひと瓶の香水を使い切るのに約二年。その間に理想の自分に近づけるよう、毎日手首に祈りを込める。ひとつ前は桃、桜、はちみつの香りがする甘めの香水だった。 人に自分の気持ちを言うことがあまり得意ではなかったので、素直に甘えることができる可愛い女性になりたいと思った。 この香水をつけはじめて二年が経ち、ようやく最近「さみしい」と言える。元彼に「人間味がない」と言われ「なんだとこのやろ」
2019年12月27日 00:20
胃の中に胃があるような、あるいは喉元で魚が行き来しているような感覚に襲われる。定期的にこのような虚無や孤独感に苛まれるが理由はわからないあったらどんなに楽だろう。人に話せば解放されるかもしれないけれどこの感情を言葉にのせることができない。 だからこそ苦しい。 埋め合わせの言葉を発しても、それは望んだものではないし非道く卑しいものになってしまう。 今は極力人に会わず、口
2019年11月12日 21:53
人の思いやりにふれるたび、自分は欠けていると気づかされる。最近でいうと祖母だったり、お着物の先生だったり。思いやりって気遣いとは違う。 ひとつ思ったのは自分の利害関係なく、相手のために行動するものなのかなと 「情けは人の為ならず」という言葉がある。 今まで「情けをかけるのは相手のためにならないからほどほどにね〜」って意味かと思っていた。 しかし「情けは相手のた
2019年11月11日 12:13
と私は呼んでいる夢で見た風景がふと脳の中で再生されるのだ。ちなみに正夢ではなく、デジャヴでもないなんて名前の現象なのか定かではない。(とりあえず私は「夢の逆流」と呼んでいるが)脳内で今ある現実と夢の風景が多重露光で撮った写真のように重なり合う。その瞬間胃が沸騰し、脳まで込み上げてきてどうしようもなく気持ち悪くなるのだ。しだいに夢と現実の境目がわからなくなり、吐き気を催す。
2019年11月4日 15:04
詩は感情の墓場。もう縋れないと分かっているからこそ形に遺して弔わなくては気が済まない。 毎日墓参りに追われて、涙を流す暇もない。
2019年11月4日 14:48
私は髪の毛が長いから引き寄せやすいのでしょう。だから切ったわ、掴めないくらいに。なのに、どうして、もうないはずの髪を引かれている。
2018年10月11日 22:07
2018年10月5日 00:14
2018年10月3日 17:43
2018年9月30日 16:54
2018年9月30日 13:00