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脳内エクスチェンジャーレポート
また寺越から連絡がきた。
いつものように説明はない。相変わらず全く意味がわからない。今回は自分の仕事で忙しいため断りのLINEを入れた。ただ寺越はしつこい。
”中谷さんの空いてる時間だったらいつでも開園しますんで是非きて下さい!”
と連絡がくるが、また断る。
”そうですか、残念です。これそうだったら開園するんで連絡下さい”
これで終わらないのが寺越だろう。
そもそも開園ってなんなんだ
世界一小さな芸術祭2023レポート⑦〜閉幕〜
様々な人達が酒を酌み交わし話している。
こっちの人達はスーツ姿で仕事の愚痴でもいってるのだろうか、あっちの盛り上がっている人達は久しぶりに集まった友人同士だろか、あそこの距離が近い二人は恐らく恋人同士だろう。
私達はどういう人達にみられるのだろうか。
世界一小さな芸術祭2023がこの日で閉幕した。
最後の石谷力さんの公開クリエーションを終えて、寺越がこの日見に来てくれた人に向けて”ちょっと軽
世界一小さな芸術祭2023レポート⑥〜葛藤そしてふっきれる〜
いつもの中華店でインタビュアーのゴン田中(通称ゴン)を待ちながら大好物である蒸し鶏ピータンを食べ、瓶ビールで喉を潤せながらこの芸術祭の事を考えていた。
11月29日から始まり(寺越曰くもっと前から始まっていたらしいが)12月28日で閉幕のようなのでもう終盤に差し掛かっている。
私とゴンは何度も野外で行われる三組の創作過程に足を運び、唯一文章のみで表現している石井理加さんのnoteもみながら盛り
世界一小さな芸術祭2023レポート⑤〜はとのいえ「ねりけし」〜
「今回明大前じゃないですか!まず鷹の目いきましょう、ケイさん」インタビュアーのゴン田中(通称ゴン)はラーメンが好物だ。鷹の目とは明大前駅の目の前にある二郎系のラーメン屋らしい。
私はあまりラーメンは食べない。ましてや二郎系というとマシマシ、アブラ多めなど胃に多大な負担があるイメージが強いので遠慮しとく事にした。
「え〜いかないんすか!めちゃくちゃうまいのに‥おれ食べてからいきますね!」
ゴンは颯爽
世界一小さな芸術祭2023レポート④~石井理加再生への道〜
最近インタビュアーのゴン田中(通称ゴン)とよく会い世界一小さな芸術祭の話をする。私もゴンも公開クリエーションに何度か足を運んでおりそれぞれの進み具合を興味深くみている。
流石、世界一小さな、と銘打っているだけあってこの芸術祭が行われている事を知っている人は私の周りには勿論いない。そして知っている人がいるかどうかも怪しいところだ。ある種の優越感と疎外感を抱きながらも二人で盛り上がるにはもってこいのネ
世界一小さな芸術祭2023レポート③〜石谷力「審判」〜
中野はゴン田中の住む街だ。ゴンと打ち合わせをする際は中野が多く、よく中野駅を利用する。
折角だからゴンも誘って石谷力さんの公開クリエーションを見に行く。「何をやるんですかね」とゴンは目を輝かせながら聞くが私には勿論わかるはずがない。
タイトルをみると、自分を追い込むたった一つの方法「審判」冒頭10分とある。「審判」の冒頭10分とはどういうことなのだろう。考えても寺越のやることはわからないので指定の
世界一小さな芸術祭2023レポート②〜佐藤紘子×橘佳世「∞」〜
佐藤紘子×橘佳世「∞」公開クリエーションにて
寺越に公開クリエーションの場所を聞いて経堂駅を降りた時にふと思った。そういえば私から能動的に動くのは始めてかもしれない。最近の私はどうかしてるのかもな。
経堂駅を降りたのはもう随分前だろう。こんな駅だったのかとゆっくり辺りを見ていると駅の横のほぼ隣あわせの商業ビルに立派な大階段があり、そこに彼らはいた。二人の女性は参加者の佐藤紘子さんと橘佳世さんだろ
世界一小さな芸術祭2023レポート①〜寺越インタビュー〜
寺越から上のようなLINEがいきなり届いた。
相変わらずわけがわからない。
2022年と23年の今まで私は仕事が慌ただしかったため寺越の企画の記事を暫く書けていないでいた。今は落ち着いていて少し寺越の話しを聞いてみたくなり会うことになった(こういう風に考えてしまう私はどうかしているのだろうか)
しかしまた芸術祭をやるとは何を考えているのだ。折角だからとインタビュアーのゴン田中(通称ゴン)に連絡し
「大島のボレロ」レポート
また寺越から連絡があり伊豆大島行きのフェリーにのっていた。断ろうと思っていたが仕事のパフォーマンスが上がらず何かを期待して、そして何より伊豆大島という場所に興味を覚えて気づいたら行き方を調べていた。私は何をやっているのだ。
急遽日程が空いたインタビュアーのゴン田中(通称ゴン)と共にいくことに。ゴンは世界一小さな芸術祭の時に寺越に一度インタビューしたことがあるらしく興味深げにこの話しにのってきた。
世界一小さな芸術祭No4〜人間音声ガイダンス
座椅子に座り、しばらく時間が経過していた。
さて帰路につくかと腰をあげようとした時、あることを思い出した。
人間音声ガイダンス!
これは一体なんなのだろう。
無性に気になり寺越にメールを送り人間音声ガイダンスをお願いする。
すると
「少しお待ち下さい」
と寺越から返信があった。
座椅子に腰を下ろして今しばらく待とうとしていたその矢先、寺越がとんできた。
「人間音声ガイダンスをありがと
世界一小さな芸術祭No3〜繋がっていく〜
真ん中にある座椅子にしばらく座っている。
周りの作品と線に囲まれていて心地よい。
この空間の心地よさを更に引き上げているのが入ってきてからずっと流れているラジオだ。
これも作品なのだろう。
楽しそうでいて何よりパーソナリティの声が柔らかで耳に心地よい。言動から察するにとても優しい人なんだろう。線をみたら全員と繋がっている。
「アトリエ憩」というラジオで小川じょうじさんがパーソナリティとなりゲス
世界一小さな芸術祭レポートNo2〜扉を開ける〜
この扉の先には何があるだろうと期待と恐怖を感じながらドアノブに手をかける。
何だこれは?青葉荘竹?
文字が一面に書いてあり、ところどころに穴が空いてる。読むとどうやら覗き見パフォーマンスとして行ったものを展示物に変換してあるようだ。
どうやら穴から覗くものらしい。
恐る恐る覗いてみた。
ビールの空き缶とタバコの空箱でいっぱいの汚れたシンク、「アイツムカつく」「酒飲むしかない」「誰かと飲みた
世界一小さな芸術祭レポートNo1〜鍵からドアへ〜
ある日寺越から連絡があり
「世界一小さな芸術祭をやるのでレポートを書いて欲しい」
とお願いされた。
世界一小さな芸術祭?何だそれは?
私は説明を求めたが寺越は
「話してしまうと面白くないので見てくれた後いろいろ説明します」
と言われた。
相変わらず強引で意味不明だ、寺越という人間は。
たまたま時間が空いていたので教えられた住所へ向かった。
うん?ここか?
普通の家だが、ここなのか?
「マスクオンマスク」エキシビジョンマッチ
2021年12月に行われた世界一小さな芸術祭2021(出会った人と作っていくぜ東京芸術祭)で 「マスクオンマスク」エキシビジョンマッチが実は人知れず開かれていたんです。
近くの幼稚園の園児達がたくさん遊んでいる公園にゲリラ的に乗り込んで「マスクオンマスク」をやりました。
その時の模様を戯画リンピックライターの中谷計さんがまたもや書いてくれています。
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自分の感