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with グリーフ②~亡き父の聖地巡礼をするまで~

ごきげんよう🍒アカチェリーナ4世です🤙🏻👈🏻

前回から始まった新しいシリーズ
「with グリーフ 聖地巡礼』の2回目です


皆さんどんな感想を持ちましたか?
受け入れてくれたかなぁ?
読み続けてくれるかなぁ?
とちょっと不安に思ったのはここだけの話笑
(すぐ不安になるタイプ笑)

さてさて
前回父親のことを
怖いとかヤクザ顔とかおっかないとか口下手とか
悪いことばっか言いましたが

今日は父親の良いところ
ちょっとは言えたらいいな笑



まぁ、黙ってるか怒ってるかの印象しかない
父親との思い出ですが


私は小学校に入ってから
陸上クラブに所属していて
長距離選手だったのもあり
地域のマラソン大会にはほぼ全部出てました


その中で親子マラソンに出たことが一度だけあって

親子で走るマラソン、
ってまんまなんですが

ルールが
「スタート時とゴール時に
親子は手をつないでいないといけない」

だったんです

長距離選手って言うくらいだし
私が一人で走れば
そこそこ早い、と思う

でも父親は平均的な
中年男性の体力しかないので

私は父親と一緒に走る
なんて気はさらさらなく
スタートしてちょっと一緒に走ったら
父親を置き去りにして
ゴール地点で待ってることにしました

それを母親経由で父親にも
伝達済みで
私たちはスタート地点に向かいました


オリンピックにも使われたことのある
屋外競技場のスタート地点には
たくさんの親子が並んでました

肩車したり楽しそうに話したりしてる親子がいて
和気あいあいとする中

私と父親は一言の会話もなく
顔を見合わせることもなく
ただ横並びに並んで立ち
私はずっとあさっての方を向いてました


父が実は私を見つめてくれてたんだったらいいな、という気持ちを込めたまなざし

家庭の中で
怒る時以外ほとんどしゃべらないけど
言うことは絶対聞かないといけない
亭主関白
家庭ヒエラルキーの頂点

そんな役どころの父親に対して
恐れ・無関心
以外の感情がなかったので

父親と手をつなぐことに
抵抗感がありました

普段手なんかつないだことないのに
どうやって父親と手をつなぐ
タイミングを掴んだらいいのかも難しくて
恥ずかしいなぁ~


と思っていたら
父親がおもむろに手を出してきて
父親と手をつなぎました
ゴツゴツした手で
野球のキャッチャーミットみたいだな
と思った記憶があります


スタートして手をつないでいないと
いけない区間を過ぎたら
予定通り父親をおいて走り去りました


10番以内に入ってゴール前に来ましたが
父親はその後200番目を過ぎたくらいで
ヒーヒー言いながらゴール前に来て


また手をつないで
ゴールしました


父親は野球やラグビーをやっていたことがあって
母曰く『運動神経バツグン』
らしいですが

私が生きてる中で
父親の運動神経バツグンな所は
一回も見たことないっていう笑

ほとんど運動してる所なんて見たことないし
たまにゴルフの打ちっぱなしに出かける位で

子供のマラソンに付き合うからって
事前に走り込むとかもしてないし


noter友達でも
走ってる
と書かれてる方がいますが
純粋にすごいな…!
と思ってます

私は気管支喘息が再発したせいなのか
起立性調節障害やら自律神経失調症が持病だからなのか
体力が、ない!笑


激しい運動はもう無理かも
今マラソン走ったら父親と同じタイムじゃないかな笑



こうやって2回目まで書いて
父親との関係って
私が思ってたよりも希薄だったんだな
って気づきました笑

withグリーフ父親
今のところ順調に進んでおります



『グリーフ』ってなぁに?&連載のきっかけ


この辺で『グリーフ』という言葉と
この連載を始めたきっかけについて
軽く触れておきたいなと思います

私が『グリーフ』という言葉を知ったのは
今から7年くらい前で

当時私はですね
ブラック企業での強制労働で
自律神経失調症がひどくなりすぎて
寝たきりになってたんです

黙ってると体中が痛いとか
気持ち悪いとかが辛くて
自殺の方法とか
調べ始めちゃうんで
(不穏でごめん笑)

寝ながら本を見て
気を逸らせてた時に
書いてあったんですよ


グリーフって日本では全然聞かないけど
海外ではポピュラーらしいです

人が死んだ時に
辛いからって見ないふりしたり
黙って押し込めてたら

悲しみからいつまでも
抜け出せないので

死んだ人の思い出を誰かに話したり
同じ境遇の人の話を聞いて共感したり
たくさん泣いたりして

少しずつ死を受け入れて
立ち直っていくそうです


各段階で人と故人について話そう。たくさん話そう



人を亡くしたらグリーフ作業をした方がよい
と知ったときに
父親の死を5年も引きずってたのは
そういう訳だったのかな、と思いました

なんか、言いにくいんですよね
線香あげに来てくれた友人とかに
うちの父はこんな人でね~
みたいな話は

逆に向こうも気を遣って
聞かないようにしてくれてる感すら
あって


でも私は当時
たった1人しかいない自分の父親が
この世界から消えたという事実が
あまりに寂しくて

父親について話したい
皆に父親が生きていたってことを
知ってほしい!

とすごく強く思っていました


ですから
父が亡くなってもう12年経ちますけど
今更ですがあの時の思いを叶えて

noteで父親のことを話して
『グリーフ』っていうのを
やってみたいな

と思ってこの連載が始まった訳です

なので
この連載が終わったら
私の父への気持ちがどう変化したのか
を最後に書いて
皆さんと気持ちを共有したいなぁと思ってます




*********巻末CM**********
優しいお父さんに憧れる
アカチェリーナ4世ですが

真面目な面もあってですね
普段はシンガーソングライターとして
『辛い気持ちを口にだして伝えていくことで
皆で自分の辛い気持ちを言えるようになろう』と
いうメッセージを発信しています

公式HPにたくさん自分の気持ちを載せているので
見に行ってみよう


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