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食に関する情報と作ってみたいレシピ! 食べること、作ること、そして、栽培することにも興味ありな私の琴線に触れたマガジンを集めています。
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#野菜料理

空芯菜のにんにく炒め

空芯菜のにんにく炒め

茎はシャキシャキ、葉はしっとり食感が楽しい空芯菜。
にんにくたっぷり入れて、さっと炒めると、
やみつき!箸が止まらない一品です。

材料
空芯菜 ... 1束
ごま油 ... 大さじ2
にんにく ... 3かけ
ナンプラー 小さじ2

まずは、にんにくを皮ごとつぶす。

ごま油をフライパンに入れる。

にんにくを入れ、弱火にかけておく。

その間に、空芯菜を5センチ程度

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「人の手をかけない」という究極の料理の楽しみ

「人の手をかけない」という究極の料理の楽しみ

オーストリアはオーガニック先進国だ。1960年代からオーガニック普及の動きが始まり、今や農地の約20%がオーガニック農法の基準で耕作されている。オーストリア独自のオーガニック認証基準はEU基準より厳しく、スーパーに行ってもBio(ドイツ語でオーガニック)の文字が目立ち、特別なものではなく普通に買物の選択肢に存在する。

そんな食材への意識の高さもあってかなくてか、ウィーン市内各地に立つ毎週土曜日の

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BLTサンドイッチの作り方〜主役は誰なのか問題〜

BLTサンドイッチの作り方〜主役は誰なのか問題〜

今週のcakes連載では『究極の卵サンド』をとりあげますが、こちらではBLTサンドイッチをつくります。BLTサンドイッチのアルファベットはそれぞれの食材の頭文字、すなわちベーコン(bacon)、レタス(lettuce)、トマト(tomato)を指します。この3つの食材とパンのバランスをどうとっていくか、という部分で個性が出ます。

cakesの連載で詳しくとりあげますが、サンドイッチをおいしくつく

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ニンジンのサラダ 味の違いは塩を振るタイミングにあり

ニンジンのサラダ 味の違いは塩を振るタイミングにあり

パリにある三つ星レストラン「アルページュ」は野菜料理で有名。シェフのアラン・ パッサールさんは火入れの的確さで名が知られたシェフでしたが、狂牛病騒動などをきっかけに野菜料理の探求にのりだし、現在も三ツ星を維持しています。

数年前にアラン・パッサールさんが「le point」というサイトで野菜料理の連載をしていたのですが、その一つで『ニンジンのサラダ』を紹介していました。その作り方がちょっとおもし

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夏野菜の煮物の作り方~味の組み立て~

夏野菜の煮物の作り方~味の組み立て~

夏野菜の煮物といえばラタトゥイユが有名ですが、今日は和風。とはいってもラタトゥイユと味の組み立ては同じです。まずは材料のご紹介から。

材料
茄子 2本 180g相当
ピーマン 4個 100g強
赤ピーマン 3個 100g
かぼちゃ 350g(正味300g)
ごま油 大さじ2
砂糖 大さじ2
醤油 大さじ3
酒+水 100cc

材料は夏野菜ならなんでもOKですが、かぼちゃのかわりにズッキーニで

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舞茸のポタージュの作り方

舞茸のポタージュの作り方

基本のピュレスープの作り方シリーズ。今日の材料は舞茸です。必要な機材はミキサー。というか、キノコのポタージュはミキサーの進化によって格段においしくなりました。キノコ類にはあの厄介なデンプンが含まれていないので、ミキサーに長くかけても大丈夫。簡単に滑らかな舌触りを得ることができます。

舞茸のポタージュ 2人前 舞茸 180g相当 バター 20g 水  200cc 牛乳 300cc 塩  小さじ

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ごうしゅいも(源平いも)の塩煮

ごうしゅいも(源平いも)の塩煮

日本で食べられている野菜は大きく「F1種」と「在来種」の2つ。F1はFilial 1 hybridの略で、異なる品種を交配するとその一世代は形質が安定する(小学校で習うメンデルの優性(顕性)の法則を思い出してください)性質を利用したもの。F1種は品質や収穫時期を揃えたり、病気への耐性がある品種を交雑させることもできるので、一気に普及しました。

一方の「在来種」(固定種とも言います)は地域で育てら

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トマトの冷たいスープ、ヨーグルト風味の作り方

トマトの冷たいスープ、ヨーグルト風味の作り方

トマトの色とほのかな酸味、ヨーグルトのクリーミーな酸味を味わうちょっとレトロなスープです。

今回、紹介するトマトの冷たいスープは僕が尊敬する辻静雄の著作からのアレンジ。こちらの本に掲載されているオリジナルは玉ねぎ以外ににんじん、セロリなども用いるなど材料が多いので(出来上がりの量も相当できます)、香味野菜の量もぐっと減らし、ざっくりとシンプルにしています。それでもこのスープを作ることで、なにかを

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グリーンピースのポタージュの作り方

グリーンピースのポタージュの作り方

野菜のピュレをベースにしたスープの基本レシピです。三十年くらい前からこういったスープのベースにはブイヨンではなく、水を使うようになりましたね。昔は玉ねぎを炒めて甘味とコクを出していましたが、今は入れない場合もあります。そのほうが主素材の味がすっきりと出るからです。食材の質が高くなった現代的な調理法といえます。

グリーンピース 300g
塩      小さじ1/2
グラニュー糖  小さじ1
水  

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カポナータについての考察(ラタトゥイユとの違いとは)

カポナータについての考察(ラタトゥイユとの違いとは)

カポナータとラタトゥイユは似て非なるもの、と以前、書きましたが、今回の料理はカポナータ。日本のイタリア料理店に行くと大抵、トマトソースで煮込んだ(あるいは和えた)揚げ野菜(あるいは炒めた野菜)がでてきます。使われている材料はトマト、ナス、ズッキーニ、セロリといったところ。

ネットにも様々な情報が飛び交っています。そもそもイタリアとフランスという違いはありますが、例えばずばり解説というサイトにはカ

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