青虫うにぽよ

誤字を見つけたら教えてください。ツイッターに投稿した一次創作小説を加筆修正しまとめてい…

青虫うにぽよ

誤字を見つけたら教えてください。ツイッターに投稿した一次創作小説を加筆修正しまとめていきます。 作品紹介はプロフィールを参照ください。 同性同士でのキスやハグ程度のスキンシップ描写が含まれます。該当話ごとの個別の注意喚起は行っておりません。ご容赦ください。 更新は気分です。

マガジン

  • 掌編・短編小説

    五百から二千字程度の短い単発小説をまとめています。末尾記載の日付は初回公開日、日本語はタイトルの日本語訳です。

  • ④彼は如何にして迷える子猫となったか。

    Comment il est devenu un chaton égarée. 北の教会にての前日譚。全三話。

  • ③私はあなただった。あなたは私になるだろう。

    Tu fui, ego eris. 彼の墓を訪れる話。タイトルはエピタフです。全三話。

  • ②私のかわいい子猫ちゃん

    Mon petit chaton. 青年の罪とそれを赦す悪魔の話。全十六話+後日談。

  • ①北の教会にて

    A l'èglise du nord. 悪魔と子猫の出会いの話。全四話。

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4/25更新【参考】推奨閲覧順リスト

概要 話数が100近くなってきたため、下記に作者が推奨する閲覧順をまとめました。 今後も時…

青虫うにぽよ
3か月前

sans titre

 ただ暑かった。体中から汗が吹き出し、それに加えて触れる先なにもかもが湿っていた。汚れを…

青虫うにぽよ
3か月前
2

La pause pipi -side Ben

「アイツのことどうしたいんですか」 「あいつ? アレクサンドルのことかな」 「他に誰が」 …

青虫うにぽよ
3か月前

彼の名はレオ

 何度目かの訪問にいまだ慣れない心地で司祭館の玄関ドアを叩いたアレクサンドルは、腕時計を…

青虫うにぽよ
3か月前
1

déjà-vu

 夏の日差しの強さを和らげる風に加え、庭でさえずる小鳥の鳴き声が耳に心地良く、薄暗く涼し…

青虫うにぽよ
3か月前

「私のものになって」

 止まりかけた呼吸に喘ぐように体を捻り、ずるりと落ちた布団に巻き込まれて床に着地した衝撃…

青虫うにぽよ
3か月前

Sentimental

 灯りを消していくらかの時間が経ち、司祭はとっくに暗闇に慣れた目をしばたかせた。天井は変…

青虫うにぽよ
3か月前

After one night,

 決して広くはないベッドで、隣で眠る人が寝返りを打つ振動に夢の輪郭が一気にぼやけた。先程…

青虫うにぽよ
3か月前

1959 シャトー・ラフィット・ロートシルト

「なるほど、これが正解か」  つい先程まで饒舌に話していたのが落ち着き、グラスを握って鼻…

青虫うにぽよ
3か月前
1

独り善がり

 腰に響く揺れに覚めた目が、タクシーの中と思われる窮屈そうな自分の足元を映した。通り過ぎ…

2

贅沢者

「どこが好きなのよ」 「なにが」  どうやらこの後か明日に約束があるらしい「憧れの紳士」に…

1

call my name

「シャルマン」  確かに目は合っているのに呼んでも返事も動きもないことに、会話途中で気付…

3

ぬるま湯

 目を開けても、そこにはぼんやりと霞む天井と、自分の髪や鼻や口から立ち上る気泡しか見えな…

甘いのが好き

 ノックの音にすぐに開いた玄関扉の中から、いつもどおりのゆるやかで色っぽい笑顔が現れる。…

2

それは瞳の色に似て

「質問しても?」  キッチンでりんごを剥くシャルマンの横で作業を観察していたアレクサンド…

1

le prince charmant

 アレクサンドルは久しぶりにこんな時間まで眠ったと、丸め込んで抱えた布団を退かし慣れた様…

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