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本を読んだり絵を描いたり、お散歩したり考えたり。

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最近の記事

怒りの平和

なんだか気になることって人によって違って、 例えば幼い頃の私は、 寝室で母が携帯をいじる時がとても嫌だった。 もちろん子供だったから、携帯より自分の話を聞いて、触って、愛してるよって伝えて欲しかったのもあるけれど。 (母はいつも言葉でも態度でも伝えてくれていたけれど、私は貪欲にももっともっと欲しいと思っていたようだ、恥ずかしいね。) 昔の、パカパカするタイプの携帯は、 スマホとは違って、ボタンが沢山着いてて。 押すと、爪やら指やらが当たって、ボタンが底について、1つずつカ

    • 1000年と50日間

      昨日の記事で連続更新50日目を達成してしまった。 本が大好きで大好きで仕方ないので 備忘録的に始めたけれど、 大好きな本はしっかり紹介したい気持ちと、 せっかくだから毎日更新したいという気持ちがせめぎあった結果ほんとに綺麗に半分くらいは本の話、半分くらいはつらつらとひとりごとを綴ってしまった。言葉尻や表現の誤りを見返すことも無く思ったままに発した言葉の羅列で、恥ずかしいなぁ。 どこかで毎日更新やめて、 本を読む時間と、しっかり考えてまとめてから書く記事にしたいと思って早5

      • 東京五輪とか夫婦別姓とか

        今日のニュースは、 東京五輪に特別枠ができて、お偉いさんはオリンピックを見て楽しめるってこと、 夫婦別姓を違憲として最高裁迄行ったけれど、棄却されたこと。 情報は早くなって、 今まで知るはずのなかったことまで耳に入るようにはなったけど、 根本的な所が変わったわけではない。 私たち普通の人が帰れるのはせいぜい、 家族や恋人、友人の今日の夕ご飯の献立くらいで。 だったら知らない方が幸せに生きれたのかな? 誰もいない大きくて立派な祭壇の中で、 特権階級の一部の人に対して、

        • IWGPとかGTOとか

          こんばんは。 夜、何して過ごす? 今はね、ずっと自粛期間だから、毎日家にいてね、 戦国無双したり、本読んだり、漫画読んだり、映画したり。 あとはずーっと仕事してる。 ごめんね青春がとってもすきで、 なんだろな、テンポ感かな。 ブラックタイガーリサがめちゃすき。 それでね、最近パラビにごめんね青春が追加されたから、 この2週間は一杯ドラマみたの。 ごめんね青春、金八先生と、GTO、 IWGP、うぬぼれ刑事、勉強させて頂きます こう見るとただただクドカンのことがすきなん

        怒りの平和

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          シルクロード・ハイウェイ・スター/紅坂紫

          最近は暑い。 今日は夏至だったらしいけれど、 毎年夏になる度に、こんなに暑かったっけ? ってお定まりの文句を並べてしまう。 日本人の私たちは、 世界的な大会であるオリンピックが、 世界戦争をしているようなこの状況の中でも開催されることにさえ興味は薄く、あぁ、やっぱりかと希薄な絶望を募らせる。 若者に出会うことは少ないし、 右も左も厳しい顔をした乾涸びたような老人ばかり。 シルクロードのあった場所はきっと違ったし、きっと違うまま、舞台はシルクロードの記憶を持った未来。

          シルクロード・ハイウェイ・スター/紅坂紫

          デリカシー体操/ヨシタケシンスケ

          忘れたことすら覚えていない、どうでもいいものたち。の、話。 ・怒っちゃったので機嫌が悪い ・ホラ、やっぱり読まなかった(積読) ・どっかから逃げてきたとこまでは覚えてる ・今日やっておいた方がいいことが5つあったとして下から2番目って何? ・成年向け雑誌 雑誌向け成年 ・誰かが布団をたたいてる日曜の昼前 こんなノートの端の落書きのような愛おしい日常が ずっとずっと淡々とイラストに添えて書かれている そんな本です。 毎日をただ過ごしていると、 自分の感じたことも、考えたこ

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          Cruella

          映画クルエラ見てきたよ! 予想以上にとても面白かったのです〜面白かったの〜 クルエラだけで47種類の衣装があったそうで、話が云々じゃなくても衣装や街並みの煌びやかさだけでも十分楽しめる! 伝統的な形式美への 反逆的な先進性てかっこよく見えるよね。 よき。

          Cruella

          コンビニ兄弟-テンダネス門司港こがね村店-/町田そのこ

          待って今気づいたことがあります、 この本、タイトルで盛大にネタバレしてるな…?! 基本的に難しいこと考えずに、 言葉そのまま、流れそのままに物語を楽しむタイプの私です。 皆さんはどうやって楽しむ人ですか? 小説もドラマもね、 考察してる人、今たくさんいるじゃない。 それこそnoteやyoutubeで、 タイトルの頭文字打っただけで、 溢れるように感想やなんやが出てくるものね。 すごい時代ねぇ。 そのまま素直に読むタイプの私、 やっぱり町田そのこさん、 私は夜空に泳ぐ

          コンビニ兄弟-テンダネス門司港こがね村店-/町田そのこ

          ”文学少女”シリーズ/野村美月

          ときたま思う、 自分の生きる養分は、 食べ物からでなく、物語から吸収してるんじゃないかな? 絵本もノンフィクションもSFも漫画も問わないけれど、 私には物語が必要だ。 朝起きて仕事してご飯食べて仕事してご飯作って食べてお風呂に入って寝る間にたくさんの物語を食べないと、あれ?何してたんだっけ?って気持ちになる。 物語は不思議だ。 料理本や自己啓発本、研究書のように なにかに役立つ情報が載っているわけではない。 それでも、物語を読むと、 その人の人生をその人の目で生きる

          ”文学少女”シリーズ/野村美月

          いいわけだけれど。

          PMSしんどくないですか? おなか痛いし眠いし息苦しいし寝つき悪いし なによりだいすきな人にさえ イラついてしまうのが 個人的には一番苦しいです。 普段は気にも留めないようなことが気になって、 火が付いたみたいにイライラが止まらなくて、 だめだ~ってわかってるから外へ出さない様に急に無言になってしまって、 触れて欲しいのに触れられたくなくなる。 なんの試練!? 普段は人の3倍くらいニコニコしてるのが災いして、ただ表情つくれなくなってるだけなのに必要以上に機嫌悪い?って言

          いいわけだけれど。

          九龍ジェネリックロマンス/眉月じゅん

          漫画~~ 懐かしいは恋しいってこと? 人を好きになるって「なに」に対して? あらすじ説明しようとすると 秒速でネタバレしてしまうんだけど、 一言で言うとただただエモい!!!! って感じ。最高。 大人になってからの恋とか愛とか、 真夏の労働だよね。 キンキンのビールがセットです。 どんなに整備して綺麗にしても、 懐かしいものは消しきれない。 見たことない景色でも、 なんでか懐かしくなるって絶対感じたことあると思うの、例えば、昭和のポスターや駄菓子屋さん。 となりのト

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          幼い時から一緒にいて

          お兄ちゃんとお姉ちゃんが同級生で、 部活の後輩が妹、 今日はずっと近くで育ったそんな幼馴染の結婚式。 髪の毛がもしゃもしゃで硬くて、 クジラの絵が上手で、 図工や技術はいつもすごくて、 気付いたら小さな小さな鶴を作っていたりする。 話すのがへたっぴで、 サッカーゲームがすきで、 チョコボールの動物がたくさんで、 モコモコの犬を飼っていて、 夏は甚平を着ている。 へんてこな彼は、 気付いたらやさしい彼女と もしゃもしゃの髪の男の子の新しい家族を手に入れた。 大切にね、幸せ

          幼い時から一緒にいて

          戦うことと思うこと

          戦国無双にハマってる、 むしゃくしゃしてる時にはじめてして、 無双の快感に目覚めたというか、なんというか。 ゲームをしてた、小学生中学生くらいの頃は、 ぼくのなつやすみとか、牧場物語とか、 太鼓の達人やマリオカートの平和系しかしたことなくて。 キングダムハーツやゼルダ、 モンハンも専ら見る専門で。 初めて自分で操作する戦う系のゲームは、 驚くほど楽しい。 河童先生こと少年Hが、 銃で的を狙うことと、 人に向けて撃つことについて話してた。 銃が的に当たるのはみんな楽し

          戦うことと思うこと

          52ヘルツのクジラたち/町田そのこ

          52ヘルツのクジラ、じゃなくて、 52ヘルツのクジラ「たち」なんだなって思った。 クジラは歌う、 海の中で、仲間と一緒に。 それは数字でいうと10~39Hz程度の周波数の音で、 歌声は会話で、仲間たちとの繋がりで、 生きていくためにはきっと必ず必要なものなんだろう。 人間の中には優しい人も怒りっぽい人も、 肌の色が違う人も足の遅い人もいるように、 クジラにもいろんなクジラがいる。 主人公と一時だけルームシェアをしていたその子がくれたMP3には、 52ヘルツのクジラの歌

          52ヘルツのクジラたち/町田そのこ

          少年H 下巻/妹尾河童

          下巻、読み終わりました。 戦争の渦中の日本、 天皇様の神格化、 あの戦争ってなんだったの? どんな教科書を読むより、 どんな再現ドラマを見るより、 ずっと本当の戦争がまっすぐな目で見て、綴られる。 苦しくて痛くて、 でも知っておく必要のあるお話だったのです。 本当に、河童さんがこの本を書いておいてくれてよかった。 美化もせず、嘘もつかず、本当にただあったこと、思った事を率直に綴るのって本当に難しい。 中でも主人公Hが終戦直後に感じた5つの質問は、 どう思っていたのか

          少年H 下巻/妹尾河童

          あちこちきょろきょろ

          ひさしぶりにひとりぼっち〜とはいえ、 シェアハウスだからすぐ隣に人の気配を感じます。 誰かと一緒にいると 深く潜るのは難しいね。 でもひとりで潜ると、 楽しいはずが寂しくなったり、 潜っちゃいけない所へ潜ったり。 別に派手な生活をしてるわけじゃないのに、 奨学金や資格のローンを返して 家賃と光熱費、交通費を差し引くと、 人にプレゼントを贈ることも出来ないような有様 それでも本を読むのはやめられないし、 本当は美味しい物食べて旅行へ行って、 とびきり素敵な洋服を着て、毎

          あちこちきょろきょろ